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港屋インスパイアの鶏つけ蕎麦 〜なぜ蕎麦にラー油を入れるのか?

やあ、みんな。ケイチェルおじだよ。

港屋インスパイア系の蕎麦屋に行くとだいたい鶏蕎麦を頼んじゃうおいたん。

おっと、あたかもモスバーガーではモスチーズバーガー頼みますみたいに言ったけど、たぶん港屋インスパイアって言われても知らない人の方が多いかもね。実は過去の記事で書いたことあるんだけど、もう一度同じことを書いとくよ。

港屋っていう「蕎麦界のラーメン二郎」と呼ばれてたお蕎麦やさんがあって、そこの名物「肉そば」が、大盛そばに白髪ネギや海苔、温かい肉のつゆ、それもラー油で辛くしたつゆがかかってる蕎麦だったんだ。「だった」というのは、その元祖のお店はもう潰れちゃったらしくて、今はないらしい。実はおいたんも港屋さんには行ったことない。

でも、港屋の暖簾分けやインスパイア店はその後増えて、おいたんの住んでる府中にも何店かある。でも初めて食べたのは池袋にある壬生(みぶ)ってお店。「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか?」の看板がインパクト強くて、新宿にも支店があるのでご存知の方もいるかも知れない。

看板メニューはこの「鶏蕎麦」↓

大盛そばにネギと刻み海苔という港屋インスパイアの特徴に、つけつゆが温かくて鶏肉が入ってる。つけ麺ならぬつけ蕎麦ってとこだね。府中にある港屋系のお店も鶏蕎麦が看板メニューで美味しい。

おいたんは、この鶏蕎麦に出会ってから、ときどき家でもマネするようになったんだけど、なかなかお店の味にはならないな。一度、壬生の厨房で蕎麦茹でてた店員さん(店長さん?)に、「家でなかなかこの味にならないんですよ〜」って話したら、「そうでしょうねえ。うちのは返しが濃いんですよ」って教えてくれた。

それを聞いておいたんが上手く作れるようになったかというとそんなことはないんだけど、今回はまあまあ良い線いってるものができたので紹介しよう。

ちなみに例のQOLおねえさんも、非常に近いものを作ってたな。

上の「かしわ抜き」のスープと下のラー油だれを合わせれば、ほぼ壬生の鶏蕎麦になると思われる。

昨夜は結局何も作る気にならず晩ごはん抜いたので、今日のお昼はたっぷり食べよう。材料はこちら。

具材はタクトリタンで余った鶏モモ肉とネギのみ。蕎麦は乾麺の戸隠そば。

最初に鶏肉をごま油で炒める。

次にネギ投入。

ネギは後入れしようか迷ったけど、やっぱり油にネギの香りを付けたいし、何よりおいたんは火の通った柔らかいネギが好きだ。

続いて蕎麦ツユを入れる。

まかないチャレンジの大将が「かけそばのツユは、出汁8、みりん1、醤油1で作れる」って言ってるのでそれをベースに。ただ、数日前からみりんを切らしてて、買うのをずっと忘れてたんだよなあ。

一昨日揚げだし豆腐を作ったときにみりんの代わりに酒と砂糖で作ったら美味しかったので、今回もそれで代用しよう。最終的に水280cc、10倍濃縮の白だし40cc、醤油40cc、酒40ccに砂糖大さじ1.5でちょうどいい感じになった。つけだれなのでやや濃いめに。

お蕎麦を茹でる。あとでスープ割りするためにそば湯は取っておこう。

つけつゆにはラー油をたっぷり入れて、茹で上がった蕎麦は冷水でしっかり締めて、刻み韓国海苔と卵など、お好きなものを乗せてね。

AJINOMOTOの冷凍餃子も焼いてみた。昨夜何も食べてないから今日は何食べてもカロリーゼロなはず。

ちなみに港屋系のお店では生卵と白髪ネギと天かすは取り放題と決まってるもんだけど、天かす買い忘れた上にネギももうなかった。

卵黄が絡んだ冷たい麺を、温かいつゆにつけて食べまーす。

うんまー!これ、かなりお店の味に近づいた気がするよ。ラー油のピリ辛具合も最高。もはや「なぜ蕎麦にラー油を入れないのか?」って問いたいくらいだわ。冷たい麺に温かいスープのつけ麺スタイルって、魅惑のマジックよね。寒かったり暖かかったりするこの季節にぴったり。

餃子のタレ作るの面倒くさかったんで、餃子もツユにつけちゃえ。

これも良き。おいたん天才か!?って思った。久しぶりに食べるAJINOMOTO餃子も美味しいな。

最後はそば湯でスープ割りして締め。

やっぱりお店のつゆに近いと再認識。鶏の出汁も感じられて美味いスープだ。

惜しむらくは天かす買い忘れたことだな。あれば2倍は美味かったと思われる。みんなも好き好きにアレンジして鶏蕎麦作ってみてくれ。

おわり。

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