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ライターに必要な「読む力」とは?|自分に備わっているのか考えてみた

とある本を読によると「ライターには読む力が必要」だそうです。「読む力」とは、単なる文章の読解力ではなく、世の中の出来事、食べ物、エンターテインメントなど、あらゆるものを感じ取る力のことです。

「そんな力が自分に備わっているのか」と疑問を抱き「読む力」について考えてみました。

体験談をもとにお話しするので、みなさんもご自身の「読む力」について一緒に考えてみてください!

私が読む力を発揮したのは学生時代

私は学生時代、全国大会常連校の吹奏楽部に所属していました。リズム感はないし、息の使い方も下手だし、連符も苦手だし…決して有能プレイヤーとは言えず、周囲といつも比べられて落ち込む日々でした。

ただ、そんな私が唯一褒められたことが「表現力」です。ソロを演奏する度に先生や先輩・後輩、友人から「感動した!」と声をかけてもらい、自分も感動しました。

では、自分に「表現力」があったのはなぜかを考えてみたところ、「楽譜を読む力」が優れていたのではないか…という考えに至りました。

楽譜には、表現方法の指示がイタリア語で書かれています。でも、それだけではなく、音程やフレーズ、記号、作曲当時の時代背景などから作曲者の意図を汲み取ることもできるのです。

また、「こんな風に吹けば聴いた人が感動する」など観客の気持ちを汲み取って創意工夫することも可能です。

楽譜や聴衆の意図を読む力があったから表現力が伸びて、その力が今の執筆にも生きているのだと感じています。

「読む力」とあわせて、執筆に必要な力とは?

しかし、読む力があっただけでは、人を感動させることができません。

「表現力」を褒められたもう一つの理由には、「読み取ったことを正しくアウトプットする力」が関係しているのではないでしょうか。

つまり、「読む力」と「正しくアウトプットする力」が組み合わせて、「表現力」が完成します。

執筆でも同じで、読み取った内容を正しくアウトプットする力が強いと、誤解が生じにくく、読みやすい記事に仕上がるのだと思います。

日常生活で「読むこと」を意識してみませんか?

昨今、Web記事の質の低下を指摘されることが多く、残念な気持ちでいっぱいです。書いて書いて書きまくれば、確かに何らかの形で技術が身に付くかもしれません。

でも、たまには一呼吸おいて、日常生活を「読むこと」を意識してみませんか?

感情や言葉の使い方など、自分の中の引き出しを増やせば記事の質も上がると思います。

「Webライターってすごいよね」
こんな風に思ってくれる人が増えるように、自分も含めて業界全体の記事の質が上がれば嬉しいです。

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