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Xジェンダーについて語らせて はじめに

2020年5月6日 執筆開始



私は、Xジェンダーです。



(両腕を頭の上でバッテンにしてジャンプしながら)




最近、「LGBT」という言葉を目にし、耳にしますよね。
最近っちゅーか、5年くらい前からだよね。
私は最初、「ベーコンレタストマトバーガーの進化系」だと思いました。「レモン・ジンジャー・ベーコン・トマト」とか。

・・・ちょっと適当に書いた割には、うまそうやん。
黒い鉄板に乗ったベーコンがジュージュー言ってて、上にトマトのスライス(モスバーガーくらい厚め)が乗ってて、おろししょうがも乗ってて、端に絞ってかける用のくし切りレモンが置いてある。
うまそうやん!ペッパーランチの新メニューにありそうね。

でね、どうやら違うらしいと。
もうここはいちいち解説しなくても、ほとんどの方は耳にタコができるくらい何の略称か見聞きしているかと思いますが、「レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー」の略ですね。
つまりは、セクシュアル・マイノリティーの総称のひとつです。
となりに「Q」(クエスチョニング・自分がどんなセクシュアリティか分からない人)をつける場合もありますね。

この言葉とは大学時代に出会ったのですが、私は思ったわけですよ。

「これ、俺やん」

と。

でもね、それからちょっとして、また思ったのです。

「あれ?俺、ビアンでもゲイでもバイでもトランスでもしっくりこないな」

と。

女性を恋愛対象として好きになることはあるけど、俺、自分のこと女だと思ったこと1度もないし。(身体は女だけど)
かといって、男でもないし。
じゃあ、バイセクシュアル?うーん、性自認はっきりしてないし。(後にバイセクシュアルは性的指向であって性自認とはちょっと違うことに気づくのですがそれはいつかの機会に書くかも)
トランス・・・うーん、性別適合手術をするほど、性別への違和感はないぞ・・・。(トランスジェンダーも”性別越境者”であって必ずしも性別適合手術を伴う例ばかりではないです。たぶん)

えええ???じゃあ俺って、なに???

と、大学時代の私は焦りました。
若かったからね、自分が何者かを早くはっきりさせたかったのよ。
もうなんでもいいから(いやよくないけど)、「俺は○○です!」って言いたかったわけ。
相手にも伝わりやすいし、自分もラクだし。

そんなこんなでネットサーフィンをしていたら、とある言葉を目にするのです。

「Xジェンダー」

意味を見てみると、

「Xジェンダーは、男女のいずれか一方に限定しない性別の立場を取る人。」(wikipediaより)

・・・あれ、これが一番しっくりくる・・・。

さらに最近、「anone」(https://anone.me )というセクシュアリティが診断できる素晴らしいサービスを見つけて、自分もトライしたところ。



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「大当たり~~~~~」(cf.「千と千尋の神隠し」の例のシーン)



ですので、人に「あなたのセクシュアリティってなに?」と万が一聞かれた時は、「Xジェンダー」って言お。と決めたのです。
聞かれない時は、別に気にしてない。
それよりも今日の夕飯をどうするか考えてる。

ただ最近、けっこうセクシュアリティについて聞かれることが増えてきたのと、Xジェンダー当事者が直接書いている文章が少なかったこと、コロナで趣味の落語や歌のライブが軒並み飛んでぽっかり時間ができたことなど、まぁ色々な要因で、こういう連載も面白んじゃね?と思い、「はじめに」を書いている次第でございます。
文章書くこと自体、好きなので。

この連載を通して伝えていきたいこととしては、

・「LGBT」という頭文字に含まれないセクシュアリティ「Xジェンダー」についての解説
・自分のセクシュアリティ面において、「こういう風に対応してもらえると嬉しい」「こういうことをされると嫌だ」ということの整理
・Xジェンダーを、「理解できなくてもいいから、否定しないで」という願い

かな。
だからといって、これから書いていくことが、すべてのXジェンダーの人に当てはまるってことはないですよ。
私は私しか生きたことないので、私の場合はこうです、っていう範疇の話です、すべて。

こんな感じであまり堅苦しい文章にするつもりもありませんし、飽きたらやめます(笑)(←ここ大事)

でも、セクシュアリティがはっきりしなかった子どもの頃の俺が読んで、笑って、安心するような文章を書いていきたいな。

ではでは、今日はこの辺で。





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