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沖縄慰霊の日にちんすこうを作りましょうねえ

はいさい!ケイチェルおじだよ。

明日6月23日は沖縄慰霊の日。みんなちんすこう食べるよね?

沖縄では先祖の霊を慰めるためにちんすこう食べるんだったかな。いや、あれは味のない餅みたいなやつだったかな… ムーチーじゃないし、お盆に食べるあれは何だったっけ。なんともあやふやな知識しかないケイチェルおじだけど、沖縄への愛は人一倍。ちんすこうを食べて、沖縄戦で犠牲になった方々や今の沖縄に想いを馳せたいわけさ。

とは言っても、沖縄じゃハイビスカスから生えてくるレベルでどこでも手に入るちんすこうだけど、ここ東京砂漠じゃおいそれとは手に入らない、貴重なお菓子だ。あんなに美味しいのに、なんで?

これは沖縄そばにも言えることだけど、なんで沖縄そばは讃岐うどんみたいに全国津々浦々どこにでもあるような食べ物にならないんだろう?個人的には、麺類のなかでは讃岐うどんや家系ラーメンなんかより断然沖縄そばの方が好きなんだけどなあ。

ちんすこうが易々と手に入らないとなれば、作るしかないさあね。そもそもちんすこうって素人に作れるのか?と思って調べたら、すぐにいくつかレシピが出てきて、しかも簡単そう!「甘くない甘いもの」好きなケイチェルおじとしては紅茶味のちんすこうなんていいなって思ったけど、まずはオーソドックスなレシピで作ってみたく、以下↓を参考にしました。

ちんすこう好きな人は知ってると思うけど、原料にはラードを使います(世界中のお菓子のなかで、ラード使うお菓子なんて他にあるんかなあ。中国のお菓子が起源になってるそうだから、中国にはあるかもしれんね)。上のレシピによれば、材料は小麦粉100g、砂糖50g、ラード50g(!)の3つだけ。これらを混ぜて焼くだけ。なんて簡単!

近所のコープに奄美のきび砂糖が売ってたので、砂糖はこれを使いました。

しかし、ちんすこうにラードが使われてることは知ってたけど、まさかこんなに大量に使うとは予想外だったわ。実際、チューブから50g絞り出してるとき「え、こんなに!?」って少し恐ろしくなったくらい。最初にそのラードと砂糖を混ぜてクリーム状にします。

前回の記事でも触れた、おいたんのかかりつけ医が「オリーブオイルのような良質な油はいいですけど、ラードのような脂はダメですよ」って言ってたのが頭をかすめる。しかしこんな時は『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』っていう映画に出てくるセリフを思い出さなくてはならない。

「お前は今、美味しいものを食べたいのか?痩せたいのか?どっちかに決めろ」

ここは覚悟を決めるしかない。もちろんラードを使わないレシピも結構あるんだけど、おいたんは中途半端なちんすこうじゃなくて、本物のちんすこうが食べたいんや。そんなことを考えながら、小麦粉を入れてひたすら混ぜていきます。

↓なぜか丸めてみた。

麺棒で薄く伸ばして、8等分にして、100均で買ったウェーブカッターでギザギザを付けたら、なんか虫みたいになりました↓

…我ながら不器用だなこれ。ちぎったりくっつけたりしてるうちに、8等分じゃなくなってるし… よく考えたら、四角に伸ばして、そのままウェーブカッターで切れば良かったんだよな。なんか試行錯誤してたらよく分からない成形になった。

何はともあれ、オーブンに入れ200度で10分焼きます。出来上がりがこちら↓

予想以上に膨らんで、かなり太っちょなちんすこうになってしまいました。中年おじの悲しい性として、どうしても下ネタが言いたい病をずっと我慢してきたけど、うっかり言ってしまいそうになる。でもnote始めて1か月でbanされたくないからここはグッとこらえて我慢するね。

形は不格好だけど、ひと口食べてみて、ちゃんとちんすこうの味がする!って感動しました。さすがに沖縄でもこんな大判なちんすこうは売ってないだろう。逆に価値があるように思えてきた。次は紅茶のちんすこうを作るぞ!とリピを誓います。

ところで、ケイチェルおじはnoteで料理関係以外に短歌や俳句を作られてる方を何人かフォローしてるのですけど、おいたんも最後に一句詠んでみたいと思います。

ちんすこう 手作りし内地も 慰霊の日

おわり。






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