2018年12月22日(土)

今日は寝るのが一番よかった、眠いとき無理矢理頑張ったってたかが知れてる、納得してる、無駄じゃなかった、意味のある一日だった、吉田靖直もそう歌っていた、繰り返し歌っていた、私の耳元で機械を通してそのように歌わせられていた、だから大丈夫だった、意味のある一日だった。

今日やって一番よかったのは睡眠であることは以上のことより明らかだが二番目によかったのは注文していたPCが届いたことだった、いつぞやにひっそり表明した不退転の決意が本格的に有効になってしまうということだった。それでセットアップを行なった、そこにはいつも使っているエディタであるところのMeryをインストールして「#」の文字をアウトライン的に使えるようにしてフォントを游明朝の10.5ポイントに設定して指定桁で折り返すようにしたり、DAZNやNetflixやnote等諸々のブックマークを追加したり、Steamのアカウントを作ろうとして失敗したり、Dropboxから書き溜めたテキストをダウンロードしつつデスクトップに前のPCと同じフォルダ構成を作って落としたファイルをそこに格納したり、Google Chromeのデフォルトのダウンロード先もそのテキスト用フォルダのトップのディレクトリに指定したりする、という諸作業が含まれていた、という文章をなぜか私はiPhoneで書いていた。

磯崎憲一郎【赤の他人の瓜二つ】を読み終えた、視点や時間や空間がかなり無軌道に飛んでいるように見えて表題の瓜二つという言葉に示されるような鏡像的な構造を持っていた、制御不能なようでかなり打算的に書いているのかもしれなかった、その打算は作品の凄味を貶めるものではもちろんない、また予め計画されていたものではなく作家本人の意図を超えた、書かれる側であるはずの小説のほうが作家に無断でもたらした打算であるのかもしれなかった。
#日記 #エッセイ #小説 #創作

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