指示待ちはダメ→勝手なことするな!のジレンマを乗り越える方法

指示を待てば怒られる。だからと言って、勝手に動いても怒られる。そんなジレンマは確かに存在する。

しかし、このジレンマに悩む必要はない。1つの思い込みを捨てれば、このジレンマを解決することができる。

それは「特定のやり方で対処すれば、怒られることがない」という思い込みだ。もちろん、そんなわけがない。

「何をしても怒られる」ということは、文字通り何をしても怒られるのだ。つまり、その上司はあなたのことが嫌いなのだ。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という言葉を思い出そう。

「むかつく」という感情が先にあるのだ。そして人間はそれを裏付ける理由をでっちあげる。人はあたかも「理由→むかつく」であるかのように振る舞うわけだが、実態は「むかつく→理由をでっちあげる」なのだ。

つまり、あなたがそこに存在するだけで、上司は腹が立つのだ。だから「指示待ちだ」と怒る。同様に、あなたが何か行動しているだけで、上司は腹が立つ。だから「勝手に行動するな」とかアレコレ文句を言われる。

その裏返しが、何をしても褒められる人の存在だ(きっとあなたの職場にもいるはずだ)。その差は、見た目なのか、話し方なのか、初日の振る舞いなのか、なんらかの原因で発生してしまっていて、発生してしまったものは、簡単には変えられない。

それでも、解決策はなくはない。その上司に好かれるか、その上司を無視するか、だ。

最も屈辱的なのは1つ目の「好かれる」というアプローチだろう。何をしても怒ってくる上司のことを、あなたが好きな可能性は低い。あなたもその上司が嫌いで仕方ないはずだ。馴れ馴れしくまとわりついていれば好かれる可能性もあるが、そんな屈辱は耐え難い。

ならば無視する方が、現実的な対応だと言える。具体的には、報連相をしないで勝手に振る舞い、怒られても無視をし続けるのだ。あるいは、あえて過剰に報連相をするのも悪く無い。情報の洪水に嫌気がさした上司は、もう情報に目を通さなくなる。気づいたときには何も話しかけなくても何も言われなくなる。

大切なのは出世を諦めることだ。そして、できるだけお金をかけないライフスタイルを身につける。まずくだらない時計や財布、ディズニーランド、車、服、最新のiPhone、この手のものを諦めて金のかからない趣味を見つける(例えばnoteに文句を垂れ流すなど)。当たり前だが金を稼ぐよりも、金を使わない方が簡単なわけだ。

金をそんなに稼がなくていいなら、サラリーマン生活は実質的に不労所得生活になる。できるだけ嫌な上司は無視し、嫌な仕事は極力スルーし、快適に仕事をしていれば、給料は自動的に振り込まれる。

不条理のない世界などユートピアであり存在しない。全てが論理的であり、一定のルールと秩序に従っている会社などあるはずがない。頭がいいとか悪いとかそういう問題ではなく、単に人間とはそういう物だということだ。他人に期待し過ぎるのは良くない。

指示待ち人間をやめて、指示無視人間になるんだ。その先に、自由な人生が待っている(たぶん)。

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