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妙に懐かしい!?ロシアンクッキー

プリビェット!ケイチェルおじだよ。

ブランケットの記事でウクライナ風ビーフストロガノフの話をしたときに、「ロシアに行ったことない」って書いたけど、厳密にはトランジットでモスクワの空港とホテルは利用したことがあるんだよね。まあそれでも行ったことないのと同じだから、そのぶんロシアには妙な憧れがある。憧れというか、むしろ郷愁に似た感情を抱いてしまうのはなぜだろう。おいたん南国の生まれなのに。

おそらく日本の文化、特に昭和の食文化のなかにロシア的なものが多分に入ってたからじゃないかなあ。戦後の学生運動の時代、若者たちのあいだにソ連への幻想が微かに残ってた頃、加藤登紀子さんに代表されるような歌手の人たちや作家の人たちを通じて、ロシア民謡や食べ物、お菓子といったロシア文化が積極的に取り入れられたんだろうと思う。

そうしたロシア食文化のなかの1つがロシアンクッキーなのではないか。ジャムを乗せたクッキーって、子供の頃に何か特別な機会に食べたような食べてないような(笑)、あやふやな記憶しかないんだけど、もしかしたらこういう↓缶入りのクッキーで食べたのかなあ。

子供の頃、おそらく誰かのお土産とかお中元とかでもらったのか、妙に特別感のあるこのお菓子。大人になってからは一度も食べたことないや(調べたらコストコとかに売ってるみたいね)。

この缶入りクッキーにロシアンクッキーが入ってたかどうか定かじゃないけど、それ以上に実家にたまーにあったこういうタイプの缶クッキーがどこのメーカーのものだったかすら、今調べてみても分からん。青い缶ってことと、いろんな形があって、なかにはザラメをまぶしたやつとかがあったりしてってことは覚えてるんだけど…。複数のメーカーから出てるみたいなんだけど、どれも「ダニッシュ・クッキー」って書いてるから、デンマークのクッキーなのかな。ロシアンクッキーが入ってたか怪しくなってきたw

あと、ロシアンクッキーと呼べるのかどうか分からないけど、ジャムの代わりに赤とか緑の異様に甘いグミみたいなやつが乗ってるクッキーあったよね。あれは何だったんだろう?って思って調べたら、ドレンチェリーっていう、実際にサクランボから作られたものらしい。下のデイリーポータルZの記事に全て書いてあった。

このドレンチェリーのクッキーが缶入りのダニッシュクッキーに入ってたのかな。全然思い出せない。でも子供の頃にこの絞り出し型のクッキーって、あの缶入りのやつくらいでしか食べる機会なかったような気もする。

それはともかく、ロシアンクッキーを作って行こう。クッキー作りはnote初期の頃(といっても3ヶ月前だけど)に作ったレモンティクッキー以来だ。

レシピはこちら↓のYoutube動画を参考にしました。

<イチジクジャムのロシアンクッキー:初戦スカッド>
バター:40g
グラニュー糖:27g
紅茶葉(アールグレイ):1g
塩:ひとつまみ
卵白:0.5個
薄力粉:45g
アーモンドパウダー:5g
イチジクジャム: 適量

フォーメーション

昨日のクイズ、残念ながら正解者なし。 「紅茶のマカロンにジャム挟む」と答えたチョコチップクッキーさん、「紅茶のダックワーズにジャム挟む」と答えたユイじょりさん、残念でした~。「ジャム必須」のお菓子としてロシアンクッキーのみを正解とします。ていうか、一定年齢以下の人はロシアンクッキー知らない可能性ある!?

作り方としては、まずボウルでバターを撹拌して柔らかくし、グラニュー糖・紅茶葉・塩を入れて白っぽくなるまでよく混ぜます。

卵白を2回に分けて入れながら混ぜ、ふるった薄力粉とアーモンドパウダーを入れて混ぜます。元レシピではアーモンドパウダーじゃなくてコーンスターチだけど、冷蔵庫に中途半端に残ってたアーモンドパウダー使いました。

絞り袋に入れます。

スケッパーで絞り袋の先に寄せるテクを覚えた。

天板の上にアルミホイルを敷き、さらにクッキングシートを2枚敷きます。下のシートには、前回のマカロンのときに作った手書きの○シートを活用。またこれが役に立つとはw

試しに小さい円で2重に巻いたものと、大きい円で1重に巻いたものと2タイプ絞り出してみた。マカロン作りで覚え始めた絞り出しの手口、手書きシートとともにどんどん練習していきたい。

これをいったんオーブンに入れて、160度で12分焼きます。一度取り出して、真ん中のくぼみにジャムを乗せます。

コンベクション機能のノンフライモードでやってみたんだけど、それでも焼きムラが出た。やはりうちのオーブンは真ん中がよく焼けるみたい。この焼きムラについては、今後の焼き菓子を作るなかでいろいろ試行錯誤して行きたい。

ジャムを乗せたら、再びオーブンへ。160度で10分焼きました。

1個ジャムが溢れてしまったのがあるけど、他は無事だったようだ。冷蔵庫で持て余してるイチジクジャムの消費を第一の目的としてたんだけど、ちょっとずつしか乗せられず、ジャムは思ったほど消化できなかった。

今日の夕方、涼しくて天気も良いので、ベランダのテラステーブルで食べてみました。アールグレイティーにイチジクジャムを入れたロシアンティーとともに。クッキーはしっとりしてバターの風味も程よく、美味しかったです。子供の頃に食べたロシアンクッキーの味かどうかは分からないけど。

これからの季節、紅茶も美味しく飲めるし、イチジクジャムはロシアンティーにして消化しよう。ちなみにベランダについてはまたの機会に記事を書こうと思ってます。

おわり。

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