見出し画像

ドイツのリンゴケーキを紅茶味で

モインモイン!ケイチェルおじだよ。

なにやら北ドイツ?で使われるらしい「モインモイン」なる挨拶、おばんです並みの可笑しみあって好き。

秋になってnoteのタイムラインでもりんごを使ったスイーツをお見かけすることが増えたんだけど、実はおいたんアップルパイとかタルト・タタンとかちょっと苦手なんだよね。

砂糖煮したリンゴがダメなのかな。カスタードクリームとか入ってるとなおさらダメ。子供の頃は手もつけないレベルで嫌いだった。

でも大人になって甘さ控えめのアップルパイの美味しさは分かり始めたので、何かそういうリンゴスイーツなら作ってみたいなあ、と思ってたところに、おいたんのお菓子師匠しずか先生ドイツ風のリンゴケーキを作られてた。

見た瞬間、これ絶対美味しいやつだって直観した。ねっとりした甘さのない、甘さ控えめで素朴なリンゴケーキっぽい。

ドイツ語だとアプフェルクーヘン・ミット・シュトロイゼルって言うらしい。アプフェルはリンゴ、クーヘンはケーキ、ミットは英語のwithにあたる3格支配の前置詞な。ってはるか昔に習ったような。

シュトロイゼルってのは、バター小麦粉のそぼろみたいなやつらしいんだけど、いかにもドイツ語って感じの響きがカッコいいよね。だけどこのケーキには複数形の-nを付ける表記もあって、それだとシュトロイゼルンってちょっと可愛くなるところもドイツ語っぽい。

ドイツ語と言えば、大学時代の友人が就職してすぐ沖縄に転勤になって、「イッヒ・ゲーエ・ナッハ・ナハ」という渾身のドイツ語ギャグをかまして那覇に発って行ったのが思い出される。

あと、日本に来たドイツ人が、電車の中で周囲の会話を聞いて「日本人も『あぞー』って相槌打つんだ!」って驚いてたのも面白かった。

ついつい話がそれた。そう言えば、おいたんのnoteでドイツ物はお菓子も料理も初めてな気がする。これから開拓していきたい分野だな。

さて、しずか先生のリンゴケーキにちょっとアレンジを加えて、紅茶を足してみたいと思います。紅茶入れると一気に「甘くない甘いもの」化するからね。Apfel"tee"kuchenってのも乙なもんだろう。

というわけで、材料です。

画像1

昨日のクイズ、「Apfelkuchenの生地を紅茶でアレンジ」とお答えになったしずか先生大正解!「しずか先生のドイツ風リンゴケーキ」とお答えになったユイじょりさん、紅茶を見落とすとはいつもの詰めの甘さが出ましたね。ドイツ語圏にお住まいのPezioさんにはStreuselと気づいて欲しかったなー。アップルパイとお答えになった他の方々、多分この材料でアップルパイ作れないと思います。ぽなちゃんくらい茗荷キメすぎてぶっ飛んでれば作れるかもだけど。

実はパタさんが鋭いお答えされてたんですが、それは後ほど。

詳しい作り方はしずか先生のnoteをご覧ください。今回はレシピの3分の1(秋映のリンゴ1個ぶん)で作っていきます。

↓バターにグラニュー糖混ぜて卵液とバニラエッセンス加えたとこ。

画像2

↓薄力粉と紅茶の茶葉を加えて、生地がまとまったら冷蔵庫で1時間休ませます。

画像3

↓リンゴの皮むき長らくサボりすぎて、途中3回くらい切れたOrz

画像4

↓切ったリンゴに紅茶を加えて、紅茶の水分を煮詰めます。シナモンパウダーとレモン汁を混ぜます。

画像5

↓冷蔵庫から生地を出して、麺棒で伸ばして型の大きさに合わせます。

画像6

前に牛乳パン作ったときに買った、100均の使い捨てアルミパウンド型を使いました。

↓型に生地を合わせます。

画像7

↓シュトロイゼルを作ります。シュトロイゼルにも茶葉を。

画像8

↓生地にリンゴを敷き詰めます。

画像9

シュトロイゼルが乗るか心配だったのでリンゴ控えめにしてみた。

↓シュトロイゼル全部のせたけど、まだ余裕あるな。空間把握能力ないかもしれん。

画像10

↓というわけで余ったリンゴを一番上に乗せます。

画像11

リンゴを紅茶と煮詰めるのも、最後に上に乗せるのも、パタさん大正解。おいたんの心が読めるの!?

180度のオーブンでとりあえず55分焼いてみたら、上のリンゴは炭焼きリンゴみたいに炭化しそうだったのに、シュトロイゼルに焼き色がついてなかったので、リンゴを外して200度で5分追加しました。外したリンゴはつまみ食い。

焼き上がりがこちら↓

画像12

生地の上が焦げた。やっぱりシュトロイゼルが山盛りになるようにしなきゃダメだったか。思い切ってリンゴを全部下に入れとけば良かったんだな。

とは言え、決して悪い出来ではなさそう。試しに端っこを薄めに切って味見してみたら、めっちゃ美味しい!

今朝、さっそくベランダで食べてみました。

画像13

バターたっぷりのカリカリの生地とホロサクのシュトロイゼル、リンゴのシンプルな甘味、さらにほのかに紅茶の風味。ドロドロしたところのない、まさに求めてたリンゴケーキです。

美味しすぎてお昼にもw

画像14

しずか先生の最新の記事で、ドイツのカフェではケーキが横倒しにされてフォークが刺さった状態で出されがちって書かれてて、おいたんもやってみた。とても面白いお話なので興味のある方はぜひお読み下さい。

何よりそこそこ簡単にこんなに美味しいリンゴケーキが作れるなんて思いもよらなかった。ドイツ菓子も侮れないなあ。

おわり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?