JBA研修会に行ってきました(24/1/15)

JBAのコーチ制度ではコーチ資格更新のためのリフレッシュポイントと呼ばれる点数が必要です。わたしはC級なので次年度更新するために「2ポイント」必要となります。たいていの研修の付与ポイントは2ポイントなので、年に1度なんらかの研修に参加すればよいということになります。

実際に研修を実施しているのは各都道府県協会なのでおそらく所属している都道府県によって研修内容は異なるのだとは思いますが、わたしが所属している大阪府協会の研修は楽しみにしていたりします。10年位前の研修はいまひとつ(失礼)な研修も多かったのですが、講師のプレゼンテーション能力の向上も目覚ましく、近年のどの研修も非常に実のある研修となっています。

 1月14日に開催された研修はタイトルの時点でわりと楽しみにしていました。「ミニバス時代から考えたい!けがを防ぎ、選手を育てる視点とコツ」というものです。

 わたしの指導方針の比較的中央に据えている事柄が「けがをしない動きの習得」というものがあります。「怪我をしない動き=体を自然に動かせる=パフォーマンスのよい動作」と考えているからです。特に育成年代で怪我をして半年バスケができない。といったことがあった時、中学校や高校の3年間(実質は2年数か月)のうちの6か月バスケができないといったことを経験してほしくないなと思っています。

また、怪我をしない動きはきちんと習得するとバスケットボールにおけるオフェンスにもディフェンスにも上達していくと信じています。

 ケガを防ぎ選手を育てる。わたしの理念としっかりと合致した研修でした。とくにミニバス世代で捻挫をした選手の追跡調査は興味深いものでした。小学生の頃の捻挫の予後が高校生まで年齢を経た後でも足の不安定症状があるというものです。また一度捻挫すると捻挫しやすくなると一般的にも言われていますが、追跡調査上も同様のことがみられ、初回のケガをできるだけしない、させないことが非常に重要なこととなっていました。

 最大身長発育速度年齢の性差も含めて気を付けないといけないポイントで、子どもたちの未来に悪影響が出るんだと、改めて肝に銘じておかないといけない事柄です。男子は12歳から13歳、女子は10歳から11歳。個人差はあれども本人たちの骨の成長と筋肉の成長ということを丁寧に考えることが重要です。

 わたしの左ひざの下にはポコッと小さく膨れ上がった個所があります。オスグッドです。正しくはオスグッド・シュラッター病というそうです。足が痛くてバスケができないときは近所の整骨院?へ行っておじいさんおばあさんに混ざって、なんか赤外線の装置を当ててポカポカと治療をしていました。今振り返って思えば成長期に何も考えずに激しい運動をしていたのかもしれません。今の年齢になっても、ぶつけると“声が出せないほど痛い”です。

 バスケットボールはハビット(習慣)のスポーツと言われています。毎日少しずつでもよいので継続して練習しそれが習慣となって試合に発揮できるということです。治療でプレーできない時間は習慣とは対極にあることです。やはりそういった意味からでも、怪我をしない=パフォーマンスが上がる。といってもよいと思っています。

 これからもケガをしない動きをしっかりと身に着けていけるような練習をしっかりとおこなっていかないといけないと、再確認できた研修会でした。

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