英国風(?)コーヒーサンドケーキ
ハローユアマジェスティ、ケイチェルおじだよ。
こないだふと、子供の頃に大好きだった、ある庶民的な菓子パンを作りたくなって調べてたら、なぜか英国貴族の優雅なアフタヌーンティーのお菓子ができあがった週末の話。
子供の頃住んでた地域ではイケダパンっていうローカルパンメーカーが幅を利かせてて(確かそこが出してたと思うんだけど)、「コーヒーサンド」みたいな名前のパンがあった。おぼろげな記憶だけど、薄いスポンジ生地を半月型にしてコーヒークリームをサンドしたパンだったと思う。分かりやすいところで言えば、山パンの「コーヒーサンドモカ」に近い。
近いというかほぼ一緒なんだけど、イケダパンの方は3枚サンドじゃなくて2枚だったと思う。でも、大人になって上京してから山パンのコーヒーサンドモカは食べたことあるけど、あんまり美味しいとは思わなかったんだよね。イケダパンの方が美味しかったのか、あるいは思い出補正なのか。
で、この山パンのコーヒーサンドモカでもいいから再現レシピがないかと探してみたけど、全然見つからず。せめて原材料でも分かればと思ったけど、案外マイナーなパンなのかそもそもコーヒーサンドモカ自体の情報が少ない。知らない人も多いのかなあ。イチゴスペシャルのコーヒー版みたいなやつなんだけど。
パンの情報はなかったけど、代わりにコーヒーサンドケーキというのはレシピがけっこうあって、どうやらイギリスのお菓子らしい。
作り方を見てると、形は違えど子供の頃に食べたコーヒーサンドパンに近い味のケーキになりそうだと思って、まずはこちらを作ることにしました。
というわけで材料でーす。
詳しいレシピや作り方は上のYouTubeをご覧に下さい(手抜き)。基本的にはパウンドケーキの配合に近くて、シュガーバッター法です。
バターにきび砂糖と上白糖をすりまぜて、卵液を少しずつ加えます。
動画で分離してたから慎重に混ぜたけど、最後やや分離した。湯煎で少し温めます。
無事に繋がったので、ふるった粉類入れます。
最後にインスタントエスプレッソ入れて生地は完成。
15cmセルクルで焼きます。デコ型は12cmしか持ってないので。今までセルクルで焼けなかったケーキはないから大丈夫だろう。
少しお漏らししてるけど、無事焼けました。このカリッと焼けたお漏らし生地が世の中で一番美味しいお菓子なんじゃないかと思うほど。
冷ましてるあいだにコーヒーバタークリームを作ります。卵白1個分のスイスメレンゲで。インスタントエスプレッソをレシピの3倍入れたら、かなり美味しいコーヒークリームに。
ケーキを切れない中年の登場。と言っても、今回はお皿の淵に沿ってナイフ動かしたら丁度いい高さに切れた。
ガムシロップとラム酒を混ぜたやつを打って、コーヒーバタークリームもたっぷりサンド。
上にもシロップを打って、コーヒークリームを花型に絞ります。
ダイエットのお供ロカボナッツからクルミだけ抜き取って、お花クリームの上に乗せました。
最後に粉糖ファサーしてできあがり。
コーヒーケーキだけど紅茶に合うらしい。
ヴィクトリアサンドイッチケーキみたいに真ん中が膨らむ形になって、英国ケーキっぽくできた。気分は英国貴族の優雅なアフタヌーンティーだな。味はイケダパンな感じだけど。
いや、ほんと、昔食べたコーヒーサンド並かそれ以上に美味しいわ。少なくとも山パンのコーヒーサンドモカよりは遥かに美味しい。生地もクリームも口の中でしゅわーっと溶けるような柔らかさなんだよね。先週のフランクフルタークランツもそうだったけど、生地にコーンスターチ入れたから?(竜田揚げの件といい、最近コーンスターチが熱い)
あ、もしコーヒーサンドモカみたいな菓子パンの作り方に詳しい方がいましたら、ぜひコメント下さい。
*ここまで書いて、イケダパンのHP見たら今はこんな商品になってるみたい。
山パンのコーヒーサンドモカみたいな半月型じゃなくて、この珈琲シフォンみたいに丸形だったような気がしてきた。
おわり。
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