2021年5月16日(日)

実家でもらったマスクの肌触りが普段使っているそれよりもよく、肌触りという概念を思い出した。府中まで自分で運転し、車を母親に預け、そこから普段歩かない道を歩いた。多摩川の河川敷を歩く人間の気分を味わっておきたかった。曇っていて、雨も降った。一見するとサッカーや野球をやっている人が多かったが、よく見ればラグビーやソフトボールも混ざっていた。河川敷を前進している一時間程度のなかには、しりとりに興じている中学生の前を歩く時間の塊もあった。そのうちの一人が、「り」攻めにされた挙げ句「りっしんべん」と叫んで潔く敗けを認めていた。競艇場前というとても寂れた駅にたどり着き、帰った。単線かと思いきや同じ路線の他の駅は複線で不思議だった。


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