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大阪人のDNA

某国から大阪の実家に帰省中。

昨日は「今井」で親子丼+小きつねうどんのランチ、デザートにわらびもちを食べた。その後はなんばグランド花月で、とろサーモン、パンクブーブー等のM1覇者に加え、こだまひびきらの重鎮に笑わされた。新喜劇はスチコ座長の回だった。終了後は「くくる」でたこ焼きをつまんだ。

このような1日を過ごすと、浪速のDNAが騒ぐ。私は大阪生まれの大阪育ち。生粋の大阪人だ。

先日合流した一人暮らしの娘(24)にもそのDNAは宿っている。彼女は大阪に住んだことはないがお笑いが大好きで、大阪に来るたびに新喜劇を見にいく。新しい芸人にも詳しい。血は水よりも濃いのだ。

ノリというものもよくわかっている。


さて、夕べの話。

親子孫三世代の夕食が済み、私、娘、私の母の三人で茶飲み話していたときのこと。
「Aちゃん(娘)は勉強ばっかりして、将来はいったい何をするの」と母が言いだした。娘は関東地方の大学院で量子力学を学んでおり、この4月から博士課程に進む。
いたずら心がむくむく湧いた私が、「マッドサイエンティストになるねんて」と脇から答えた。
「マッドサイエンティストってなんや」と母。

娘はこういうときにピンと来る方だ。
「とくに優れた科学者のことや。まだマッドサイエンティストの世界に女性は少ないけど頑張るわ。わたしが立派なマッドサイエンティストになるまで、おばあちゃん長生きしてね」

母は嬉しそう、そして誇らしそうに微笑んでいた。

今日あたり、「孫がマッドサイエンティストなるねんて」と、自慢げに近所中ふれまわっているにちがいない。

こうして大阪のオカンは出来上がっていく。


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