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「ないない病」に陥ったら

ヒトの脳の癖として「欠けているものに目がいく」のだそうです。

例えば、以下の円。
どちらに目がいきますか?
(冒頭の書き出しで、半ば誘導しちゃってますが笑)

ほとんどの人が、右側の円、さらに言えば、5%ほど、欠けている部分が気になってしまうのではないでしょうか?

冒頭にも書いた通り、これは、脳の特性として仕方のないことのようです。


この話は、リーダーの方を対象にした研修やワークショップ等の場面などでもよくお話しさえていただきます。
ですから、部下の「できてない」部分にばかり目を向けず、どうぞ「できている」部分にも目を向けて、褒めるべき時は褒め、また認めてあげてくださいね、と。

…と言いながら。
わたしは、よく自分自身の「欠けている」ものが気になり、
気づけば、心の中で自分を責めてしまっている状態に陥っているということがあるんです。

少し前にも、その無意識状態で。
〜ができていない。
〜が足りない。

そんな話を仲間内に吐露していた時に、

「あるものに目を向けてみたら、何が見える?」
的なことを返してくれた友人がいました。

いつもさりげなく、ポジティブな思考に変換してくれるようにフィードバックをしてくれる彼女のおかげで、ハッと気づくことができました。


すると、
自分がやってきたこと、ちゃんとあるものにも目を向けることができて、
ようやく自分自身に折り合いがつけられたんです。

そうか。
まだ結果には繋がってないから手応えを感じられずに、
ダメだ、まだまだだ、って感じているけど。
何もしてないわけじゃない。
何も得てないわけじゃないんだな。
と。

みなさんは、いかがですか?
無意識に「ないない病」に陥ってしまっている時は、ぜひ「あるものに目を向ける」意識で、ご自身に、そして周囲に向き合ってみてくださいね。
そして、あるものを、ちゃんと認めたり、褒めたりできると。
少し心が落ち着いたり、冷静さが取り戻せたり、感じ方が変わってくるかもしれないですよね。

心と思考が、ちょっぴりざわざわしている今日この頃。
気づけばまた「ないない病」を発症してる気がして。
今日は、このお話をシェアしてみたくなりました。

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