新米ママだっておしゃれしたいのだ
お題「ファッションが好き」をみて
とっさに参加してみた。
私はファッションが好きだ。
高校時代は「めがね+髪を後ろでひとつ結び」という、ザ・地味子だった。思春期ゆえにおしゃれするのが気恥ずかしかったのだ。
それが大学、社会人となるにつれて、「そんなに恥ずかしがるほど他人は自分に関心はないのだ」と遅ればせながら気づき、ファッションを純粋に楽しめるようになった。
洋服を変えるだけで、違う自分に出会える。
きりっとしたシャツならプロジェクト会議で敢然と発言する勇気が出る。
風に揺れるスカートなら夫に優しくなってにっこり笑いかけられる。
そんなファッションが好き。
子育てして1年。ママになってもファッションは楽しめると分かったけれど、楽しみ方はちょっと変わった。
ママになってのファッションは、
ザ・早押しクイズ大会。
以前のように、ああでもないこうでもないと何度でも鏡の前でコーディネートを試す時間はない。
娘が起き上がってくるまでの30分(時にはもっと短い)で、顔を洗ってメイクして服を選ぶ。
パッと、直感と経験値で、今日のコーディネートを決めていく。
これは買い物にも言える。
娘を夫に預けて買い物に繰り出せるのは、
午前中のひとときだけ。
以前のようにまる1日かけて選ぶのは難しい。
限られた時間で、さぁ今のクローゼットに本当に必要なモノは何か?
私のバイヤー力が試されているっ、
と勝手に盛り上がってみる。
早押しクイズ大会を勝ち上がるために必要なことは、得意分野を知ること。
一番自分に似合う洋服ってなに?
と自問自答してみること。
人は一人一人違う。骨格、肌の色、それから醸し出す雰囲気も。
時間があるときなら、苦手分野だって料理できるかもしれない。
けれど子育て中の早押しクイズ大会でそれに挑戦しようものなら、
うっかり答えが整わないまま時間が来て、
中途半端な答えを出してしまったが最後。
怒涛の家事育児が始まって修正する暇はない。
それが一番やんなってしまう。
ある人は、主張のある、一枚でサマになるトップスを着ることだと仰っていた。
またある日、
道端で見かけた素敵なママさんは、
真冬に抱っこ紐で我が子を守りながら、
グレイのウールのチェスターコートに白スニーカー。
ブログでも素敵なコーディネートをされるママさんがたくさんいらっしゃる。
みんな思い思いの「自分の一番」を持っている。
「自分の一番」を知ってるって、
なんか、格好いい。
ちなみに私の一番コーディネートはというと、
トップスボトムスより、小物スキー。
「ブラウンの太縁メガネ」
+
「季節に合わせた帽子」
トップスボトムスは娘によだれ垂らされても怒らないで済むような消耗品だけど、
これらを身につければ私のコーディネートは完成。
コツコツ集めてきた帽子は、6つになった。
夏は、グレーのカンカン帽の出番なのだ。