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【読書メモ】おとしどころの見つけ方 世界一やさしい交渉学入門

たまにはうちの地域の中央図書館でもいくかーと出向いてごっそり借りてきた本のうちの一冊です。
地味に当たり本だったのでいずれ思い出すためにメモ。

サブタイトルのとおり「交渉学」の本です。交渉ができないのび太くんタイプの主人公が、業務で、プライベートで、宇宙人に交渉のなんたるかを学ぶ、というのをいかにもありそうなシチュエーションのお話で展開していきます。

めっちゃくちゃ参考になったしおもしろかった。
自分でも無意識にこれやってるな、というのがちらほら見えるとその本への信頼度爆上がりしませんか。
あと前職で見たやたら交渉のうまい人がやりそうな展開。

「交渉学」とサブタイについてるだけあって、交渉学の用語もさりげなく教えてくれます。
和やかに終わっても要求が通らなければその交渉は失敗、怒鳴り合って終わっても双方の要求が通ったなら大成功。とか、とにかく代替案を用意するしそれを相手にさとられるな、とか、損益分岐点的な考え方とか、それらを頭の中で図にするというノウハウとか。

こういった仕事術系の自己啓発書ってけっこう壮大な考え方というか経営者、起業したい人むけのノウハウが多い気がするんですよね。
でも実際の「業務」って、結局とにかく「交渉」なんですよね、大量の仕事をさばく前に交渉でそれらを減らせるし、理念を持ったところでそのとおりに進められるかも交渉だし。
ヒラ社員から社長まで、広く本当にためになる仕事術の本、そしてプライベートでも使える本だなあと思いました。

余談ですが、この本を読んでなるほどとなったので粗大ゴミの業者相手に試してみました。
3社相見積もりをとってだいたい3万円に±5000円くらいが相場だったっぽいのですが、代替案をチラ見せしたり隠したりしたところ半額以下になったので(運もあったっぽいけど)、いい本でした。そのうちタイミング見て買う。

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