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旅の恥を掻き捨てまくってきた話

先日の京都リベンジ旅が、光栄なことにnoteオフィシャルの「国内旅行 記事まとめ」に取り上げられまして。
おかげさまで、多くの方に目にしていただき、ありがたい限りです。

これまでも何度か旅noteを書いてきたのですが、正直、行く先々では結構やらかしたり、恥ずかしい思いも散々してきました。まぁ、あとになれば、それも含めて良い思い出(?)だし、ネタにもなるし、、いいっちゃいいんです。

と言うことで、今日はこれまであまり書いてこなかった旅先での残念エピソードベスト3、、いや、ワースト3か、、を書いてみようと思います。

ワースト3:トイレはどこ? In ハワイ

これは、私自身というよりも、妹のやらかし話なのですが。
妹の結婚が決まった際、これまでのように姉妹で旅行できる機会も減るだろうと、妹の独身最後の記念にハワイへ行った時のことです。

その日は、レンタカーでホノルルから少し離れたハレイワの町までドライブに行きました。
観光地として賑わうホノルルの雰囲気とは異なり、ノスタルジックで穏やかな雰囲気のハレイワの街。
時間がゆっくり流れていて、すっかり気分もよくなり、のんびりお散歩を楽しんでました。

やがて妹が「ちょっとトイレ行きたいな」と、もよおし始めたので、
適当に雑貨屋さんを見つけ、拝借させてもらうよう促し、私はお店の外で待つことに。

ところが「ダメだ。貸してもらえなかった」と、すぐに店を出てくる妹。
その後も、数店回ってみたのですが、同じようなことに。

ん?貸してもらえないなんてことあるの??

さすがに心配になり、最後に訪れた店では、外で待たず、妹について行きました。


すると、妹は店員さんを見つけるやいなや「Toilet!(with smile)」とだけ、言い放ってたんですね。


いやいや、直球すぎるでしょ、、、
もしかして、これまでのお店でも、その一球勝負で挑んでたの?
そりゃ惨敗なわけだ…肩壊すよ、君。

優秀な割に、英語だけは唯一不得手だった妹の想像を超える英会話力のダメさ加減を、ここで初めて痛感し愕然としていたところ、

「Sure! Come on! 」と、店員さんは、笑顔でこっちこいよ!と妹を案内し始めたので、

お?通じたのね。それなら、よかった。
すんませんね、不躾な妹で。
と、心でペコリと頭を下げつつ、お店の外で待機していると。

今回も、すぐに妹が店から出てきました。

「あれ?早かったね? もう済んだの?」と尋ねると、
「いや…なんか、いろんな種類の便器がズラーっと並んでる便器売り場に案内されちゃって…」と苦笑いの妹。

そのお店は、ホームセンターだったんですね。
まぁ、案内してくれたおじさん、間違っちゃないです。
「Toilet(便器)!」って言われたら、そうするよ。

ばつの悪そうな表情の妹がおかしくて(ごめんね)、
「何ならそこでしちゃえばよかったじゃん?」とゲラゲラ笑い転げるわたしでしたが、
いよいよ笑顔がひきつり始めている限界Faceの妹を放っておけず、改めてお店に私も一緒入り、店員さんにお願いし無事に貸してもらうことができました。

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この旅が楽しみ過ぎてシオリまでこさえてました。


ワースト2:カレー味のエクレア…? In インド

友人の結婚式に参加するために訪れたインドは、わたしが過去訪れた国で、間違いなく一番エキサイティングでアンビリーバーボー、、な国で。滞在中は、とにかく神経をビンビンに尖らせながら、無事に帰国できるようにと願いながら過ごしていました。

中でも特に気を付けていたのが「食事」です。
お腹がとにかく弱いので、食事の際は、スプーンやフォークは一旦ミネラルウォーターで洗う、火が通ってないものは食べないなど、細心の注意を払っていました。おかげで、最後まで体調を崩すこともなく、無事に帰国の日を迎えることができまして。

最後に空港で、友人たちとカフェに入り、濃厚なここ数日のインドの日々を振り返っていました。

インドでの最後の食事は、コーヒーと、ちょっぴりスパイシーなエクレア…


そうそう、インドは本当、どんな食べ物も「カレー味」だったな。
初日はどうなることかと思ったけど、案外舌も慣れるもんで。
結局どの食事も美味しいと思えたし。
まぁでも、この最後のエクレアくらいは、甘いのが良かったな。

と同意を求めるべく、前に座っていた友人に伝えると。

「え?わたしのエクレア、甘いし美味しいよ。」という、まさかの回答。
どれどれ、ちょっと一口…本当だ!甘いし美味しい!!何で?!

逆にわたしのエクレアを食べてもらおうと、友人の口元に近づけると、
「うわっ!!ヤバイヤバイ!なにこれ。腐ってんじゃん!よく食べたね」と、オエ〜って顔をするじゃありませんか。

…だ、だよね(涙)
何でカレー味のエクレアって思っちゃったんだろう、、、わたし。
これがインドだ!って、、マルッと受け入れるとこじゃなかったんだ。

悲劇がやってきたのはその後です。
飛行機が飛び立つと同時くらいに…
グルルルル。。キュルルルル。。ビッグウェーブがやってきました。

あれだけ気をつけてきたのに、最後の最後に、、こんなところで、、クソ〜〜(涙)

結局、シートとトイレを20往復くらいしているわたしを見かねて、CAさんが、トイレの真横のシートを譲ってもらうよう、乗客に交渉してくれて、とてもありがたかったのですが。
成田に着いた時には、廃人のような状態に仕上がってしまいました。

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絵に描いたような新郎新婦に、美しく施してくれたヘナタトゥなど楽しい時間。この時は最後の悲劇を知るわけもなく…


ワースト1:憧れのローラーブレード通学 In カナダ

最後は、旅というよりカナダ留学時の話です。
通学時にバスからいつも見える、現地のローラーブレードを履いたスーツ姿のビジネスマンたちが、とってもCoolに見えたんですね。

スーツにローラーブレードですよ!
行き交う人の合間を颯爽と通り抜けながら、信号のところで、キュッ!っと、止まる感じがサイコー!

影響を受けやすく単純なわたしは、「よし、あれだな。」と、早速ローラーブレードを購入しに行きました。
家の前でコソ練し、ホストマザーにも「うまい!うまい!」とお墨付きをもらうことができて、いよいよ、ローラーブレード通学デビューの日です。

♪よ〜おこそ〜 ここへ〜 遊ぼう〜よパラダイス〜♪
なんつたって、光GENJIを見て、真似て育ったんだからね。
こんなの余裕、余裕〜  上機嫌の通学路。

ところが、違和感を覚えたのはバスに乗る直前でした。

あれ? 待てよ。 バスに、ローラーブレード履いたまま乗る、、で合ってる?

…いや、違う。どう考えても、違う。


そして気づきました。
スーツwithローラーブレードのCoolなビジネスマンさんたちは、背負っているリュックに、きっと靴を入れているのだ、と。
彼らは、乗り物に乗る際は、履き替えているんだ、、

しまったー! 愕然とするも、靴を取りに家に引き返すとなると、遅刻は確定です。

究極の二択。
靴を取りに引き返して遅刻をするか。
靴は諦めて、遅刻せずに通学するか。

…結果、後者を選びました(真面目かっ!涙)。


バスのあとは、電車にも乗らなければいけません。
えっちらおっちら、手すりに必死に掴まりながら、よちよち歩きで階段を降り。
電車に乗りこんだ途端の、乗客の「えっ!?」という視線(視聴率100%)、次に下を向いてクゥ〜っと笑いを堪える姿、、
何とも言えない空気に包まれた地獄列車に辛うじて耐え、やっとこ学校にたどり着きました。

ここからも更なる地獄です。

スー、スー、という動きだとバレると踏んだため、いかにも靴を履いてますよ、とナチュラルな動きを装って教室に入ったわたしでしたが、敢えなく即バレ。
その姿を見るなり、生徒たちは爆笑です。(うん、分かってた。)

程なく先生も教室へやってくると、すぐさま、

「ね、先生! ちょっと見てよ、Reikaのこと!」

早速バラしたのは、クラスで一番仲良しだと思っていた友人。(エジュリアナ、お前もか。。)

あの時の「よし、今日はコイツをいじり倒すか」というシメシメ顔の先生が忘れられません。

その後授業では、先生はお約束通り、

「よし、この問題は誰に解いてもらおうかな〜。 あ、じゃあReikaお願い!」
と、前方のホワイトボードに回答を書きにくるよう、わたしを指名してくださいました。

その度に、

スーー スーーー

と、恥ずかしそうに、前方のホワイトボードめがけて滑り出すわたし。

先生とわたしの、このパッケージ化されたコントのようなやり取りが、幾度となく繰り広げられ。
展開もオチもわかってるのに、そのたび、ヒーヒーと身をよじらせながら涙を流して笑う愛しいクラスメイトたち。

いいよ、いいよ。人生滑ってるけど、みんなが楽しいんなら、いいよ。

結局、描いていたCoolなイメージとは程遠いローラーブレード通学は、その日が最初で最後となりました。

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散々いじり倒してくださった先生と。でも、面白くて優しくてなんだかんだ大好きでした。

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