2019年1月30日(水)

panpanyaの【グヤバノ・ホリデー】が満を持して発売された、群を抜いて新刊を楽しみにしている漫画家だが一年一冊を基本ペースにしているから買ったその日に全部を読み通してしまいたい心持ちと、細々と読みつついて時間を引き伸ばしたいという心持ちがどっちもある、たぶん二つ合わせて100%を超えるくらいどちらの心持ちも強くある。これを書いている時点では三分の一ほど読んだ、どの短編もよいが所収【いんちき日記術】がとてもよい、架空の場所、架空の出来事、架空の感慨を日記に書いたところで現在の自分以外の人間が読んでそれを架空だ、絶対に起こっていない出来事だと断言することはできない、逆も然りで絶対に起こった出来事だと見なすこともできない。それは未来の自分にとっても同じことで、今日の記憶が薄れた七年後とかの私が今日の日記を読み返してその内容の真偽を真の意味で確かめることはできない、それは「絶対に事実しか書かない」という方針を心に決めて守り通す、そんな具合のこれまた担保が難しいことを続けてその継続を信じるほかない。別にこの日記が事実かどうかなんてどうでもいいことだった、全く適当ではないが本名そのものでは書いていないのも匿名性を高めるという狙いとは別にそういう架空も混じらせて行きますよ、みたいなスタンスの表明であるのかもしれなかった。

残尿感のある終結だが一応プロジェクトは解散に向けて徐々に外部ベンダのメンバーが離任していく、もう会う可能性は限りなくゼロに近い、そういう別れがあった。懐事情には大差がないのに、他の弁当に比して百円ほど高価でたるため今まで避けてきた玄米弁当が二日連続で昼食に選ばれたのはどういうことか。仕事終わりに喫茶店でパソコンを開くということを初めてやった、鯖缶使って作ったパスタが妙に美味かった、鯖缶に対して心よりの感謝が捧げられた。

#日記 #エッセイ #小説 #創作

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