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【S-002】 知れば楽しい!今から間に合う‘昭和の東京’の楽しみ方(パレスサイドビル)

私は1969年生まれ。昭和という時代を3分の1くらい生きてきました。
大学生になった頃、時代は平成へ。
そして令和になりました。
東京は常にどこかで工事があり、日に日に風景が変わっていきます。
そして変わってしまった風景は、元に戻ることはありません。
そこで、今からでも間に合う昭和の雰囲気の楽しみ方を綴り、
一人でも多くの方に昭和の魅力を知って頂きたいと思います。

竹橋のパレスサイドビルに萌える!?

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東京メトロ東西線の竹橋駅上に建つパレスサイドビル。

1966年10月の竣工。
まさに高度経済成長期を生きてきた昭和なオフィスビルです。
毎日新聞社等が入居しています。

昭和を代表する超人気グループ「ハナ肇とクレージーキャッツ」の
植木等が主演した東宝映画「日本一の男の中の男
(1967年12月31日封切)にもドーンと登場します。
ビル全景の空撮からカメラは屋上にズームし、そこで歌って踊る植木等をとらえる印象的な場面があります。

出来立てほやほやのオフィスビルは、当時の最先端スポットであり、現代で例えるならば、六本木ヒルズとかミッドタウンあたりでロケをする感覚なのでしょう。

この映画は、DVD化されているので、観たことの無い方にはおススメします。この作品には、パレスサイドビルの他にも当時の最先端スポットであった「霞ヶ関ビル」、神谷町や虎ノ門にも近い、愛宕山の‘出世の石段’や愛宕神社、今も変わらぬ文科省の建物等々、当時の東京の風景が映っているので、そういう目線での鑑賞も楽しいと思います。

もちろん、作品そのものも面白いです。高度経済成長期の日本の状況を反映し、サラリーマンは出世して、最後は社長になる、といった‘昭和の人生すごろく’がベースになっているので、平成の世の中と対比してみると、色々と
発見があります。

パレスサイドビル、‘萌える’のは何と言っても屋上です!

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平日11:30~14:00まで開放されています。(その都度ご確認下さい)
天気の良い日はとにかくおススメです。

特にシビレタのは、方向方角と距離感をまとめたモニュメントです。

そこには当時の時代感を反映した都内のスポットが刻まれています。

ここに萌えるのです(笑) 見落としてはいけません。

上の写真には、「東京タワー」、「霞が関ビル」、「国会議事堂」が確認出来ます。霞が関ビルは、1965年3月着工なので、このビル完成時には未だ工事中。

このレリーフは、最初からあったものか、後から追加されたものか、その辺も気になります…。

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二子玉川園!!
1985年まで東急線二子玉川駅近くにあった遊園地です。

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お~!! 多摩川園!!
現在の東急線多摩川の駅前に1979年6月まであった遊園地。

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2005年まで神田にあった交通博物館(大宮に鉄道博物館として移転)。

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銀座は、4丁目交差点の三愛ビルがモチーフ。

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そして極めつけはコレ!!
当時のプロ野球・大毎オリオンズの本拠地として1962年5月、南千住(現在は荒川総合スポーツセンター)に竣工した「東京スタジアム」の案内板。

1972年には閉鎖された球場ですが、このビルが完成した当時はまだまだ人気の場所だったのしょう。

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この日のランチは、昭和感たっぷりの地下1階にあるカレーの店「タカサゴ」へ。

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これぞ日本の洋食(!?)というメニューの数々に迷いながら…

王道の「ハンバーグ」を頂きました。

薄目で大きいハンバーグは、期待を裏切らない王者の風格漂う逸品。

市中の洋食店「キッチン〇〇〇」系なところで慣れ親しんだ安心のハンバーグです!!

付け合せのスパゲッティも文句なし。かかっているソースは、そのままミートソースとして提供出来る感じでご飯との相性が良いことは言うまでもありません。

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とんかつ「竹はし」も良い雰囲気です。

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ハンバーグ系が好みなこともあり、こちらではメンチカツ。

一切れだけ向きを変えているのも、こだわりを感じます。

ここはオフィスビルですが、色々と楽しいところです。

一回で満足出来るはずはありません。
また来よう、何度でも来よう!パレスサイドビル!! (終)

【 おまけ写真 】

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