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【ライブレポ】Jams Collection 4thワンマン振り返り【大阪城の変】

変化ってジワジワやってくるものだと思ってた。

地下アイドルオタクのかべのおくです。


2022年8月21日に大阪城音楽堂で行われた、JamsCollection 4thワンマンLIVE 『夏ジャ!!!!!!!!!-大阪城の変-』に参加してきました。

最高の100乗でした。

ちょうどJams Collection(以後、ジャムズ)は1年前に1stワンマンライブを行い、幸運なことに僕はそこにも居合わせました。

そこで今回はライブの振り返りに加えて、ジャムズは1年で何が変わったのかを分析します。


正直、このレポを書くことにはためらいがありました。あまりにも強烈な体験過ぎて言語化できない、そんな軽々しいものでない気がするからです。

しかし世界とは無情なもので、ライブが終われば自分の生活がありますし、次のライブもやってきます。そうして、大事にしたい思い出も徐々に忘れ去るものです。

だからいつか忘れてしまえるように、でもいつでも思い出せるように、このnoteを綴っておきます。長くなりますがお許しください。


ライブ振り返り

概要

「JamsCollection 4thワンマンLIVE 『夏ジャ!!!!!!!!!-大阪城の変-』」は、サブタイトルの通り、大阪城音楽堂で2022年8月21日に開催されました。

「野外」「声出し」「放水」「姉妹グループ共演」など、ジャムズとして初めての試み(声出しは一部ライブにて解禁済)がたくさん盛り込まれ、オタクもアイドルも不安と期待の大きいライブだったと言えるでしょう。

また、ジャムズは既に「JamsCollection 5thワンマン LIVE『ヤバジャ!!!!!!!!!』@ TOKYO DOME CITY HALL」を発表しており、TDCへの動員を占う、大事なライブでした。


全体の感想

とにかく今やれる事を全部やってくれた最高のライブでした。「ジャムズに声出しはどうなの?」という心配もしましたが、ライブは声を出した方が楽しいに決まってました。

また、放水の威力は想像の100倍は強かったです。僕は上手2列目にいたのですが、放水機が1回発射する度にビショ濡れでした。水をかけられて、視界が時々遮られつつライブを見るのは、「冷たい!でも楽しい!」みたいな感じで新鮮な体験でした。ちなみに待機するスタッフさんも全員レインコート着用、ズブ濡れでした。

ギミックがあって忘れがちですが、夕方~夜にかけての野外ライブだったことも大きな要素でした。そこに映える楽曲、ライティングのおかげでメンバーはいつもの5割増しで可愛く見えました。

まさに、今しか見られないジャムズを満喫できるライブでした。この空間にいられたことを、今でも本当に幸せに思います。


セトリ

まずはセトリ全体を振り返りましょう。メンバー柚木ひるねちゃんが上げてくれていたので、そちらを載せます。

「ジャムズってこんなに曲持ってたんだ…」と驚きます。約2時間のライブでも、全く飽きさせない充実のセットリストでした。

ここからは、ライブを3つのセクションに分けて振り返ります。


各論①前半戦

最初は「アオフィルム」、冒頭にシングアロングできるパートがあることから、声出し解禁となった今回のライブ1曲目に最適。水色の豪華な衣装にもよく似合っていて、既に素晴らしいライブになることを確信させた。

その後は、最初のMCまで放水を交えつつ楽しめの楽曲を3つ。放水機の予想以上の威力には、守りに入ることを諦めたオタクは自分だけではないはず。「サマアゲ」の途中で、水遊び大好き保科凜さんだけが客席脇の放水スペースにやってきて、楽しそうにオタクに水かけしてたのが印象的。

MCはもちろん、オタクからのメンバーコールあり。「推しの名前を叫ぶのが新鮮」「これが以前の日常だったな」などと、アイドルやオタクによって感じることは様々だったのでは。


各論②中盤戦

カッコイイ系曲と、新曲「Ready→Now!」へと繋がるパート。你」では火花と同時に放水、「プラネットナイン」では大サビで空を指さす振り付けに合わせて放水など、タイミングも秀逸。

「Ready→Now!」は、とにかく楽しい!な要素を集めたジャムズらしい1曲。これは今後のキラーチューンでは。

MC後には姉妹グループの「Bunny La Crew」も登場し、ライブは更に盛り上がる。「スニーカーヒーロー」では18人横並びのダンスも披露。


各論③後半戦/アンコール

ここで「これ以後は放水しません!」のアナウンスがあり、日が落ちるベストタイミングでサイリウムの準備を促す。

アンコール開け1曲は撮影可能。緑サイリウムを振っていたのに神楽胡音さんからレスを貰った気がして高まりがとまらない。

新曲「アラシの夜に」、「コイハナビ」、「サマーポップ」の3曲は、夜の野外を存分に満喫できる最高の並び。ラストの「ニューエラ」は、間奏中にみんなで「ジャムズーー!」と叫ぶ場面があり、これを会場全体で出来たのは感無量。まさか、この時のためにこの曲を育ててたの?

最後はメンバー全員で挨拶をして終了。


コラム: 1年前を振り返る

さて、ここからが本番です。

僕は1年前もジャムズに関するnoteを上げました。その時には、デビューから半年のジャムズになぜ自分がハマったのかを書きました。

それから1年、ジャムズは予想だにせぬ成長を遂げ、今週末の@JAM EXPOでは横浜アリーナのど真ん中、ストロベリーステージに立とうとしています。

今回は一オタクとして、この1年間でジャムズのどこが変わったのかを分析を試みます。


メンバーの成長

まずはメンバーの個性が以前よりも際立つようになったことです。1年前のジャムズは、坂東遥さんと津代美月さんのグループと見られがちでした。かくいう僕も最初は「津代プロデュースのグループ」としか思っていなかった程です。それくらい、この2人がグループの窓口でした。

それがいまや、各メンバーそれぞれの個性が光るようになりました。無理にリスクを負った無銭ライブを行わなくてもチケットは即完。まさに「オタクがオタクを呼ぶ」状態になっています。

ステージでも、未経験だったメンバーも今ではかなり余裕を持ってパフォーマンスしているように見受けられます。ときどき、「そんな表情できたの!?」と驚かされることも。そして、オタクもメンバーの個性を認識し、それを大事にしている様子が伺えます。


楽曲レパートリーの広がり

この1年で、楽曲のレパートリーも格段に増えました。ジャムズの楽曲は大きく「楽しい系」「カッコイイ系」「エモい系」に分けられますが、それぞれの楽曲がバランス良く増えて来ました。

何より印象的なのはメジャーデビューシングルの2曲です。「キケンなサンサン Summer!」は楽曲派も納得の過激なバンドサウンド、「ノーヒットノーラブ」は豊洲ワンマンのリード曲として、レプリカユニフォームも含めたプロデュース戦略性が光りました。

上記以外にも、ジャムズは発表する楽曲のクオリティもさることながら、売り出し方も巧みです。おかげで、収録されたものの歌われない「捨て曲」が少ない傾向にあり、一つひとつの曲に対する思い入れも大きいように感じます。

今回のライブは約2時間の長丁場。その中でも放水で楽しませたり、夜景の中で聴かせたりと多彩な一面が見られました。これはひとえに、この1年でジャムズが表現の幅を少しずつ、でも確実に広げてきたからでしょう。


挑戦者から上り詰めた存在に

また、この1年で大きく変わったのはジャムズを取り巻く環境と立場です。

1年前のジャムズは、実力派メンバーを取り揃えているとはいえまだ1年目。実際、鳴り物入りでデビューしながらもその後鳴かず飛ばずというグループは多く見られます。オタクとしても様子見してしまうところでしょう。


しかし今のジャムズは、対バンで常にトリ近くに配置され、時には終演後の混雑を避けるために前物販に回されるなど、イベンターを悩ませるほどの存在になりました。

さらに同事務所からは後輩グループのバニクルもデビューし、追いかける側から追われる立場になりました。もはや「勝って当然の常勝軍団」なのです。もちろんこれはプレッシャーにもなりますが、良い影響の方が大きいと言えるでしょう。

ジャムズのワンマンでは必ずアンコール明けに、メンバー全員にコメントの時間が与えられます。今までは、ライブやジャムズにかける思いが語られることが多く、とにかく涙なしには見れませんでした。しかし今回は明るい感想を述べるメンバーが多く見られました。まさに積み上げた実績が自信になり、それが確信に変わろうとしているのだと思います。

まさに創成期を経て絶頂期を迎えるジャムズ。まさに名前の通り、メンバーにとってもオタクにとっても、そして僕にとっても大切な存在になろうとしています。


おわりに

まとめます。

次も、最高の景色を作りに行きたい。

以上です。

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