【2024年11月】KADOKAWA文芸編集部の新刊一覧
KADOKAWA文芸編集部より、11月に刊行される文芸単行本の新刊4冊をご紹介させてください!
(発売日は予定です。変更の可能性もありますのでご注意ください。また、トップバナーおよび記事本文内の書影は随時更新予定です。)
2024年11月新刊
西尾潤『フラワー・チャイルド』(11月1日発売)
特別な力を持って生まれた者は 残酷な宿命に抗って、明日を変えられるか?
想い人が行方知れずとなり、さらには母を失くし打ちひしがれていた祭実理科。
「運命の日がくるの――」
生前、母の八重子は一人の青年と出会ってからそう口にするようになっていた。
その青年こそ、実理科が会いたいと焦がれていた啓太だった。
母の言葉の意味を知るべく啓太を探す旅に出た実理科は、
大阪、福岡、沖縄と啓太の足跡を辿るうち
彼の隠された過去を知ることになる。
小紫『おごさま』(11月18日発売)
禁忌の呪具で、推しを振り向かせることができるのか……
北関東の実家から逃げ出し、東京の歓楽街に行き着いて、ホストにはまってしまった18歳のさあや。彼女は推しのカイトに身体を使ってつくった大金を注ぎ込んでいた。しかし、カイトの「一緒に暮らそう」という口約束が果たされることはなく、売り掛けの借金がかさんでいくばかりだった……。進退きわまったさあやは、実家に伝わる「おごさま」という繭のような形をした呪具を使用することを思いつく。亡くなった祖母は「おごさまはなんでも願いを叶えてくれるが、その代償として身体の一部を捧げないといけない、だから絶対に使ってはいけない」と言い残していた。しかし、どうしてもカイトの身も心も手に入れたいさあやは「おごさま」を使う儀式を開始する。……それが、取り返しのつかない惨劇のはじまりだった。
秋川滝美『ひとり旅日和 道続く!』(11月26日発売)
“お得”な旅は嬉しくて、楽しい! グルメ×旅の人生満喫小説!
プライベートが充実してくると、仕事への影響も、周りの目も少しずつ変わってくる。
ある日、事務用品の販売会社で働く日和は、鳥取で行われる見本市にアシスタントで行ってほしいと頼まれた。
翌日そのまま鳥取に残れることになったが、仕事のプレッシャーから、旅の計画はほぼゼロで――。
ひとり旅を始めて5年。初めて一人で行った熱海で、ひとり旅の魅力に取りつかれ、どんどんと行動範囲を広げていった。
パワースポットを巡り、土地のおいしいものに舌鼓をうち、旅を重ねるたびに自信がついて、心が大きく成長していくのだった。
日和は、企画切符で福島を訪れたり、遠距離恋愛中の蓮斗に会う前にひとりで長崎・佐賀を満喫したり、
まだ出会えていない絶景とご当地グルメを求めて旅に出る!
今回の旅先は福島、佐賀、長崎、鳥取!
羽生飛鳥『賊徒、暁に千里を奔る』(11月29日発売)
古の大盗賊が起こした事件の真相とは? スタイリッシュ歴史ミステリ。
鎌倉時代、都でつつましく暮らす老侍。その正体は、かつて都中の人々に恐れられた大盗賊・小殿だった。足を洗った彼に興味を持ち、話を聞きに来た下級貴族の橘成季と仏師運慶、少年僧侶明けの明星の三人に、小殿はかつてある貴族の屋敷から真珠を盗んだ話を語る。客人三人は不可能と思える盗みを成功させた手口の謎解きに挑むのだが……。後鳥羽院、慈円、大姫ら鎌倉時代の重要人物たちが彩る、伝説の大盗賊をめぐる歴史ミステリ。
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