Squad Busters | Supercellの最新作は ”MOBA+バトロワ”? CBT参加レポート!
おつかれさまです、kabutomです。
今回のnoteでは、Supercell期待の最新作『Squad Busters』(読み:スクアッド・バスターズ)のクローズド・ベータ・テスト(CBT)体験レポをお送りします。
期間限定・カナダ限定・招待制でおこなわれた今回のCBTは参加すら難しい”狭き門”でしたが、幸運にもご招待いただけたので、以下の2点を目標に決めて参加をしてきました。
日本のプレイヤーの代表としてしっかり遊んで、気になった点を開発陣にフィードバックしよう
「開発中の最新作がどんなゲームなのか」をわかりやすく日本のコミュニティにシェアしよう
CBTの10日間をみっちり遊んでみた感想として、「早くこのゲームを正式リリースしてほしい!」と素直に思えましたし、日本界隈に伝えたい内容もふくらんできたので、2本のnoteにまとめることにした次第です。
CBT参加レポートとゲームの紹介(←本note)
CBT登場全キャラ紹介と7つの攻略アドバイス(※明日公開)
今回のPOINT!
Supercellの最新作『Squad Busters』は、MOBA+バトロワ?
独特かつシンプルな操作性:「ドラッグで移動」「止まって攻撃」
CBTで遊べたのは1つのモードのみ。正式リリースまで時間はかかりそうだが期待大!
『Squad Busters』CBT体験レポート
『Squad Busters』とは?
『Squad Busters』(読み:スクアッド・バスターズ)とは、2023年1月31日に発表されたSupercell社の最新ゲームです。Supercellがこれまでに世界リリースした5本のヒットタイトルの登場キャラたちが一堂に集まるオールスターバトル的なお祭り感がウリです。
ヘイ・デイ(2012)
クラッシュ・オブ・クラン(2012)
ブーム・ビーチ(2014)
クラッシュ・ロワイヤル(2016)
ブロスタ(2017)
タイトルにある「Squad」とは、直訳すると「分隊」「班」という意味で、本作最大の特長にしてキーワードです。この単語は覚えてね!
ちなみに、発表から間もないこともあって日本語の略称はまだ固まっていません。スクバス? それとも、スカバス?
第1回CBT(2023/02/06-16)の概要
タイトル発表とともに募集が開始されたのが、第1回のクローズド・ベータ・テスト(CBT)。その概要はこうです。
期間:2023/02/06~02/16
地域:カナダ(抽選制)
端末:Android 12 or 13
他:CBT期間後、データはリセットされる。
Supercell系タイトルでは世界リリース前にソフトローンチと称して一部の国で最終テストを実施することが多いですが、今回はちがいました。終了日が決まっていますし、データ引き継ぎもない、純粋なベータテストでした。この段階のテストを公募したのは、Supercellとしてはわりと異例ですよね。
今回テストしたバージョンとゲームの完成度
Supercellファンなら気になるのが現時点のゲームの完成度だと思います。
今回のCBTにあたって、開発陣から『開発の初期段階です!』と注意をされていましたが、遊んでみるとその通りで、プレイできるのは1つのゲームモードのみ(エメハン/ソロ)。未解放・未実装な機能も多かったです。
「ソロ」の「エメハン」:プレイアブル
「デュオ」:未解放
ランクマッチ:未解放
ソーシャル機能、フレバト、観戦:なし
つまるところ、今回開発陣がテストしたかったのは、このゲームの”核”となる遊びがユーザーにどう受け入れられるのか、ゲームをより良くするためには何をどうすればいいのか、なのかなと筆者は理解しました。こまかな”粗”をどうこう言う段階ではないなと。そう考えた人は少なくなかったようで、CBTの専用SNSでも建設的な意見やアイデアが飛び交っていましたし、有意義なCBTになったんじゃなかろうかと思います。
今後の予定は未定とのことですが、完成度から考えるに、いきなりソフトローンチとはならず、第2回・第3回のCBTを挟んでくると予想します。日本でふつうに遊べるようになるまでには、まだ時間がかかりそうですねー。
『Gem Hunt』ってどんなゲームモード?
それでは今回の本題、肝心のゲームプレイはどんな感じなのか、です。
今回のCBTで遊べたのは、「Solo」(ソロ)の「Gem Hunt」(エメラルド・ハント)というゲームモードでした。
Gem Hunt(エメラルド・ハント)
PvP(10人対戦)・PvE
集めたGem(エメラルド)の数で順位が決まる
他のプレイヤーやモンスター(NPC)にやられたら敗退
1試合:4分間
「Squad」(分隊)という名の”MOBA要素”
「Gem Hunt」は、Supercellの既存ゲームで強いて言うなら『ブロスタ』に一番近い感じなのですが、似て非なる要素が大きく2つあって、その1つめが「Squad」(分隊)という名の”MOBA要素”です。
試合開始直後、味方は誰もいません。事前に使用キャラや使用デッキを選んでおく、”お決まりのやつ”がこのゲームにはないんです。
バトルが始まってまず最初にすることは、1人目のキャラを3択から選ぶことです。以降はそのキャラを操作していきます。
2人目以降のキャラをゲットするには、コインを集めて宝箱を開けなくてはいけません。モンスター(NPC)を倒したり、草むらから見つけたり、生産したり、敵プレイヤーを倒したり、コインの入手方法は多岐にわたります。
他のプレイヤーより、すこしでも早く、すこしでも強い「Squad」(分隊)を作り上げるためには、戦術が必要な訳です!
宝箱を開けるために必要なコイン数は、徐々に増えていきます(3 →5 →10 →20 →40 →80 ・・・と)。そして、3択にどのキャラが出現するかはランダムです。
なので、自分が好きなキャラや使いたい組合せを毎回引ける訳ではありません。この不自由さとやりくりゆえに、毎試合を新鮮に遊べるんですね。
試合ごとに最善な「Squad」に仕上げていく ”MOBA”要素と、1マップ10人のプレイヤーの中で生き残りを目指す”バトロワ”の駆け引き要素を足した上で、1試合わずか4分間という短時間に面白さをぎゅっと凝縮させたゲーム、それが「Gem Hunt」なのです。
「ドラッグで移動」「止まって攻撃」というシンプルな操作方法
『ブロスタ』と似て非なるゲーム性の2つ目のポイントが、操作方法です。
『Squad Busters』の操作はシンプル過ぎるくらいにシンプルで、「ドラッグで移動」「止まって攻撃」の2つが基本になっています。
『ブロスタ』に限らずスマホ横持ちのゲームでよくある、「左パッドで移動」「右パッドで照準や攻撃」という操作に慣れているプレイヤーにはやや物足りなく感じるかもしれません。ですが、筆者のようなアクション音痴にはこれくらいがちょうどよく感じますし、追うにせよ逃げるにせよこれはこれで意外やなかなか駆け引きが成立しています。
直感的な操作性で間口を広げつつ、駆け引きの奥深さを誰もが楽しめる塩梅に仕上げてしまうあたり、まさしく世界のSupercellゲーだと感じました。
CBTを10日間遊んでみての率直な感想
ここからは、CBT期間の10日間、本作をプレしてみての感想コーナーに移ります。
まずは一言、素直に面白かったです「Squad Busters」。はじめは「面白くなかったらチャチャっと触って終わらせよう」とも考えていたのですが、結局毎日2-3時間楽しんでしまったうえ、テスト期間終了後の今はお気に入りゲームがサ終したかのようなロスに襲われている始末です。
その楽しさがどこから来たのか言語化してみると、無駄なストレスが皆無で、居心地がいいゲームな点が大きいです。
かわいいキャラ、親しみのある舞台、軽快な音楽と、小気味のいい操作感に効果音。未実装のモードや機能があるという意味では開発初期ですが、できている部分の完成度は非常に高いと思いました。
このゲームでストレスを感じたのは、こっぴどく負けた時と早く育成したいのに資源が全然足りない時くらい。つまり、開発者がイライラさせたいところでだけイライラしているわけで、まんまと術中にハマっちゃってたということです。これは、文句を言いつつ実は夢中になっちゃってるパターンだ!
肝心のバトルで魅力に感じたのは、その懐の広さです。
MOBA+バトロワという複雑になってもおかしくないゲーム要素を、4分という短い試合時間とシンプルな操作方法に落とし込めているのがすごくて、このゲームの間口は本当に広いです。ガチ勢からライト勢まで誰もが楽しめるゲームになっていると保証できます。
戦術面でみても、対人戦好きな肉食プレイもアリだし、逃げまくる草食プレイもアリと、さまざまなプレイスタイルを許容してくれるバランスがなかなかすごいと思います。
弱々Squadで複数のプレイヤーから逃げ回る際の緊張感たるや、はるか昔、小学校の体育館のドッジボールで逃げ回ってた日々が蘇ったかと思いましたし、逆に逃げる敵Squadを追い詰めてBustedできた時のワルいい気持ちは、鬼ごっこの鬼で「つーかまーえた」した時のようでした。童心に帰るとはまさにこのこと!
書いていて分かってきましたが、「Squad Busters」は最新のスマホゲームでありながら、ドッジボールやら鬼ごっこやら花一もんめといった古典的な遊びに通ずる体験が秘められている気がします。その辺りが本質的な楽しさというか、飽きの来なさにつながっているのやもしれません。
基本的に大満足だったので、特に大きな不満や文句はないのですが、強いて言えばという事で重箱の隅を突いておきます。
逆転要素がほしい
Gem Huntでは1位総勝ちみたいなところがあって、1位が序盤中盤に独走してしまうともう誰にも止められない展開で試合が決まってしまいます。マリオカートのキラーじゃないですけれど、何らかの“逆転要素”があれば、今よりもっと最後のホイッスルまで緊迫した試合が増えるはずです。
世界観の徹底
本作ではマップ上で宝箱から仲間を集めて、その試合だけのSquadを作っていくわけですが、「宝箱からキャラが出てくるってドユコト?」と気になってしまうんですね僕は。ひょっとしたらこのゲームの世界観に関わる理由がのちに明かされるのかもしれませんが、やっぱり違和感があって。完成度の高い世界ゆえに、そこまでこだわってほしいという願望があります。
esports展開
できなくはなさそうだけど、あまり競技向きじゃないなと感じました。ユニットのピックにランダム性が高すぎて、上級者の優劣を少ない試合数で測るのが難しいぞと。
いやまあ、大会形式でカバー可能ですし、未公開のゲームモードにもっと競技向きなのが用意されてるかもしれないので早計な可能性もあります。
むしろ、パーティーゲーム的な性格を伸ばして、「10人の配信者がフレバト10本勝負のライブをやります!」的な企画がしやすいゲームになったら、桃鉄とかAmoung Usとかと同じ土俵に立てそうな気もしたりして。無理に競技競技させなくても良いのかもしれません。
さいごに
以上、「Squad Busters」CBT参加レポートでした。
今後の動きは未定ですが、本作に魅力を感じられた方は各種SNSでフォローしておくことをお勧めします!
僕の方でもこの作品は追いかけるつもりで、新情報があればTwitterやnoteで発信していきます。こちらのフォローもご検討ください。
それではまた【後編】でお会いしましょう。アディオス!■
+ ゲーム画面紹介
ここからは、今回のCBTで遊べたバージョンの各種ゲーム画面を紹介していきます。今後の開発できっと色々変わって成長していくはずで、それらの出発点・原点としても面白いですよね。
THE PLAZA(プラザ)
The Plaza画面は各種機能への入り口になっています。以下、左上のWolrdから右下のPlayに向かって順番に、どんな画面なのかを紹介します。
WORLD(ワールド)
World 1:GREEN WORLD(緑の世界)
World 2:DESERT WORLD(砂漠の世界)
今回のCBTではWorld 2まで体験できました。おいおい、World 3、4と追加されていくのでしょう。
RANKED(ランキング)
今回のCBTでは鍵がかかっていましたが、ランキング機能、もしくは、ランクマッチ機能のようなものが予定されているようです。
RESOURCES(資源)
MENU(ハンバーガーメニュー)
SQUAD NEWS(ニュース)
PLAYER PROFILE(プロフィール)
SHOP(ショップ)
Shopで面白いなと思ったのは、キャラガチャがないことです。日本のソシャゲとガチャは切っても切り離せない関係ですが、その射幸性の高さから、海外では国の規制やユーザーの反発を招いていたりもします。世界展開に向けて、開発チームがどういう経済設計をしていくのかにも注目したいです。
SQUAD(スクアッド)=分隊
QUESTS(クエスト)
GAME MODE(ゲームモード)
PLAY(プレイ)
OMAKE(オマケ考察)
オマケコーナー。最後まで読んでくれた方だけに贈るプチ考察です。
ネタを仕込むことに定評のあるSupercellスタッフだけに、まだまだ謎や仕掛けが隠されていそうな予感がします。こういうの、大好物!
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+ Information
最後までお読みいただきありがとうございました。
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それでは、また次の記事でお会いしましょう!(kabutom)
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