見出し画像

断定口調で話す人間には気をつけようという話

「このケースではこうするべき」

「常識的に考えてこうしないのはおかしい」

「ここで、こう振る舞わない人間とは縁を切れ」

こういった断定口調で話す人間は、あなたを操作したい人間である可能性が高いです。

物事には二面性があり、AというパターンならB。BというパターンならAといったふうに断言できません。

そういった常識的な意見はネット世界では弱く、物事を一面でしか考えられない人間を操作するには断言が効果的です。

断言をする人間の心理や、断言で動いてしまうひとの心理について触れながら断言の危険性について解説します。

断言を使う人間には2種類いる

断言を使う人間は以下のタイプに分類されます。

①相手を操作したいタイプ   
他の選択肢を潰し、自分の販売する商品やサービス、またはやってほしい行動へ誘導する。
②バカ 
シンプルに頭がわるい。二元論で考えることしか出来ない人間。

大部分が②ですが、一定数以上のフォロワーを獲得しているアルファツイッタラーは①のタイプが多いのではないでしょうか。

基本的に、人間は思考・選択がめんどくさいのです。

ランチも単品より日替わり定食を選びますし、歯磨きは決まったタイミングで行い、遊ぶ相手も毎日変えたりしません。

断言を使用することで、相手の思考を一本に整理し、考えるという労働を削除します。

そうすることにより行動を誘導、自身の利益を得るために他人を操作できるのです。

断言を使うことによる危険性

断言を多様すると、バカか詐欺師に見られてしまいます。

どちらにせよプラスなイメージではなく、非常にマイナスなイメージを持たれてしまうのです。

意識的に使っているのならまだ救いようがありますが、無意識に断言を使っている方はかなり危険です。

断言を多様することによる他人からの見られ方に意識がいかず、視野狭窄のため自身を省みる機会も極端に少ないでしょう。

家族といった、どうしても離れることの出来ない人間でないならばそっと離れたほうが平穏な人生を送ることができるのではないでしょうか。

断言は麻薬

それでも断言を使う人間が減らないのかというと、断言は一種の麻薬だからです。

言い切りには謎の説得感があり、使う側も多様なパターンを想定しなくて良いため脳を使う必要がありません。

「AならB。BならAということもありえるけど、Cという場面ならAのほうがBよりは効果的かもね」

と言うより

「Cなら常識的に考えてA。それが一番良い」

と発言したほうがラクなのは明白です。その上、幅をもたせた答えより断言のほうがリアクションが良いとくれば、断言にハマってしまうのもおかしな話ではありません。

断言は、使う側も使われる側も思考停止できる素晴らしいツールなんです。

おわりに

以上が、断言についての話でした。

断言を使うような人とは関わるな!!!!!!

とは言いませんが、相手の特性を理解した上で場面によって付き合いを変えたほうが、より良い人間関係を築けるのではないでしょうか。

日々の仕事・転職の体験を基に記事を書いています。良い記事だと思ったらサポートして頂けるとうれしいです。