肩の力を抜いてみたら
「怒られたらどうしよう」
「システムが止まったらどうしよう」
独身時代、私は長時間労働で綿密な計画を立てたり、休みの日でも考え込んだりすることでその恐怖と戦っていたらしい。自覚はなかったけど。
時短ワーママになった今、長時間労働は不可能となった。そのせいで仕事の緊張が抜けづらいなと思うときがある。心配なことがあっても前のように思うさま時間を割けないからだ。
だから、心配になったらこう自分に言い聞かせるようになった。
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どんなときも完璧でいようなんて、
それは無理な話。
仕事の責任の前に忘れがちだけど、
私はひとりの、生身の人間だから。
1日1日を誠実にいきて、
結果をまっすぐ受け止める。
それが私に到達できるベストだ。
もし、もし、
ベストを尽くしても上手くいかないことがでてきて、最悪職を辞することになるとしても、
それが私の器、
精一杯やった結果だ。
私の到達点なのだ。
それを受け入れよう。
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私はワーママになって、肩の力を抜くことを覚えた。
自分の弱さを受け止めてしなやかになれなかったら、疲れてしまって子育てと仕事を同時には続けていかれない。
こうしてまたひとつ、新しい私がうまれた。
前の私も私。今の私も私。
すべてが私の人生だ。