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「らしくない」に抱く、違和感を見逃さない。

お気に入りの文具があって、シリーズで揃えたいなと思い、そこの公式サイトに行ってみたある日。
「◯◯と、◯◯するとき…」というようなタイトルと、それらしき素敵な写真があったので、もちろんそのリンクを押しました。
わくわくしながら。

私はてっきりその先に、タイトルにあったシチュエーションでの物語かなにかが書かれていて(または素敵な写真の続きがあって)
私の好きな文具が、ストーリーとともに紹介されているのだと思ったんですが…

そこに出てきたのは、単なる文具シリーズの一覧。
品名と、スペックと、メインの写真が1セットになってずらりと並んでいただけでした。

はぁ、なんかガッカリ。

そっとそのサイトを閉じ、かわりにAmazonを開き、検索に文具の名前を打って…
当たり前ですが、普通に売っています。
きっとこのままポチっとするか、欲しいものリストに新たに加えるかして、公式サイトにはもう、行くことはないでしょう。


…というようなことって、経験ありませんか?

「なんか、らしくないな」という違和感。

あなたブランドのお店、サービス、商品を知らせるものひとつひとつが、お客様の期待を裏切ってはいないでしょうか。

アットホームなサービスなのに、過激な色調のチラシで訴求していたり。
リッチな層が主な顧客なのに、チープなデザインのDMだったり。
癒やしやくつろぎを提供するのに、雑多で落ち着かないインテリアだったり。

アウトプット(外に出しているもの全部)に違和感があるせいで、結果足が遠のいてしまうのは、あまりにもったいないこと。
でも、自分の出しているものの違和感って、あまり気付かないんですね。
なぜなら、自分は顧客じゃないから。

いつでも「顧客視点」を忘れない。

外に見えるすべてが、お客様の「こうであってほしい」の、期待の上をいっているでしょうか。
ブランドの「こう見えてほしい」雰囲気を、正しく表現できているでしょうか。
逆に、あまりに現時点のブランドとは差がありすぎる、背伸びした表現をしていないでしょうか。

「お客様からみて、ウチのブランド(お店、サービス、商品の見せ方)はどんなふうに感じられてるだろう?」
と、客観的にみられるようになるには
自分自身が使う側、お客側であるときに、いつでもどこでも「あれ?」と思ったこと=違和感をキャッチすることが、良い訓練になります。

なにか外に向けてのものを作るとき、自分の好みや、とりあえず仕方なく…ではなく

《感じ取ってもらいたい世界観を、正しく表現できているだろうか?》

ここを、自問してみて下さい。

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