#1 ホモサピ音頭が踊れない
はじめまして、時折カバネと申します。
普段はTwitterで益体もないことを呟いてみたり、Twitterのスペース機能できゃっきゃと遊んだり、あと趣味で小説などの文章を書きつつ、合間に会社員をするなどして過ごしています。
かれこれ5年ほど前、僕は仕事の激務で体調を崩し、医師から「双極性障害」とのお墨付きをもらって休職することになりました。
それからリワーク、つまり復職訓練なるプログラムに参加するなかで、ダウンしたのは発達障害傾向に由来するのではないか。思い当たる節があるでしょう? あらあら、チェックリストが真っ黒じゃない。うふふ、これはもう当確ですねぇ、等といったやり取りを重ね、何とか社会復帰してから3年が経ちました。
思い返せば幼い頃から、なにかとクセのある人間だったと思います。
みんなが手軽に気軽に成し遂げることが、僕はいつも上手くいかなかった。暗黙のルールとか全然見えないし、空気を読むなんて概念が理解できない。忘れ物がとても多くて、防ごうと思ってもどうしようもない。昼間の眠気は必ず襲ってくるので、いつも「やる気がない」と叱られていたり。
それは僕にとってもはや当然のこと。むしろ何でみんなは、そんなに上手く世の中をやっているのだろう? そんな疑問がいつもありました。
人が作り出したこの世の中は、僕には見えないルールで溢れかえっている。手足を動かすタイミング、乗るべきリズム、呼吸をするテンポ……目まぐるしく変化する音楽に合わせ、みんなは実に見事な音頭をとっていく。僕はいつだって動きがチグハグで、壁に腕をぶつけてしまったり、人の足を踏んだりしてしまう。そして怒られる。
踊り方を丁寧に教えてくれる方も、確かにいたと思う。けれどそれも上手くいかない。教わった通りに動かしているつもなりなのだけれど、何故か僕が足を下ろしたタイミングで他人の足が滑りこんで来るのは、どうも僕の何かがズレているっぽい。
大人になって、発達障害の診断も受けて、更に幾つかの年齢を重ね、今では(多分)それなりに踊れるようにはなってきた気がします。
きっとそれは、他の人たちとは違う仕組みや成り立ちで、かろうじて音頭を「再現」している感じ。よく目を凝らせばバレるかも知れないけれど、いまのところは大丈夫、だと思いたい。
そんな「ホモサピ音頭を上手く踊れない」僕が、連々と日々思ったことを書いてみようという試みが、このNoteの正体です。
深い内容は、あんまり無いと思います。
面白い内容は、多めに盛り込みたい。
できれば明るくて笑える文章がいいなぁ。
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