むくみって細胞外液に水がふえること。
今回はよくある『むくみ』についてお話したいと思います。
むくみってあれです。
顔がむくんだり、指がむくんだり。
指がむくむと指輪が抜けなくなったりするあれです。
むくみは様々な要因で起きるものですが
今回はよくあるであろう塩分の摂り過ぎでなる場合について書きます。
(私はサラダせんべいが大好き。笑
むくみはなぜ起きるのか?
これは、水の飲み過ぎが原因で起きてるわけではないのです。
水太りってよく聞く言葉だけどさ。
塩分の摂り過ぎでおきるむくみは、単なる水の飲みすぎではなく
体内のナトリウムとカリウムのバランスが崩れてるからです。
体内の水分は約60%あり
その40%は細胞内、20%は細胞外となります。
むくみに関係してるのは20%の細胞外液です。
細胞の外にある水分、細胞外液の主な成分はナトリウムであり
体液浸透圧の調節と細胞外液量の維持に最も重要な働きをしていて
ナトリウム濃度に応じて細胞外液量を変化させます。
ナトリウムを摂取すると、そのほとんどが細胞外液にとどまります。
体液浸透圧の影響で細胞内液から細胞外液へ水の移動がおこり
細胞内液が減ると、口渇感の上昇が起きるので水摂取に繋がります。
摂取された水の2/3は細胞内液に、1/3は細胞外液に移動するので
細胞内液の不足は補われて、細胞外液はさらに増加するのです。
参考1 体液の生理のキホンを知ろう!
これがむくみに繋がる現象だと思われる。
だいぶ端折って書いたつもりだけど。。
なんのこっちゃだよね。
よーし、ざっくり言おう!
しょっぱいもの食べたら、細胞外液にNa(ナトリウム)が入って
細胞内と細胞外のバランスを取ろうとするため全体の水分量が増えてむくむ!
どう?これざっくり?
全体の水分量が増えるからむくむと書いたけれど
人の体には、適切な水の割合があって一時的に身体全体の水分量が増えても
腎臓が余分な水分は排出してくれるから水はたくさん飲んでも良いんだよ。(水中毒などを起こさない、適切な範囲内でだけどね。。)
崩れたナトリウムとカリウムのバランスが整うのが優先。
ややこしいんだけど
単なる水の飲み過ぎで細胞外液の水分は増えないってことだよね。
むくみの解消策としては、やっぱり水を飲む。
あとは余分な塩分を外に排出させるカリウムが多い食品を摂取すること。
カリウムは野菜やイモ類、果物に多く含まれていて
水に溶けやすく熱にも弱いため
生で食べられる野菜や果物だと効率よく摂取できます。
果物だとグレープフルーツ、バナナ、メロンとか
野菜だと小松菜とかほうれん草とかパセリとか
あとは納豆とかー。。
むくみの仕組みを知ることで
過剰な塩分摂取のブレーキになると思うのよね。
むくみに対するイメージもリアルになるしさ!
私はサラダせんべいが1枚で我慢できなくて
たくさん食べたくなったら、このむくみの仕組みを思い出して
細胞外液にナトリウムがとどまり、細胞内液から細胞外液に
水が流れてく想像をしてます。笑
でもこれって健康体が前提。
水もカリウムもナトリウムも適切な範囲でね。
そして腎臓は大事にしよう、ほんとに。汗
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