新年のあいさつと抱負
新年明けましておめでとうございます。
年初にあたり、将来に向けての抱負を述べたいと思います。
今、SDGsという言葉がようやく知られるようになってきました。
しかし、持続的発展のうねりが来ているかと言われると、むしろ目先の利益で行動する傾向が強いと思われます。
第二次大戦の反省から世界人権宣言が作られ、その進化としてSDGsが作られています。つまり、世界の平和と発展のためには、人権と環境に配慮した一人ひとりの行動が欠かせません。しかし、他人任せで社会が動くことはありません。つまり、主体的市民だけが社会を変えていけるのです。
残念ながら、今、格差社会という主体的市民浸透への逆風が吹いています。近代、ムラ社会から資本主義社会へ移行に従い、コミュニティから役割分担へと社会関係が変容しており、その役割や環境から人々の視野が狭められています。SNSの普及はその傾向に拍車をかけています。そのため、経済的格差だけでなく意識や情報、知識、行動まで分断が及んでいます。
先進的な意識を持った方は持続的発展に向けて活発な活動をされています。しかし、社会が分断され、活動の広がりは遅いと思います。逆に封建的な意識や文化は今も根強く生活習慣に浸透しており、権利の剥奪や環境破壊の温床となっています。
私は限られた意識の高い人だけでなく、少しでも多くの方に主体的市民として行動を伴にしてもらうためには、地域での社会参加を増やすことが近道であると思っています。体験と学習、対話のサイクルが必要で、特に体験の場が少なくなっていると感じているからです。
私は地域活動を通じて少しでも多くの人に社会参加をしていただき、主体的市民の裾野が広がってほしいと願って活動します。特別なことではなく、身の丈に合った自立した生活と地域活動をしていくつもりです。
これからもよろしくお願いします。
(抽象的な表現が多く恐縮です)