【TIF/ライブレポ】2024/8/2-4 TOKYO IDOL FESTIVAL 2024 振り返り
気分的に、もう秋。
やっぱり季節が変わるくらいの一大行事なんですわ。地下アイドルオタクのかべのおくです。
2024年8月2-4日の3日間、青海・お台場エリアで開催された「TOKYO IDOL FESTIVAL2024」に、行ってきました。
特別な3日間だったな。
とあるアイドルが「夏フェスはアイドルにとっての通信簿」と言ったのを聞いた覚えがありますが、まさにTIFは1年の総決算とも言うべき夏フェスだと思います。
アイドルシーンがいかに変われども、揺らがない特別なステージ。普段とは違った景色で推しメン達を見られたことは、かけがえのない夏の思い出になりました。
今回はXにほぼリアタイで投稿していたレポートを振り返ると同時に、今年のTIFどうだったのよ?ということで、変化のあったポイントについて軽くコメントします。
DAY1(2024/8/2)
3日間の始まりはDOLL FACTORYから。電波が通じない時間が30分も続いたので、さすがに隣のUtaGe!のオタクと少し仲良くなれた。
タイムテーブル(予定)
今回のタイテはすべてStellaで管理。完全フリーとなった各グループの特典会タイテにも対応していて、とにかく重宝した。まだメモ帳で疲弊しているんですか?
新体制のFES☆TIVEがいきなりスマイルガーデンで見られるの、第1シードの強豪校みある。
唯一決めきれていないのは、最後のスマイルとドール。虹コン終わりの人の出で見極めるつもりだけど、普通に白キャン最後のスマイルも見たいし、悩みどころなので、あとは気分次第。
ドラマチックレコード(DOLL FACTORY)
去年の勝負曲は1年を経て、すっかりグループの名刺代わりの一曲に。7人のドマレコを3日間見られることがとても楽しみになるステージだった。
透色ドロップ(DOLL FACTORY)
FES☆TIVE(SMILE GARDEN)
かすみ草とステラ(SMILE GARDEN)
ここからグリーティングエリアに移動して、特典会・浮島ステージを見て回る時間に。
Peel the Apple(浮島 STAGE)
「浮島でライブをやる意味」をコロンブスの卵的に解釈した結果。結果的に、浮島で見た3日間のライブで最も印象深かったライブだった。
FES☆TIVE(浮島 STAGE)
高嶺のなでしこ(HEAT GARAGE)
JamsCollection(SKY STAGE)
fishbowl×CYNHN(SKY STAGE)
新間いずみさんの歌声が夜のSKY STAGEで聴けるだけでだいぶ嬉しいんだけど、それ以上にステージにいる全員が音楽を楽しんでいる感があった。本当に幸せな時間だったと思う。
JamsCollection(DOLL FACTORY)
今年のジャムズ、ステージ数が多かったのもあってか、時折ひねった曲を入れてきてとてもありがたかった。
1日目に見たライブの中で、純粋なステージの完成度はこれが一番だったんじゃないかと思う。
真っ白なキャンバス(SMILE GARDEN)
「SHOUT」は伝説的にすごかったけど、「キャンディタフト」の間奏のスピーチ、TIFにかけてきた小野寺さんの思いが詰め込まれていて、シンプルに泣けた。結果的にTIFで白キャンを見るのはこれが最後だったけど、思い残すことはない。
タイムテーブル(実績)
1日目、実際に回ったタイムテーブルはこちら。
ジャムズの特典会を忘れてパレパレのライブ中に気づいて、ギリギリで間に合ったのはファインプレー過ぎる。
思ったよりも人が多かったので用心して、SKYステージに登るためにマイディアを見なかった以外はほぼ予定通り。
最後はDOLLでジャムズを見て、そのあとSMILEで白キャンを途中から見る結果になった。
雑感
DAY2(2024/8/3)
この日はTシャツチケットの利点を活かして、会場からHEAT GARAGEで待機。
タイムテーブル(予定)
DREAM4連チャンの後、マイディア物販に間に合うかが少し不安。
ぴるあぽのHEAT、白キャンHOTどっち見るかは、FES☆TIVEの物販次第という見込み。
わーすた× CANDY TUNE × iLiFE! Tシャツ限定ステージ(HEAT GARAGE)
ドラマチックレコード(HEAT GARAGE)
去年のメインステージ争奪戦は、超絶アウェーのなかでコールもあまり定まっていない中でのライブだった。もちろんそれはその時の最高点ではあったけれど、今年のHEATには遠く及ばないくらい、とにかく充実したステージだった。「夜空のよすが」の金子さんパート、彼女があまりにも満ち足りた表情をしていて、思わず涙腺が緩んだ。
MyDearDarlin'(SKY STAGE)
Task have Fun(SKY STAGE)
透色ドロップ(DREAM STAGE)
訂正:✕4年目→◯5年目
「桃郷事変」が来た途端、目の前のオタクがくずおれるくらいに全員が不意を突かれていたのが印象的。「幸せなら目の前にあったんだ」も、グループとしての積み重ねを感じる選曲だった。
しかし、灼熱のDREAM STAGEで3グループ立て続け+入場待ち待機は思った以上のダメージで、ここからしばらく体力回復に努めることになった。
JKT48(SKY STAGE)
正直、予想以上に良かった。インドネシア人独特の艶やかさが、夕陽にとても似合っていたせいなんだと思う。そのうえで、平成育ちのオタクにとって青春時代ど真ん中の選曲は、見事としか言いようがない。
かすみ草とステラ(SKY STAGE)
思ったより特典会が早めに回せて、「せっかくならSKY STAGEいくか…!」ということで登頂。
3日間で印象に残った景色を聞かれたら、十中八九これだと言える。
歌唱中、メンバーも何人か涙ぐんでいた気が。このグループ、渡辺萌菜さんを筆頭に皆ストーリーテリングが上手過ぎる。何のためにライブを出てパフォーマンスしているのか、目的意識がメンバー間で共有されていて、それがオタクにも言葉として伝わるからこその満足感なんだと思う。
FES☆TIVE(DOLL FACTORY)
この前の虹コン、Task have Funのステージも熱量が高く、いい流れを引き継げた印象。その上でDOLLという少しクローズドな空間であることを考慮した選曲が、良い意味で「いつものライブ」をTIFでやっている感を演出していた。
タイムテーブル(実績)
DREAMステージの暑さにやられて、マイディアの特典会は断念。
代わりと言ってはなんだが、SKYのかすテラが見られたのは色々な偶然が重なった奇跡。幸運すぎた。
雑感
DAY3(2024/8/4)
最終日はDREAM STAGEから開演待ち。昨日は灼熱に苦しんだものの、朝は日陰になっていてとても快適であった。
タイムテーブル(予定)
特に懸念点なし。 あとは真昼間のスマイル4チャン、そのあとのSKY登山に疲れの溜まった身体が耐え切れるか…?
MyDearDarlin’(DREAM STAGE)
このあと、特典会エリアを経由してから、灼熱のSMILE GARDENへ。
ラフ×ラフ(SMILE GARDEN)
ドラマチックレコード(SMILE GARDEN)
前日のHEATとは打って変わって1曲目から「夜空のよすが」。ドマレコでこんなに土煙が上がるようになったのか…と驚きと感慨を覚えていた。
野外の鉄板は最後にぶち上げ曲な気がするが、そのセオリーをあえてズラしてエモ曲で締めるのが、今のドマレコのカラーなんじゃないかと感じる。ただ、いつかは真っ向勝負のセトリも見てみたさがあるし、そのときはもうすぐ来る。
透色ドロップ(SMILE GARDEN)
まさかのTIF限定衣装、スマイルガーデンにかける思いが垣間見えた。透色って「楽曲の幅が持ち味、長いライブが得意」と自分たちでは言ってるけど、実はシチュエーションと曲選がハマれば1曲でもいいんだよなぁと思っていたが、このスマイルで最高火力の「きと夏」を見て確信を深めた感がある。
JamsCollection × かすみ草とステラ(SMILE GARDEN)
オタクがほぼ全員のメンバーコールをする温かい雰囲気で、現場の親和性が高そうな2組。オタクの入りも上場で、シンプルにコスパのよいナイスな企画だと感じた。
FES☆TIVE(SKY STAGE)
夏の始まりから注目していたサカサマ、まさかこんな最高のシチュエーションで聞けるとは…前からも後ろからも発狂するオタクの声が聞こえてきて、最高にロックな空間だった。
IDOL SUMMER JAMBOREE DAY3(SMILE GARDEN)
追記するとすれば一言、みんなお疲れ様でした。
こぼれ話としては、我らがドマレコの歌姫こと河西さんは「燃える火曜日」の低音と、メリハリのある振り付けに苦戦したそう。オタクとアイドル、両方に気づかせるものがあった点でも貴重な機会だったと言えそう。
ドラマチックレコード(浮島 STAGE)
浮島で見たライブで一番よかったと思えるステージが、ドマレコでよかった。
FES☆TIVE(HEAT GARAGE)
JamsCollection(HEAT GARAGE)
タイムテーブル(実績)
ほぼ予定通り。2日間で受けたダメージよりも、暑さへの慣れが勝った。よく頑張った自分。
雑感
3日間雑感
総括
各グループの振り返り
3日間出演が多かったTIF2024。その中で一貫して追いかけたグループをいくつか振り返ります。
①FES☆TIVE
青葉さん最後のTIF。まずは仁科さん加入新体制のなか、怒涛の6ステージを駆け抜けたことへの感謝。思い残すことがないわけではないが、最後にはFES☆TIVEのオタクで良かったなと思えた。
②ドラマチックレコード
全日程参加、コラボステージにも出演して大躍進。メインには立てなかったけど人事を尽くした、今年はそれでいいのかもしれない。充実のひと時を過ごさせてもらって、グループの愛着が高まったのを感じる。
③JamsCollection
11月に武道館ワンマンを控えており、「2024年のアイドルシーンにジャムズあり」と存在感を示すべく重要な機会。随所にその片鱗や、メンバーの成長が見られた。あと2ヶ月、このまま走っていける確信を高める8月の始まりであった。
④MyDearDarlin’
濱田さん加入直後の新体制で迎えたTIF。キラキラ・アツアツ・エモエモ・ギラギラを兼ね備えたパフォーマンスは健在。「夏といえばマイディアだよね」といえるほど、この景色が何年も先も見られたらと願わずにはいられない。
⑤透色ドロップ
昨年末に初めてお目当てのライブに行ってから約10ヶ月、楽曲の世界観に惹かれ、気づいたらTIFで3日間見続けていた。レパートリーの多さが強みではあるが、ここぞの1曲を大事にしている姿勢も記憶に刻まれた。
⑥Peel the Apple
何かと見ていた今年のぴるあぽのTIF。SUPER VENUSやアトジャ限定ユニットなどの抜擢もあり、プラチナムの筆頭として頭一つ抜けたい意志を随所に感じた。
⑦かすみ草とステラ
11人体制で迎える2回目のTIF、ステージ外の部分でも、2期生含め一人ひとりの活躍が光っていた印象。尚且つ、一つ一つのライブを大切にしているのが、個人的には大満足だった。
浮島STAGEどうだったよ?
今年の目立った新要素である浮島STAGE。特典会エリア内に設置された、360度使えるステージとして注目されていました。
しかし前日にはこんな投稿が見られ、「浮島、ショボいのでは…?」という懸念も。
しかし、実際に近くまでいくとかなりしっかりとしたセットで、大人数のグループ(たとえばかすテラなど)でも全然立てる広さでした。
円形ではあるものの、一応フジテレビ本社に向かい合う向きが「正面」とされていて、逆側だと後ろからライブを見る時間が長くなる傾向がありました。
「特典会場でライブなんかしたらアイドルと会話できないじゃん!」と思われるかもしれませんが、音量がちょうどいい具合に調節されていてあまり気になりませんでした。
そんな、普段はあまりやったことのない形状のステージで
いつも通りのフォーメーションでパフォーマンスするのか
ステージにあわせてフォーメーションを作り変えるのか
もういっそ全然違うことをやってみるのか
ここらへんはグループの方針によってだいぶ差が見られた気がします。
個人的に印象に残ったのは以下3グループです。
FES☆TIVE:オタクの数を活かした「マジカルパレード」での360度マサイ
Peel the Apple:まさかの「VIVA夏サンシャイン」3連発
ドラマチックレコード:円形ステージに合わせて大幅に変更され、作り込まれたフォーメーション
いずれも応援していたグループなので、それぞれが持ち味を発揮して印象に残るパフォーマンスをしてくれたのは嬉しい限りでした。
メンツとタイテどうだったよ?
ラインナップ発表時から異変を感じていた今年のTIF。例年に比べてメンツがだいぶすっきりしたなという印象でしたが、これには良い面と悪い面があったように思います。
まず良い面は、3日出演のグループが増えて、ライブが沢山見られたことです。おかげでステージの取捨選択ができました。思えば昨年は「このグループ全然見れなかったな…」というのが何組か出たのですが今年はそれがなく、全体として満足度が上がったように感じられます(DD的感想)。
またグループを絞ったことでコラボも充実していて、毎年のことながらTIFらしさを演出しているように感じました。
ただ悪い面は、特定のステージ・グループにオタクが集中したことです。会場数が減ったこともあり、明らかに集客数に対して見合っていないキャパの会場がときおり設定されていました。
とくに人が集中してしまったのは2日目(8/3)のDOLL FACTORYです。
本来ならば普通に500~1,000人規模でワンマンライブをするレベルのグループが立て続けに現れる状態で、人口密度は常にすし詰め状態でした。もっとも、WHITE SCOPION、まねきケチャ、虹コンあたりがとくに酷く、その後2グループはギリ踊れるスペースはあるくらいでしたが。
この時間帯、TIFに出るグループを見るレベルの地下オタクなら、DOLL(まねき、虹コン、Task、FES)か、SKY(INUWASHI、デビアン)しかほぼ選択肢がなく、密集してしまっても仕方ない状況でした。大方、「どうせ地下アイドルだし、これくらいのキャパで収まるだろう」と判断してこのタイテが組まれたのかもしれませんが、だとしたらあまりオタクをナメてもらっては困ります。
もちろんTIFという権威のあるフェスであるからこそ収益を確保するのは大事ですし、そのための変化を恐れてはいけないと思います。しかし、そのうえで今までの良さは失わない、より多くのオタクが楽しめるイベントとして継続されることを願うばかりです。
おわりに
まとめます。
変わっていくんだな、フェスも、アイドルも、オタクも。
以上です。
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