観た映画を文章でレビューするの④「秒速5センチメートル」
どうも。
Kabaddiです。
東京は風が吹き荒れています。
風が止む時間がありません。
どうにか家で温まって、映画を一つご紹介します。
秒速5センチメートル
《Amazonプライム・ビデオ紹介文》
小学校の卒業と同時に離ればなれになった遠野貴樹と篠原明里。二人だけの間に存在していた特別な想いをよそに、時だけが過ぎていった。 そんなある日、大雪の降るなか、ついに貴樹は明里に会いに行く……。 貴樹と明里の再会の日を描いた「桜花抄」、その後の貴樹を別の人物の視点から描いた「コスモナウト」、そして彼らの魂の彷徨を切り取った表題作「秒速5センチメートル」。叙情的に綴られる三本の連作短編アニメーション作品。
モノローグ、ナレーションの表現、世界を切り取る言葉がひとつひとつ胸に刺さる。
アニメ映画と言うよりは、ひとつの小説を読み終えたような、必要最小限の映像と、美しい言葉で構成された映画。
青春の青さや人生の苦味、みたいなところを突いてくるので、こちらの心も常に揺れ動きながら物語を見守るしかないのが歯がゆかった。
しかし、その無力感みたいなものは、実際に時の流れに対する人間のそれと同じものなのかもしれない、と観終わって感じた。
今できることをやる。
たぶん全体で伝えたいメッセージはそうではないかもしれないけれど、今日の自分にはそう伝わった。
凝り固まった頭を自然体に戻してくれる、そんな映画です。
今夜はこの辺で。
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