フォローしませんか?
シェア
秋川 美鈴
2021年6月13日 12:49
あのね抱き上げた君の後ろ頭を見ること年老いてよく眠るようになった君の寝顔を見ることゆっくり歩く君といつもの道を行くことそれが幸せだったんだけれど春の日に君は長い長い散歩に出かけたもう会えないんだねあの日から心を真綿にくるんでしばらくぼんやりしているんだ君から受け取った愛愛おしい耳に馴染んだ君がたてる色々な音忘れない鼻先から尻尾までの手触りず
2021年6月13日 12:30
長い昼寝薄目を開けた君の頭をそっと撫ぜる君はため息をつくそれは私も好きって返事壁のマリメッコ赤い花が笑っている少し喉が渇いたねお水を入れ替えよう魚のビスケットとミルクも少しおやつにしよう17歳の君よもう少し一緒にいれるかな
2021年6月13日 12:32
長くなった昼寝目が覚めると足がこわばってつっぱるんだマッサージをするけどよろめきながら水を飲む私が部屋から出ると敷居のところで目をパッチリ開いて戻るのを待つね階段にじっとたたずむ姿は私が小さいころ見たうちのおばあちゃんとそっくりだとも後追いをする幼児のようだとも思うよ君の若いころ家族の言い争いが起こるとかけつけたみんなの間をうろうろして「諍いはやめ