2021年5月の記事一覧
2021年5月28日（金）
同僚数名とランチに行った。鳥すき焼きを食べた。好きな食べ物の話になった。私はこういうときは「すき焼き」「茄子」「グミ」を訊かれているレベル感によって使い分けることにしていて今日は「すき焼き」と言った。むろんその日その時の心身のコンディションによって好ましいと思える食べ物は違ってくるし、鳥すき焼きを食べた直後にすき焼きを食べたいかというと話しは違うが、平均すればすき焼きであることは、少なくとも今日の
もっとみる2021年5月27日（木）
偉い人たちが一堂に会する会議をオンラインで行った。インカメラの向こう側に映される高層からの眺めや自宅のリビングの様子が、そこにいる人たちが偉い人たちであることを証明しているようだった。
2021年5月26日（水）
躍動感と連動の欠落をテーマにしているのかと疑いたくなるほどにレイソルの試合は厳しかった。
2021年5月25日（火）
給料がでた。残業代はなかった。管理職になると残業代が消失するという理屈は、納得はおろか理解さえできていなかった。
2021年5月24日（月）
それまで書いていた小説を破棄した。直接間接は問わないがいつかそれが破片になって現れてくる可能性もあるので無為ではなかった。
2021年5月23日（日）
同居人のそれなりに気に入っていたTシャツが物干し竿から風に飛ばされて住んでいるマンションの通常では登れない部分に着陸した。ほかならぬその物干し竿でどうにか回収しようとしたができそうもなかった。ある場所を見上げるたびに風に飛ばされた洗濯物に想いを馳せるということをできるようになったので、申し訳ないし回収したい気持ちもあるが日々の生活の気持ちの置き所みたいなものが一つ加えられて嬉しい気もする。
2021年5月22日（土）
代々木上原に行った。古本屋で本を買い、あのドラマに出たコロッケを食べた。代々木八幡まで歩いた。数年振りに墓に参った。私が生まれてすぐに亡くなってしまった祖父が眠っているのだと長らく、それこそ二十年以上思い違いをしていたけれども実はそこにはいなかった、という墓だった。それまでしていた祈りの宛先は不在ということになるけれども、伝え聞く祖父の人柄であれば笑って許してくれると勝手に思った。パンを買い、代々
もっとみる2021年5月21日（金）
部門の方針説明を行った。自分の本質、というのが何なのか不明瞭ではあるけれども、そこで私が話した言葉は私のそれから大きく乖離していた。自分由来の言動と役割から求められるそれをどこまで乖離させられるか、その乖離の真っ只中にいる人間の胸中はいかなるものか、ということを経験しているのだ、というふうな認識の操作を行わなければやり過ごすことはできそうもない。定時に帰って同居人の誕生日を祝った。よかった。バーム
もっとみる2021年5月20日（木）
なにも書くことがないので、解像度と記憶力が低い日を過ごしたということだった。
2021年5月19日（水）
在宅勤務をした。資料作成ばかりしていてなにも進んでいなかった。Web会議で背景を映すことが許されているときは必ずや「ナニワ金融道」の各巻の背表紙の絵が合わさって灰原が出来上がっている様子を映しているのだが誰からも指摘されなかった。会社の先行きが思いやられる。
2021年5月18日（火）
電車で目の前にたっている男が、ノートパソコンをアコーディオンを弾くようにして操作していた。
2021年5月17日（月）
ベーコンエピというパンをベーコンエビだと勘違いしていたことが判明した。確かに海老の要素はどこにあるのかと常々疑問だった。エピというのが何を指すのかは未だにわかっていなかった。
2021年5月16日（日）
実家でもらったマスクの肌触りが普段使っているそれよりもよく、肌触りという概念を思い出した。府中まで自分で運転し、車を母親に預け、そこから普段歩かない道を歩いた。多摩川の河川敷を歩く人間の気分を味わっておきたかった。曇っていて、雨も降った。一見するとサッカーや野球をやっている人が多かったが、よく見ればラグビーやソフトボールも混ざっていた。河川敷を前進している一時間程度のなかには、しりとりに興じている
もっとみる2021年5月15日（土）
ガストの窓のブラインドの隙間から神社が見えるので見ていた。鳥居をくぐるとき一礼する人間とそうでない人間がいた。神社の敷地内ではあるが鳥居よりは外である、という曖昧なゾーンに駐輪した自転車の脇にしゃがみこんで何かをやっている男がいた。チェーンを直しているという様子でもなく、何かをやっているとしか形容できなかった。ドリンクバーを注ぎに行っている隙に消えていた。その後新橋に行ったのち実家に帰ったので移動
もっとみる