知るゆびさきの、
Good Day,Good Time,
Have a nice minute!
花弁に触れる指先重ねつつ
恥じらうきみの腰紐を解く
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以前いただいたお仕事で、和歌を詠み、お着物の会社に納品させていただくというものがありました。
共作で、相聞歌を設定し、毎月の連作でありました。当初は、購入層などをリサーチし、配布先のことも踏まえて、家族の姿やほのぼのとした淡い情景を2人で世界観をつくりながら参りました。
途中で先様から、「もう少しオトナの世界」とリクエストをいただき、物語の流れを変えることになったのですが、意外にも、このエッセンスが、よりよい方向に転ぶことになりました。
一首の世界。一首の世界観。
連作の世界。連作の世界観。
文字で紡ぎ出す世界というものは、軽い「ちょっと変えて」が、その言葉どおり運ぶとは限りません。この2人だからこそ出来たやわらぐ世界だったと、今でも思います。
知ることの由、時間の調律。言葉の積み重ねと、リズム。
すてきな言葉を贈られ、こころ解けるとき、遠く離れた場所にいても、想い合える世界があればいいですね。
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