オタクであることに引け目を感じる理由
ついに発表されました。
悲しさ半分、ワクワク半分です。
そもそも、推しメンの最後を見届けられるのは、本当に幸せなことです。
全てのアイドルに「卒業」というゴールがあるわけではないからです。
最後の時まで、この子のオタクでよかった。
そういう推し方をしていけたら幸せだなと思います。
じゃあ、胸を張ってオタクするにはどうしたらいいの?
そんなnoteです。
はじめに
僕は未だに、初対面でアイドルオタクをあまり明かしません。
別に恥ずかしいわけでは無いのですが、その後の話題が続かないので無理に話そうとしていないだけです。
しかし、オタクであれば誰しもが
オタクである事に引け目をという感じる
瞬間があるのではないでしょうか?
オタクというのは、世間の作り上げた「オタク」の固定観念から逃れられていないのです。
オタクとステレオタイプ脅威
周りから作ったイメージが、人々の行動に影響を与えてしまう。
こういった現象を「ステレオタイプ脅威」と呼びます。
脅威をもたらしやすいステレオタイプは、以下のようなものです。
・女性は数学が苦手だ
・黒人は白人よりも学力が低い
つまり世間の「オタクとはよくないもの」というステレオタイプに、オタクたちはそれに引っ張られてしまうのです。
しかし、「引け目を感じる」ことは、決してオタクに限ったことではありません。
同じステレオタイプ脅威が発生したときに、その原因を知っておいたほうがいいでしょう。
僕は、2つの原因があるように思えます。
原因1. 問題じゃないことを問題だと思っている
貧乏人を相手にするビジネスで、よくこの手法が使われています。
相対的に収入が低い人に向かって「貧乏である事はダメな事だ」と思い込ませるのです。
そして、高額な商材を買わせる、怪しいビジネスに引き込む、宗教に勧誘する、という手口です。
収入って誰でも比較できますし、低いと感じている人は大なり小なり劣等感を感じています。貧乏煽りビジネスは、これを増幅するだけです。
これって、オタクも同じではないでしょうか?
しかし、貧乏であることが別にダメなことではないのと同じように、オタクは別にダメな趣味ではありません。
ダメだと思い込むことが、ダメなのです。
周りの人々の影響も強いかも知れませんが、それを受け取って価値観を作り上げたのは、他ならぬ自分です。
引け目を感じた時には、「それによって何か困っているのか?」と考えてみましょう。
困ってないなら、別に引け目を感じる必要はありません。
原因2. 潜在的な罪悪感
もう一つの可能性は、「自分は幸せになってはいけない」という罪悪感を持っている可能性です。
確かに人間は生きている時点で罪を背負っています。
キリストはそれを原罪と呼んでいます。
人は迷惑をかけないと生きていけないのは確かですが、その意識が強すぎるのは問題です。
罪悪感を感じるのは、誰かと比較した時に「申し訳ない」と感じる時です。
それは、誰に対してでしょう?
他のオタクですか?
推しメンですか?
推しメンではない、他のアイドルですか?
オタクではない友だちですか?
家族ですか?
しかし、その人の人生は、あなたの人生ではありません。
その人はその人の人生を生きるべきで、あなたはあなたの人生を生きるべきです。
あなたがあなたらしく幸せに生きていることこそが、その人のためになるのではないでしょうか?
終わりに
まとめます。
そこまでしてオタクがしたいの?
以上です。