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日々雑感

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日々思うこと、感じること、アンテナに引っかかったこと、興味関心ごとを徒然なるままに。
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恋の力ってやつは

先日、数ヶ月ぶりに友人と再会した。 彼女が現れた瞬間、「お?」っと、思わず目を見張った。 なんか、いつもと違う感じ?? 話を聞いて納得した。 彼女は今、恋をしているのだ。 恋ってやつはすごいんだな。 ベタだけど、彼女の内側から放つオーラ?輝き?的なものが、 明らかに変わってるんだもの。 いい歳した(お互い、ね)大人が、こんなにも目を輝かせて、 目の前に置かれている甘いパンケーキ以上に甘々な惚気話を聞かせてくれるのは、案外悪くない。 彼女が恋をしている相手は、アフリカの

早起きで見つける人生の余白

“早起きは三文の徳”、という言葉があるように。 早起きすることで何かしらのメリットがあるはずだ、それを手にしたい、という人も多いのではないかと思う。しかし、実際にはそのメリットが何であるか実感を得る前に、習慣化できずに終わってしまった…。この本は、そんな人たち(含む、私)にとって、バイブルとなり得る一冊だ。 筆者のキム・ユジンさんは、幼少期に、家族で祖国の韓国を離れて、全く自分を受け入れてくれない環境に身を置き、マイノリティとして、また激しいイジメの対象者として、自らのアイ

深い海で「真珠」と出会う

入院生活はある日、突然にその強烈な痛みは、予告もなく、ある日突然襲ってきた。 いや、正直に言えば、これまでもときどき予兆のようなものはあった。 しかし、少し我慢すれば治っていたので、きっと大丈夫だと都合よく解釈していた……だけだった。 27歳のとき、婦人科系の病気で約一か月間の入院を余儀なくされた。 当時、電気メーカーのOLとして働いていた私は、所属する人事課の上司に電話をかけ、入院することになった事情を恐縮しながら説明した。 上司をはじめ、職場の皆さんは、「大丈夫? こ

自分の持ち味(光)を大切に 〜挫折から学びを得る〜

「あぁ、もうダメだ。全然ダメだった…」 ある企業での研修を終えてからの帰宅時、私の心と足取りはかなり重かった。 「もっと場を盛り上げられたら…」と、ひたすら自分を責めていた。 研修の内容は、ミドル世代の社員の方へ向けた「キャリアデザイン」だった。 これまでのキャリアの棚卸や、自己理解を深めるための個人ワークの時間なども多く取り入れたため、確かに“盛り上がる”内容の研修ではなかったかもしれない。 一方で、午後は別の講師が、別のテーマの研修を行った。そして、こちらは盛りに盛

念願のいわた書店の一万円選書に当選!〜岩田店長との本を通した交流〜

昨年の12月、とても嬉しいお知らせが飛び込んできた。 それは、北海道の小さな街にある、いわた書店の店長、岩田徹さんが行っている「一万円選書」に当選したとの便りが届いたことだった。 当選のメールを受け取った時は、「わー!やったー!!」と思わず叫んでしまった。 それぐらい、私はこの選書に選ばれることを、長年、心待ちにしていたのだ。 一万円選書とは? 初めて一万円選書のことを知ったのは、NHK番組「プロフェッショナル仕事の流儀」で、店長の岩田さんが取り上げられていた回を観たこと

同僚との悪口大会 その場は良くても後味が悪い

ストレスを溜めずに気軽に発散できる方法は色々とあるけど、 その一つに、同僚と(ライトな)愚痴を言い合う、ことがあると思う。 ランチタイムや、就業後に一杯ひっかけながら。 これまでも、そんな場面に何度も居合わせた。 当人に真っ向から立ち向かうには角が立つから。 また、その場は耐えることで、波風を立てずに済むから。 空気を悪くしないように、当人の前では穏便に済ませても。 心の中のモヤモヤ、イライラは晴れない。 だから、ランチタイムやちょっとしたキッカケを作って、 同じように

ついていきたいと思える上司とは

先日、1年前から関わってきた企業の最終報告会&懇親会が行われました。 従業員満足度の苦い調査結果が出たのが約1年前。 そこから、経営メンバーとともに、ここまで改善に向けた取り組みを続けてきました。 彼らが社員をいかに大切に思っているか、何度もお話を聞かせてもらい、行動に移されている様子が、ものすごく伝わってきて。 気づけば、この会社のファンになっていました。 だけど、伝え方が上手くいってないのかもしれない…そのために、社員に誤解を与えてしまっていたり、届いてない部分もある

沖縄の風に吹かれて 〜不思議な出会いと自分を甘やかす意味〜

先日まで、沖縄の澄んだ空のもと、遅めの夏休みを過ごしてきました。 旅のテーマは「デジタルデトックス」。 携帯を切り離し、海を眺めたり、自然を散策したり、気ままにドライブを楽しんだり。 ただ何もせずに過ごすことに専念する旅は、とても心地よかったです。 何より嬉しかったが、滞在したホテルに、ライブラリーがあったこと。 普段は、どうしても仕事に絡むような内容の本を優先して読んでしまうのですが、こう言う機会だからと、普段後回しにしている本を数冊持ってきました。 それ以外にも、このラ

友人関係だって、「衣替え」をしたっていい

わたしのカラダは一つだ。 …と、唐突な書き出しだけど。 何が言いたいかと言うと、 だからこそ、やれることには限りがあって、やりたいことが全部できるわけじゃない。 仕事だって、もちろんそうだ。 そして、人間関係にもそれは当てはまると思う。 全ての人に公平に、自分の持ち合わせているものを提供することはできないのだ。 気持ちはいつまでも若くいたい。 だけど、最近は、(人生の)残り時間を意識するようにもなった。 だからこそ、 誰のために 何のために 自分を活かすのかは、とて

「ないない病」に陥ったら

ヒトの脳の癖として「欠けているものに目がいく」のだそうです。 例えば、以下の円。 どちらに目がいきますか? (冒頭の書き出しで、半ば誘導しちゃってますが笑) ほとんどの人が、右側の円、さらに言えば、5%ほど、欠けている部分が気になってしまうのではないでしょうか? 冒頭にも書いた通り、これは、脳の特性として仕方のないことのようです。 この話は、リーダーの方を対象にした研修やワークショップ等の場面などでもよくお話しさえていただきます。 ですから、部下の「できてない」部分に

60歳の経営者と高校生との対話を通じて感じたこと

何かしらのサービスや事業を始める際に、 押さえておきたいことの一つに 誰を対象にするか? というものがあると思います。 わたしも、現在行っているセッション(キャリアコンサルティングやコーチング)を、特にどんな方に向けて行いたいのか、以前、時間をかけて整理をしたことがあります。 その時点では、「働く女性(年齢で言うと35歳くらい)」を対象にしました。 かつて、わたし自身が、キャリアの選択、生き方を見つめ直すために立ち止まった時期がまさにそのあたりの年齢だったからです。

「・・・。」が示す相手の大切なメッセージ

以前、ある方と話していた時に、こんなことをおっしゃってました。 人って酔うと、その人の本質が見えることってない? たいていの人が、よく話すでしょ。そして、ついポロッと本音が漏れたりする。 人って本来は「話したいし、聞いてもらいたい」生き物なのかもしれないね。 酔った時に「よーし、今日は話を聞くぞ!聞きたい!」って人、なかなかいないでしょ? だからやっぱり、「聞くこと」は、難しいんだろうね。 この話に深く頷いてしまいました。 わたしも子供の頃に、ふと気がついて驚いたことが

仕事の壁をどう乗り越えたら良い?

生きていると当然楽しい、心地よいという「快」なことばかりじゃなく、難局や逆境…「痛み」を伴うことも、たびたび起こります。 仕事の中でも、それはよくあることで。 スキルや実績不足から起こることや、人間関係においてなど。 「うまくいかないな」と、なんとなく目の前に「壁」を感じるような状態になることもありますよね。 わたし自身も、これまでの仕事人生で、幾度となく、そういったことがありました。 今日は、その中で、自分なりにその壁にどう向き合ってきたか、乗り越えてきたか、ということを

360度フィードバックは、愛のメッセージ

先日、自社内で「リアル360度フィードバック」のワークショップを実施しました。 自身の目標設定や振り返り、リーダーシップの強化を図る上で、この360度のフィードバックは非常に有効な手段となります。 当社では、毎年、この時期に社内ワークショップの中で360度フィードバックを実施しており、昨年は私がちょうどこの時期に入社したためフィードバックを受けることはできず、代わりにファシリテーターとして参加しました。 しかし、1年が経過した今回は、他のメンバーと一緒に参加者兼ファシリテ