サッカー観て 神社に行きたい。 ー湘南ベルマーレ編
こんにちは!!!
ご無沙汰になったので、勢いつけてみました。かちこです。
今回は、湘南ベルマーレ編です!
ホームスタジアムもある本拠地は平塚市。
昔はチーム名も「ベルマーレ平塚」でしたね。
グルメもビールも美味しいレモンガススタジアムから行ける神社を三つご紹介します!
「平塚」という地名が、初めて文献に登場したのは建久3年(1192)の吾妻鏡という歴史書です。
桓武天皇の曾孫にあたる「真砂子」という女性が東国に下り、天安元年(857)に、この土地に没し葬った封土(古墳などの盛った土)が年月経過により、低くなった。その塚が平らになったから「平塚」という説があるようです。
桓武天皇といえば平家の祖なので、平家関連の塚って意味もあったりして?(これは単なるわたしの憶測です。)
北部を除き、平塚市の大半が幾重もの砂丘によって形成された低台地の上にあり、北部は相模川の氾濫原である大水田地帯(元々は相模湾が入り込み、後に湿地帯となり水田に)。
真土大塚山古墳もあり、そこからは三角縁神獣鏡が出土。
こちらは京都の椿井大塚山古墳、岡山の湯迫車塚古墳と同笵関係といわれており、奈良時代以前に畿内からの移住者、皇室の名代・子代がいたと考えられます。皇室の領地である屯倉が設けられていた。
平塚八幡宮
レモンガススタジアムからも近いこちらの神社。
平塚新宿、馬入村、八幡村の鎮守として古くからあり、旧国府別宮、古国府八幡宮などの別名通りに元々国府のあった場所。
寛永14年(1637)に作成された『鶴峯山八幡宮縁起」が伝わる。
380年にこの地に大きな地震があり、被災した民を嘆き仁徳天皇により創祀されたとのこと…とあったが、推古天皇の時代だとか、なんだか創祀についてはちょっと謎。
御朱印の「鎮地大神」は推古天皇の御宸筆からと云われている。
ひとまず、平塚の土地に古墳があり屯倉もあり、天皇家に縁のある人物がいたことは確かなようだ。
八幡宮なので、祭神は応神天皇、神功皇后、武内宿禰。
そして!ここには!
ポニーがいる!!参道脇の神厩舎に白いポニーの「皐月」ちゃんがおる!!
神社と縁のある牧場から奉納されて、10:00~15:00頃まで、神厩舎にいるそうです。
他にも家鴨がいるようで、なんだかファンシーな雰囲気。
アウェイに行った際は、ポニーの皐月ちゃんに会いに行きたい。
神奈川県の無形文化財にも指定されている「国府祭」にも参加している神社のひとつ。
境内にある末社には弁天社もあり、ひらつか七福神巡りのスポットにもなっています。
近くにある八百屋さんがやってるフルーツスタンドhttps://www.koutacorporation.co.jp/aboutも気になるなぁ~。
前鳥神社
レモンガススタジアムから徒歩だと40分と離れますが、
式内社である前鳥神社を紹介します。
旧名は四ノ宮明神社、平安時代末には四ノ宮と呼ばれていたようです。
「前鳥」は中世の文書などでは「前取」と表記。
御由緒はかなり詳しく公式サイトに記載されてます。
祭神は菟道稚郎子命
応神天皇の皇子で、学問にとても秀でていた為、学問の神様として祀られています。
学業成就、合格祈願、就職祈願などの御利益。
ランドセルお祓いもされているようです。
菟道稚郎子命を祀る神社は全国でも珍しく、京都の宇治神社(古社では畿内でも宇治神社のみ)や、栃木の野木神社のみ。
「菟道」は「宇治」の古代表記。
古事記では「宇遅能和紀郎子」と表記されています。
南方熊楠は「菟道」は「兎の群が通って道になった」の意味だと推測してます。
菟道稚郎子は同じ応神天皇の皇子である大鷦鷯皇子と皇位を譲り合っていたが、菟道稚郎子が空位が三年過ぎたところで自害し、大鷦鷯皇子が即位し仁徳天皇となったとされています。
それが自害ではなく、菟道稚郎子が一族を率い東国に下り、前鳥に宮を建てたという社伝が江戸時代に言い伝えとしてあったそうです。
菟道稚郎子の曾祖父にあたる日本武尊が東征の際、前鳥の土地にて休んだ伝承があり、縁のある土地とされています。
前「鳥」神社なので、お守りは「酉」が描かれているものが多いです。
前鳥神社はブログもやってらして神社の日常や裏側を見られて、中々興味深い内容です。
「盃状穴」についてなどは、ちょっと知ってたけどそういうことかぁ、そんな名前ついてたんだなぁ、と。
参道脇にお花屋さん?コーヒーショップ?も出来たようで、そちらも覗いてみたいです。
寒川神社
平塚市から外れて寒川町。
けれど、ベルマーレのホームタウン。
寒川町は遺跡も多く、縄文遺跡9ヶ所!
縄文時代の地形は相模川の河口は寒川町付近まで迫っていたと考えられるそうです。
相模川の渡河点として要地だった可能性が高い場所。
そしてそして、相模国の一の宮で相模国唯一の名神大社「寒川神社」
平安時代の資料では祭神は「寒川神」「寒河神」と記載されています。
「寒川」という地名について、民俗学者の柳田国男は「サムカワ」の「サム」は清い(聖なる)、冷たいの意味合いで「カワ」は泉や池を指していて、それらを神霊としたか、と見てます。
寒川神社の本殿背後には「難波の小池」という水源があり(禁足地)、特殊神事である追儺の禊に使用される聖なる水源として柳田国男の云う由来とする説や、「寒川」=「神川」の転語とする説もあります。
祭神も色々な説がありますが、現在は「寒川比古命、寒川比女命」とし、人格神ではなく自然神であり、相模湾、相模川を神格化したものとされます。
寒川神社は境内も広く、拝殿もとても綺麗で立派。
実はかちこは訪れたことがあるのですが、大きさとピカピカ感に驚きました。
寒川神社といえば、八方除けで有名ですね。
八方除け方角除けで有名になったのは、明治以降だそうです。
陰陽道の影響が強く、九星気学がベースになっています。
拝殿の右側には渾天儀(かっこいい)。
現在は末社は昭和五年に竣立した宮山神社のみですが、室町時代には「十二王子社、後方十二天社、西方星祭宮(七曜堂、九曜堂)、山王宮、稲荷社、門守神、雷電宮、七聖宮…」など、たくさんの神仏が祀られていたそうです。神仏習合と陰陽道が絡んでるなんて楽しそうです。
特殊神事の追儺では、追儺板と言われる板をバンバン叩いて音を響かせ、魔除けをする神事です。
(杉山神社でちょっと触れました)
珍しいお守りや、かっこ良いお守りもありますし、なんとYouTubeチャンネルも持っててホームページもお洒落でかっこいい。
回りに飲食店など目立ってないのですが、参拝だけのために寄っても価値のある神社かと思います!
https://samukawajinjya.jp/index-sp.html