2018年12月18日(火)

4:30に目が覚めた、というか目を覚ますように仕向けていた、枕元で何の前触れも無く「本能寺で待ってる」という文言が何かに引っ掛かっているようなそれでいて力強い歌い方で歌われて何かが始まりそうなリフがかき鳴らされた、何の前触れも無くというのは私の認識においてということで、本当はアラームが鳴らされるコンマ何秒か前にiPhoneの画面が明るくなっていたはずだった、内部的にも何らかのプログラムが実行されるということが行われていた。私はその曲をしばらく聞いてから別にメロディの節目でも何でもないところでぶったぎってまた10分後に流れ出すように設定した、それできちんと10分後に再び流れて完全に目を覚ました。外に出ると夜の延長戦だった、そんなに寒くなかった、と思うのは今は暖房の効いた部屋にいるからかもしれない、夜間押しボタン式信号はボタンが押されるまでずっと私の行く手を阻んでいた、押してしばらくすると青になって横断に成功した、中央線に乗って降りた、進行方向左側は朝が始まりつつあったが右側はまだまだ夜だった、南下しているということだった、いつもとは違う夜間用の入り口からビルに入って労働が始まって終わった。

何らかのコートを買うぞ、という意気込みは達成されなかった、長嶋有【私に付け足されるもの】と高山羽根子【オブジェクタム】が買われた、ここまでは予定通りだったが武田泰淳の【目まいのする散歩】もおまけで付け足された、会計に八百円ほど付け足された。
#日記 #エッセイ #小説 #創作

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