マガジンのカバー画像

Kacotam x 寄付月間2023 アドベントカレンダー

25
「寄付月間2023」の賛同企画として、「Kacotam x 寄付月間2023 アドベントカレンダー」と題し、12月1日〜24日の間、Kacotamに関わる人の声を通じて、「欲しい… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

固定された記事

Kacotam × 寄付月間2023アドベントカレンダーをやります

 2015年から始まった「寄付月間」をみなさんご存じでしょうか?  「欲しい未来へ、寄付を贈ろう。」を合言葉に毎年12月に全国規模で行われる啓発キャンペーンです。 noteでも、お題企画としてコラボ企画が行われていました。 ◆◇◆  私たちKacotamが考える「欲しい未来」は、「すべての子どもが学びの機会に出会い、自己実現に向けて挑戦できる社会」です。  「欲しい未来」のために、私たちは、北海道札幌市を中心に、主にひとり親世帯や経済的に厳しい家庭、児童養護施設等の家

子どもが学びの機会に出会うということ

この記事は、Kacotam × 寄付月間2023アドベントカレンダーの24日目【最終日】の記事です。 最終日は、理事長の髙橋が活動への想いを綴りました。 ◆◇◆  これまでの10年間「すべての子どもが学びの機会に出会い、自己実現にむけて挑戦できる社会」を目指し、特に「学びの機会に出会う」ことに重点をおいて活動してきました。設立当初から子どもが学びの機会に出会うということ自体難しく、学びの機会に出会うためには様々な入口が必要であると考えて、活動をつくってきました。その結果

Kacotamの育て方

この記事は、Kacotam × 寄付月間2023アドベントカレンダーの23日目の記事です。  学び支援事業ディレクターの斉藤(けーりー)が、ボランティアとして、職員として関わってきたKacotamを振り返り、その進化の原動力について書きました。 ◆◇◆  Kacotamに関わり始めて早いもので7年半(内、3年はボランティアとして)が経過しました。この間、学習支援(教科学習、体験学習、キャリア学習等)や居場所づくりといった「子どもと関わる活動」はもちろん、広報・ファンドレ

Kacotamの職員になって

この記事は、Kacotam × 寄付月間2023アドベントカレンダーの22日目の記事です。  2023年4月に常勤職員として着任した「ちーちゃん」が活動で感じたことや活動への想いを書きました。 ◆◇◆  2年前、Kacotamにボランティアで参加し、今年4月からは職員としての活動がスタートしました。一時保護所での学習支援(ポル)、地域拠点での学習支援(スタサポ)、母子生活支援施設での学習支援(学ボラ)など様々な活動に参加しています。  ボランティアから職員へ立場は変わ

結局、人だと思うんです。

この記事は、Kacotam × 寄付月間2023アドベントカレンダーの21日目の記事です。  9月末に実施した、Kacotamを利用していた子、ボランティアとして参加していたメンバーが集う会(Kacotam OB・OG会)に参加した、メンバーが見出したことについて書きました。 ◆◇◆  Kacotamに入った頃はまだ学生でした。学生とはいってももう大学院生でしたし、震災後という時代に学生となり、社会の現状への鬱屈した思いも醸成されつつありました。  ずっと家庭教師をして

子ども尊重隊

この記事は、Kacotam × 寄付月間2023アドベントカレンダーの20日目の記事です。  Kacotamの様々な学習支援活動に参加してきた「あゆき」が、活動に参加する中で見えてきた「カコタムらしさ」について書きました。 ◆◇◆  ボランティアとして、Kacotamの活動に関わって約1年になりました。有り難いことに、スタサポ・ポル・学ボラと様々な場所での学習支援に参加させていただいております。異なった活動を通して感じた「カコタムらしさ」について私なりに考えていこうと思

ゆるきち——再考

この記事は、Kacotam × 寄付月間2023アドベントカレンダーの19日目の記事です。  中高生のオープンスペースゆるきちで、コーディネーター(有償ボランティア)を担っている「わたるん」が、「ゆるきち」について書きました。 ◆◇◆  いつだったかゆるきちのリビングにて、「あれ今何年目だっけ?3年目か?」「いや、2年目じゃない?」みたいな会話をした。結局3年目だった。ゆるきちで流れている時間はゆるっとしすぎていて、もしかしたら本当に2年目なのかもしれない。  そんなこ

ゆるきちコーディネータ1年目

この記事は、Kacotam × 寄付月間2023アドベントカレンダーの18日目の記事です。  中高生のオープンスペースゆるきちで、コーディネーター(有償ボランティア)を担っている「たっつ」が、ゆるきちコーディネーターとして活動して感じたことを書きました。 ◆◇◆  Kacotamに関わってからは数年。ゆるきちにコーディネーターとして入って、そろそろ1年近く経つだろうか。  実はコーディネーターで入る前に、一度ゆるきちの様子を記録係、カメラマンとして入ったことがあった。

ゆるきちの変わらないもの

この記事は、Kacotam × 寄付月間2023アドベントカレンダーの17日目の記事です。  大学生の頃から「中高生のオープンスペースゆるきち」でのボランティアを始め、社会人となってもつづけている「つげっつ」がゆるきちで過ごしてきた中で感じたことについて書きました。 ◆◇◆  私がゆるきちで活動を始めて3年が経ちました。思い返せばあっという間の3年間だったなと感じます。  少し引っ込み思案だった子がこういうことがしたい!といえるようになっていったり、卒業、進学していく

全ての子どもを大切に育てられる社会に

この記事は、Kacotam × 寄付月間2023アドベントカレンダーの16日目の記事です。  一時保護所における学習支援「ポル」で活動するメンバーがポルの活動を通して考えたことについて書きました。 ◆◇◆  昨年から“ポル”という活動に参加している。虐待等で保護された子どものための民間の一時保護所の学習支援ボランティアだ。公共交通を乗り継ぎ、大きめの民家のような施設に通う。児相や警察に保護された子どもたちは、次の行き先が決まるまでの数週間をここで過ごすが、その間基本的に

学びの場に私が加えたこと

この記事は、Kacotam × 寄付月間2023アドベントカレンダーの15日目の記事です。  学ボラ(訪問型学習支援)で活動している「すず」が、学習支援の中に加えた工夫について書きました。 ◆◇◆  私は札幌市の大学生です。活動は主に二つ行っているのですが、今回は里親家庭での学習サポートに焦点を当て、活動する中で考えたことについて書いていきます。  土曜日の午前中にご家庭を訪問し、90分間、数学の学習サポートを行っています。前半に40分程度学習を進め、休憩を挟んだ後に

「これしかできない」をポジティブな言葉に

この記事は、Kacotam × 寄付月間2023アドベントカレンダーの14日目の記事です。 学ボラ(訪問型学習支援)で活動している「たじー」が、活動を通じて子どもへ伝えたいと感じていることについて書きました。 ◆◇◆  私は現在、母子生活支援施設に月1回、里親家庭に週1回のペースで訪問しています。  このボランティアをやろうと思ったきっかけは、就職活動をしていたときに、子どもに関わる仕事に興味があったにも関わらず、子どもと接してきた機会がなかったので、仕事にしても良いか

近くで成長を感じられる喜び

この記事は、Kacotam × 寄付月間2023アドベントカレンダーの13日目の記事です。  スタサポ(拠点型学習支援)から学ボラ(訪問型学習支援)へと、主な活動を異動したメンバーのあみゅが、学ボラの魅力について書きました。 ◆◇◆  私は大学に入学した2021年4月からKacotamの活動に参加しています。最初はスタサポでの参加でしたが、2022年8月から学ボラをメインの活動に切り替えました。  私は道外出身であるため、大学進学を機に一人暮らしを始めましたが、大学1

「弱い大人のお手本」として子どもに寄り添う

この記事は、Kacotam × 寄付月間2023アドベントカレンダーの12日目の記事です。  スタサポ(拠点型学習支援)の琴似会館拠点でコーディネーター(ボランティア)として活動している「かつみ」が、日々の活動を通じて感じたことを書きました。 ◆◇◆  「環境に由来する学びの機会格差を是正する」という途方もない目標を掲げた大人たちが本気で取り組んでいる。そんな場所でともに活動したいと考え、私は琴似会館におけるコーディネーターをしています。スタサポは教科学習を中心に生活の