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就活振り返り 〜後輩たちへ〜

かなり前になりますが、就活を終えたのでその感想と後輩たちへのメッセージを残したいと思います。

自分は理系の大学院2年生で、工学系の分野を専攻しています。修士1年の6月あたりから就活を始め、最終的には自分の専門とは全く関係のない分野の業界で就職することに決めました。ここまで本当に紆余曲折あったのですが、今振り返ってみるともっとこうすれば良かったなと思う部分があるのでその辺りについて文章にしていきたいと思います。


もっと自分の本音に素直になれば良かった

これは時期的な話になるのですが、もっと早く自分の本音に気づいていたら別の業界の企業も見ることができて自分に合う合わないを確かめられたのになと思います。

自分は理系大学院生なわけですが、ぶっちゃけ研究とかには全くモチベーションが湧かず、ひたすら卒業するために必要最低限の研究を行なっているような学生です。なので、そもそもメーカーの設計開発、研究職などには向かない人間なのですが、夏のインターンは歴代の研究室の先輩が就職しているメーカーや通りやすいと噂のIT系企業のインターンに参加していました。

そのどれもが数週間程度の長期のインターンだったのですが、今考えてみると、自分の専門分野と親和性が高いだけであって、そもそも興味のない分野だったため時間の無駄でした。

今だったら自分の本音は「30代前半で年収1000万目指したい」、「都内で働きたい」、「転勤は極力したくない」と分かっているので、この条件を満たす業界を絞り(コンサル、デベ、IT、金融専門職など)、その会社のインターンに行って自分が興味のある分野を突き詰めて志望動機に変えていくというステップを踏むと思います。

夏インターンくらいの時期に陥っていた、「自分のやりたいことができるなら年収や転勤なんか関係ない」という綺麗事は就活で一番邪魔でした。とにかく、自分の譲れない条件を明確にしてそれを叶えてくれる企業だけに集中すれば良かったなと後悔しています。

実際、夏インターンに行った企業から早期選考の案内が来て早めに内々定をもらいましたが、気休めになっただけで本当の安心感は得られませんでした。むしろ、これ以上内定をもらえなかった場合、これらの企業に行くことになったらしんどいなと恐怖感の方が大きくなった記憶があります。

なので、綺麗事抜きで自分の本音を追い求めることが一番大事です。本音とは、自分が企業に求める条件です。幼少期の頃から遡って自己分析をするのも重要だとは思いますが、自分が欲しい条件を明確にする方が先だと思います。
リモートワークができて自分の時間を大切にしたいのか、ある程度労働時間は犠牲にしてもお金が欲しいのか、田舎に飛ばされてもやっていけるのか、その辺りを真剣に考えてからESの中身を固めればいいと思います。

就活のリアル

自分は奇跡的に待遇も勤務地もある程度恵まれた大企業に内定をもらうことができたのですが、同期の属性を知った自分から就活のリアルについて話したいと思います。

まず学歴についてです。あくまで自分の企業が特殊なのかもしれないということを断っておきますが、基本的に採用されている学歴のボリュームゾーンは早慶、旧帝大でほとんどを占めていて、最低でも理科大、筑波大あたりでした。採用ホームページに学歴は関係ないと謳っているにも関わらずこんなに如実に高学歴しか採用しないのかと驚きましたが、これがリアルなのだと思います。

なので、学歴が足りない人はそもそも戦略を変える必要があると思います。資格の勉強をして士業・公務員を目指す、幅広い学歴の人を採用している企業を受けるなどある程度工夫しないと戦えない土俵もあることは知っておくべきだと思います。

次に体育会の優位性です。就活においてとにかく体育会が有利にできていて理系×体育会ならかなり差別化になると思います。授業と部活の両立でしんどいかもしれませんが、もし1年生でこの記事を見ている人がいればぜひスポーツ系のサークルではなく体育会の入会を検討してみてください。自分の周りを見る限り、それだけで人生のスタートラインが大きく変わると思います。

まとめ

ここまで長々と書いてきましたが、正直、就活から逆算して学生生活をするなんて本末転倒であり、目の前に夢中になれることがあるならぜひ全力投球をして自らの人生を切り開いて行ってもらえればと思います。

私はそのようなものが見つからず、突き抜けられなかった凡人ですが、だからこそ参考になる部分もあるのではと思いこの文章を書きました。役に立つかどうかは分かりませんが、少しでも参考になる部分があれば幸いです。皆さんの就活が納得内定で終わることを祈っています。


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