『うさぎとさるとおんなの子』ep.53 〜昼下がり〜

えぴそおど 53
〜昼下がり〜

ぽかぽかした昼下がり

うさぎくんとさるくんとおんなの子は
縁側には並んで座っています。

心地よい風に身を委ねます。

さるくん　: 静かだね〜
うさぎくん : うん。
おんなの子 : あ。
　　　　　　ピアノのおとがきこえるよ。

さるくん　: モーツァルトのソナタかな??

うさぎくん : 風にのって
　　　　　　聞こえるピアノの音って
　　　　　　なんかいいね♪
おんなの子 : うん。

　　　　いいかんじがする。

さるくん　: 偉大な音楽家は
　　　　　　風や木や水の中に
　　　　　　しらべがあって、
　　　　　　それを音楽にしたって
　　　　　　言うんだよね。

おんなの子 : そうなの？？

さるくん　: 僕なんか、
　　　　　　風だぁ木だぁって思うだけで
　　　　　　何にも無いように思うんだけど
　　　　　　何かあるのかなぁ 笑

うさぎくん : ほんとすごいよね。。
　　　　　　何も無いとこから
　　　　　　美しいものを作るって

　　　　　偉大だよ！

さるくん　: うさぎくんも、
　　　　　　真っ白い紙に
　　　　　　絵を描いてるじゃん。
　　　　　　それって、
　　　　　　そういうことなんじゃないの！

うさぎくん : ボクなんか全然
　　　　　　及ばないけど。。
　　　　　　もしかしたら、
　　　　　　見える人にはよく見えいて、
　　　　　　あるのかもしれないしね 笑
　　　　　　

さるくん　: そうかぁ。
　　　　　　それだったら、
　　　　　　僕は偉大な人が残してくれた
　　　　　　知恵をいっぱい理解したいなぁー

うさぎくん : ボクは美しく
　　　　　　変わらないものを
　　　　　　いっぱい描きたいなぁ〜

おんなの子 : うん♪

　　　　　　ピアノじょうずだね^ ^