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【ピアノ】メイプルリーフラグで学んだこと

この間、メイプルリーフラグを発表会で演奏してきた。


発表会の様子

去年の発表会では娘みーちゃん(当時2歳後半)が「やめてー!」と手を押さえつけてきたため、1段弾いたあたりであえなく途中退場になり、全然弾けなかった。
※お父さんはお仕事に行っており、娘みーちゃんを横に座らせて弾いてた。

けれど今年はみーちゃんは、私を遮らずーまあ途中で手は出かかったけれどー最後まで待ってくれた。どころか、おもちゃのギターを「ちゃかちゃん♪」と一緒に弾いた。途中で飽きた。後で動画見たら可愛かった。

しかし練習では過去イチでミス率が低かったのに、ちゃんと弾ける発表会が久しぶりすぎて手の震えを制御できず、あちらこちらでミスが重なる結果に。

まぁいいさ。子育てがひと段落したらまたステージ数を増やして慣れていくさ。寿命が来る前のどこかで1回くらい、ミスなしで弾けたらいいな。

そして、本番のできはそんな感じだったけれど、練習では確実に去年よりもひとつ学びを増やすことができた。

メイプルリーフラグでの学び

読譜は難しくない曲だし、変化も多くないため、暗譜にかける時間より技術練習にかける時間を多くできたのはよかった。
子育て中の隙間時間でやれることをやった、達成感がある。
あとノリの良い曲なのでみーちゃんがいつもより練習中大人しくしてくれたきもする。(成長しただけかも?)

小さい手でオクターブを弾くコツをしる。

メイプルリーフラグではオクターブがたくさん出てくる。(高いドと低いドを同時に弾くみたいな)
なのでオクターブをキレイに、早回しで弾いていく練習をたくさんした。

オクターブはこれまで練習したほかの曲でもでてきたけれど、見せ場にピンポイントであるくらいで、そんなに多くなかった。実は過去、「オクターブうまくいかないな」と思っていたけれど、他に解決すべき課題がたくさんあったので、オクターブ練習ばかりに時間をさけていなかった。

だから今回は今までになくガチでオクターブと向き合えた。大変満足。

あと、数年前に先生が変わったため、以前の指導とはちょっと違う角度のアドバイスをもらえたおかげでブレークスルーが起きた。
先生とオクターブを押さえづらい小さい手の悩みを共感しあえたのも楽しい思い出だ。
過去に習った先生おひとりおひとり、得意なことが違う。いろんな師と出会えるのは、学びが増える喜びがある。

リズムジゴク

メイプルリーフラグはラグタイムという種別の楽曲。
とにかくリズム命だ。
ペダルもあんまり踏まないから響きがクリアでごまかしがきかない。
ちょっと遅くなったり早くなったりするだけですぐバレる。

ところが私、リズム感はあんまりよくない。
リズムが安定しなくて困った。

メトロノームをカンカン鳴らして何度も練習。
それでもメトロノームをなくすとまたリズムがぶれるので、パート練習をした。

みじかいフレーズに切って、メトロノームを鳴らして弾いたあとに、メトロノームなしで弾く。耳で違いを聴き取って、リズムが変わってしまったところを認識し修正。
発表会の会場でも、気づけば手でリズムを取っていた。

最初に比べてかなり良くはなった。まだ淀みのようなリズムの滞留はあるけれど。まぁ、リズムを甘くみてはいけないというのを知れただけでも楽しかった。

最近勉強しているデータ分析のことも頭によぎり、
「このテンポの揺れを標準偏差で表すといくらぐらいかな…」
とか思ったりした。
そういえば音楽と数学は親和性があるとか聞いた気もする。

余談。リズム練習しまくったおかげか、カラオケで「くちばしにチェリー」を歌うのがちょっと上手くなった気がする。リズムにメロディーがはまるようになった。今まで、変に伸ばすクセがあったんだな。