見出し画像

自粛期間中に読んだ漫画をほめちぎるnote


タイトルの通りです。

自分が後で読み返す用の感想文程度のクオリティ。
大いにネタバレ含みます。

振れる漫画は以下(順不同)

・宇宙兄弟
・バクマン。
・ブルーロック
・チェンソーマン
・ファイアパンチ
・呪術回戦
・ハイキュー!!
・BLEACH
・暗殺教室
・忘却のバッテリー
・むき出しの白鳥
・青のフラッグ

・鬼滅の刃 ←追加  5/14
・僕のヒーローアカデミア ←追加 5/14
・波よ聞いてくれ ←追加6/9
・水は海に向かって流れる ←追加6/9
・不滅のあなたへ ←追加6/10
・ダンジョン飯 ←追加6/10
・アクタージュ ←追加6/24

・ミステリというなかれ
・僕のブロークンまりこ ←追加?
・キングダム ←
・アンデッドアンラック ←追加 8/
・G戦場のヘブンズドア ←追加 8/22
・ブス界へようこそ ←追加 8/
・GANTZ ←追加 8/24
・東京卍リベンジャーズ ←追加 8/27
・大奥
・昴


●宇宙兄弟

どえらい漫画。
今すぐ課題図書にしてください

幼少期から宇宙飛行士にあこがれる兄弟の話。
舞台は兄弟達の十数年後、
兄の「むった」は夢をあきらめ一般就職。弟「ひびと」が先に宇宙に行ってしまい、兄がそれを追いかけるところからストーリーが始まる。

夢をあきらめないことを全肯定してくれる神作。
ほんとにめちゃくちゃ号泣できる。

むったが主人公であることに意味がある。
随所にちりばめられたハプニングに対して、
技術や才能じゃなくて持ち前の人間力で解決していくのが推せる。

あとこの漫画は嫌な奴が本当にいない。誰サイドでも楽しい。
昨日のライバルは今日の最高なサポーターなんですよ...
お前ぇいい仕事してるやん!!!って場面が1000回以上ある。

自分の夢ばかりじゃなくて、他人の夢すらもあきらめない最高にクールなナイスガイが大量発生しているマンガなので、
読書中にえもいわれぬ感情が大量発生します!

心から全力でおススメ!!!!


●バクマン。

内容も作画も神。

中学生が漫画家を目指して奮闘する話。モブが良い味を出している。
王道の展開で「ジャンプ!!!」感が強い。

セリフが多いので、お風呂で軽い気持ちで1巻読んだらのぼせる漫画ランキング首位。

読んだ後は熱い気持ちになり、人生のモチベが上がる。
実際、漫画家になりたいと思いたってしまい、自粛期間をフル活用して55ページのネームを完成させてしまった。コロナがあけたら持ち込みする予定。

一つ、岩瀬さんの扱いに関しては心がざらついた。
特に、最初の辺り、秋人が岩瀬に対して女子として可愛くない判定をするシーンは読んでてかなり苦しいものがある。


●ブルーロック

世界で通用するストライカーを育てるために、高校生300人を潰し合わせるバトルロワイヤルスタイルなサッカー漫画。

登場キャラがとがりすぎていて、2巻目で
「ボールは友達じゃねぇ 球体下僕だ」とか言っちゃう。
金言が多くてメモがはかどる。

「ジャンプ漫画(集英社)、てめぇのすべてを壊して俺が勝つ」
ために現れたマガジン漫画(講談社)かと思いきや、意外と友情努力勝利な構成。絵がめちゃくちゃキレイで迫力があって素敵。

くず野郎が多いけどなんだかんだみんないい人。
過去のペインの出し方が割と序盤なので感情移入のタイミングが難しくはある。

サッカー協会あたりから訴えられないかひやひやしている。


●チェンソーマン

人間(デビルハンター)VS悪魔の構図

みなしごの主人公デンジ君(人間)が、友達のチェンソー悪魔と合体して、チェンソー悪魔になり、他の悪魔を倒していく話。
人間サイドは悪魔と契約することで、悪魔の力を一部借りれる。
そして、悪魔の力をもって悪魔を制する。

悪魔の力のレンタル条件が、
「目玉を差し出す」とか「腕を差し出す」とか「残りの寿命〇年分」とか割とガチ。かなり濃いけど本質的な設定。
その設定のおかげで、デビルハンター(悪魔の力を借りる側)たちの過去のペインがリアルさを増してくる。
確かにその代償払ってでも悪魔殺したいよね、わかる。わかるよ。って感じ。

読了後に作者の精神状態が気がかりになった
初めての漫画。

少年たちの色々な扉を開くどころかぶち壊している気がする!
犬になりたい子や、嘔吐物を受け止めたい子や、チュッパチャップスに過剰に反応してしまう子が爆誕しそう。

作者である藤本タツキ先生ご本人が、
本人の妹(架空の人物)設定でTwitterを運用している。(噂)
アカウント名は、ながやまこはる
しらべれば調べるほど色々すごいので、大好きになってしまった。

Twitterだけでなく、イラスト書いてみた(ジャンプ公式 You tube)や
本誌巻末のコメントから、只者では無い感を漂わせている。

読了後はドロヘドロを読んだ時とちょっと近い感覚かなぁ...。
↑「この世界の常識」がしっかりある感じ。

主人公デンジ君がビジョナリーじゃなくて、ジャンプらしくない。
けど、もうそれが一周回って気持ちいい、好き。

デンジ君、常識はずれでめちゃくちゃなことをやっちゃうけど、
決してバカなわけじゃなくて、教育を受けていない故の「倫理観の欠如」
でもよくよく考えると合理的なんだよね...。
(一話目のいいじゃあないっすか...が最高なんだよ!一話目の完成度がめちゃくちゃ高いから見てくれ?!!)

主人公はむちゃくちゃするけど、無双するわけではなく、
得体のしれない女(マキマさん)が無双する。

あとヒロイン?のパワーちゃんという悪魔(キャラ人気投票1位)がまじで狂気ですごい。主人公を容赦なく殺すし、自由気ままだし、でもなんか可愛いんですよね、、、。
クールキャラ二枚目、アキ君をツッコミ役にしてしまうところも好き。

登場人物、みんな人間臭さがにじみ出てて、とちくるっていて、頭がおかしくなりそう。書ききれないけど姫野先輩とか大好き!!!


過去描写や微妙な心情を表す表情の描写がすごく上手で引き込まれる。
印象深い?シーンが突然現れるので、読了後何日たっても鮮明に思いだしてしまう。怖い。

デンジくんとマキマさんが映画デートに行く回は何回読んでも神回。
いつか藤本先生とお会いしてみたい.....

★6月追記
感情の揺れ動きがめちゃくちゃキレイ。
「気付かない方がよかった」の回は神回。
愛情とエロを混合しているデンジくん。

仲間が死んで何も思わない とか
復讐に価値を感じてない とか
やりたいこととか夢がなにもない
デンジ君の今までの空虚さが垣間見えたこれまでのシーンと比較して、
デンジ君が人間らしさを得てしまう....!! 扉しめて!

で、その気づきはじめてしまったデンジ君が描かれていることによって
マキマさんの不気味さが相対的に極まりつつあって、もう好き....!
チェンソー好きって大きな声で言うと、ちょっとまじ?え?ってなる感じあるけどnoteでは言いたい!チェンソー大好き!!

作中で、
無知(知ろうとしないこと)を肯定している場面が何度か出てきていて
「知ることが」が破滅のカギであることはわかるのだけど、
それが作者の過去の漫画を描く原動力(=怒り)のインタビューに通じるところがあるんかな~と思いながら読んでいる。

人間性の獲得とそれに伴う葛藤を描く物語なのかな~と今のところ認識してる。
(知ることを否定しつつ、結局肯定せざるを得ない?)

6/8 本誌ではアキくんの不幸フラグがバリ立ちで心がざらざらです。
早川家のお墓詣り編


●ファイアパンチ

同上、藤本タツキ大先生の作品。

舞台は氷河期を迎える地球。
「祝福」という特殊能力(火をおこすとか再生できるとか)を使える人間が誕生する。

「再生の祝福」の使い手である主人公が、
「炎の祝福」である敵に燃やされ、炎上と再生を繰り返しながら、自分を燃やした「炎の祝福者」である敵に復讐する話。

描写はグロイけど憎悪がずっしり乗っかってないグロさなので、メンタルにはあまり来ないです!

映画マニアみたいな女性キャラがでてきて、メタ的に主人公を紹介するシーンが印象的。藤本先生作品、映画でてきますね。

設定から意味不明(ほめてる)阿鼻叫喚の地獄絵図。
予測不能。展開が読めないどころの騒ぎではない。
ガンガン人が死ぬ。みんな秒で死ぬ。
独特な間の取り方や、表情、葛藤を描くのが上手すぎる。

絶対こんな体験できないはずなのに、
なぜか主人公やまわりの人の意識や行動に対して「わかる….わかる….」
とうなずいてしまうような、共感できるような、追体験できるような、
自分も村人Aであるかのような、、、。

怒涛の展開により、最後の方は俺もお前もあいつも全員誰やねん状態。
人が徐々に気がくるっていくときってこんな感じなのかな...
と思いながら読みました。

重いのに軽い、不思議な漫画です。好きです。
たのむからみんな幸せになってほしい。来世は暖かい地球に生まれて平和に生きてください。


●呪術回戦

「呪い(人に危害を加える妖怪的な)」と呪術師が呪術で戦う漫画。

絵がめっちゃうまい。構図の鬼。
雑とか言われているけど、めっちゃうめぇやんけぇって思っている。
動きがあって最高。ソワソワ。作者20代と聞いて震えた。

「呪術」の話ではあるが、基本肉弾戦。作者の圧倒的な肉弾戦へのこだわりを感じる。
技名が中二っぽいのでアニメ化すると人気が出そう

キャラデザがみんなかっこよくてびっくりする。
五条先生という超玄関マットちゅに病つよつよキャラを中心に、スタイリッシュなキャラ達が目白押しです。

よくある、「慰み者マネージャータイプ女子」が存在しないので、女性目線だとめちゃくちゃ気持ちがいい。
野薔薇ちゃんも禪院まき氏も可愛くて最高なんじゃ!!!(岡山弁)

マンガ的に映える、選ばれし血筋!〇〇家!流派!派閥!
みたいな設定も良い。

なんとなく、冨樫イズムが感じられる作品。
特に、夏油さんの離脱シーンは仙水忍みある。
(守るべき側「人」への絶望)
秀逸な比喩表現を交えたセリフ回しによって
徐々に落ちていく感じが丁寧に描写され最高だった。
----
誰のために?
払う取り込む
皆は知らない 呪霊の味
吐瀉物を処理した 雑巾を丸のみしているような
払う
取り込む
etc...
----

あと虎杖の過去恋愛(虎杖が一方的に恋される方)回。
「佐藤黒呼」のツッコミが幽遊白書....!!
1年生2人が10点あげてて私も心の中で10点あげた!

個人的に、狗巻先輩の、「おにぎりの具しか語彙が無い」設定がツボ。
しゃけ。たらこ明太子!すじこ!こんぶ!おかか。

主人公の周りの人たちが過去に壮大なペインを抱えすぎていて、
突如巻き込まれた主人公のモチベを書くの、めっちゃ難しそう。
まぁ戦わなければ死ぬんですけど...主人公割と空気な感じがしてしまっている。筋が通ったいい奴キャラで好きだけど、ちょっと心配。

五条先生封印されたし、
虎杖さんそろそろ呪術使いそうだし、
宿儺の伏黒ひいきの謎も解明されてないし、
これから盛り上がりそうで楽しみ!!


・ハイキュー!!

高校生バレー漫画。
ドはまりしている。私の可処分時間を容赦なく奪ってくる神作。

スポーツ漫画にはまったのはアイシールド21以来.....!!
(球は消えないし、殺傷能力もないし、流血もなく火も吹かない。)

主人公が、ビジョナリー太陽系ペイン持ち。
他キャラとの掛け合いがやりやすくて、動かしやすいのだなぁと改めて思った。(例:ナルト)

誰にもかれにもビジョンと原体験があるので、見ていてすべてに感情移入できてしんどい。(最高の誉め言葉)

すべてのキャラクターが主人公になっている、キャラクターメイキングも最高だし、キャラクター同士の掛け合わせによるチームメイキングも最高。

「俺をよんでくれエース!」とか「俺がいればお前は最強」とか。

ハイキューの良さを一言で言うと、立体感な気がする。
どのキャラも人生の要所要所で出会いがあって、自分の軸が形成されていて、
それが絡み合って一つの試合になっている感じがひしひし伝わってくる。

「腐女子に媚びた漫画」とかの理由でdisられていることが誠に遺憾。
特定の二人の熱い関係性を示唆することは腐女子への媚びではない!!!
人間賛歌の頂点!!!

あと、公式なライバル関係の日向と影山を常に対比させるんじゃなくて、
要所要所で、日向と月島を対比させたことで、月島のキャラがめちゃくちゃ生きたのすごいと思った。

月島、めっちゃやな奴でスタートしてたから心配だったし、どうやってリカバリーかけていくんやろって思ってたら、こういうことかなるほど、ぐぬぬ。
山口株も急上昇したし、関係性書くの上手すぎ、化け物...。

もちろん、他校の関係性の書き方も最高に上手。
よくある「つよつよキャラ一人目立ち」パターンがなくて、

純粋にエースに憧れてみんな頑張る高校、
エースを実はみんなで支えている高校、
エース不在だけど強い高校、
戦場外でチームを支える猛者がいる高校、
どれもがリアルな感じで、最高だった。
こんな高校生活うらやましすぎる、、、、

冷静に考えると、こんなに他人を慮れる高校生っているのか?
っていう疑問はありつつも、いや全国大会行くような人たちはきっと人間もできてるはず...って思いながら読んだ。

で激アツだった春高編をだらだら続けず、6年後編にさくっと移行したのも最高。
そして6年後編で春高編を回収していく手法も最高。
こんな見せ方上手な漫画家様いる???!!!すごい。

日向・影山みたいに「チーム内に永遠のライバルがいる構図」は
2部作にしやすいし、伏線の回収もキレイにできるし、クライマックスを感動的にできるしで、すごくいいなぁと思った。

みんなバレーが好きで、みんなバレーで青春を燃やしてきたんだなぁと
みんな今日は負けるけど敗者じゃなくていつまでも挑戦者で、
全員にかっこいいストーリーがあって、光が当たっていて、最高に健全なスポーツ漫画でした。

本誌でのせいで毎週くそでか感情を処理しきれず月曜日がしんどい。
私の人生終わってないのにハイキューが先に終わろうとすることを脳が理解してくれない!!しんどい!!!

ブラックジャッカルの公式応援グッズまだですか??Tシャツとタオルと帽子欲しい。

最後になりましたが、この漫画はマジでセリフ(ナレーション含め)が良い。
好きなセリフが多すぎて紹介しきれないし、
好きなセリフを抜粋して伝えたところで、キャラクターの関係性や
物語構成を理解した上じゃないと尊さまで伝えきれないと判断したので
あえて割愛しています。

全人類とりあえず読んでくれ。


●暗殺教室

私の大好きな作品「魔人探偵脳噛ネウロ」の作者、松井優征様の作品。
大学の時に、松井先生の生インタビュー見るために、岡山から東京のジャンプフェスタ行った記憶がある。

この人まじで頭良くてマーケター寄りな感じなので、過去インタビュー色々みてください!【電通報】
>https://dentsu-ho.com/articles/4329

そんな松井先生の次回作、暗殺教室。

始まったときはほのぼの学園系...?無理、、、と思って倦厭していたのだが
友人に強く勧められて拝読。

めちゃくちゃ面白い。設定の大勝利。

メディアミックスを考慮したストーリーの進行調整の裏話をきいて、先生の決意やら担当者の皆様の動きやら全部に感激しました。
正直ラストはなんとなく予想はついていたものの、やっぱり泣けるのすごい。

人間の成長を書かせるとこの御方の右に出る人はいないと思う。

怪物と人間
インフレとデフレの書き方がマジで上手。

人間の成長を書くために、怪物側を準備しているというか、、、。
(ネウロの時も主人公がパワーデフレして、人間のヒロイン弥子ちゃんが勝負の命運を握る場面がいくつかあって最高に好きだった。こういうバディもの好き!!)

モブのキャラ設定も最高。
掛け合いも最高。

あと時事ネタをうまく絡めたりいじったりするのも最高に好きです。

暗殺教室すごく楽しかったです。次回作も読みたいです...!!!!


・BLEACH

死神たちが戦う漫画。(48話で完結したと思って書いてます。)

護廷13隊がかっこよすぎる。
作画が最高。始解とか卍解とか斬魄刀とか設定が最高。
毎週すごいクオリティのポエムが量産されている。

あれだけキャラ出てるのに、しっかりかき分け出来てるのすごい。
全体的にオシャレすぎてすごい。

中学生の頃読んでた時は、日番谷と砕蜂と夜一推しだったのだけど、
改めて全部見直すと、市丸と愛染かっこよすぎやし、阿散井も好き。更木剣八も好き。マユリさんも好き!!!みんな好き!!!

余談だけど、呪術の五条悟が好きな人はBLEACH好き説ある。

自粛がはかどりましたありがとうございました。


●忘却のバッテリー 

有名つよつよ野球バッテリーのキャッチャー側が記憶喪失になったことで、野球継続を断念し、無名高校に入学するも結局野球する話。

好き。
気張らずサクッと読める。

基本ギャグ漫画なのに、俺つぇぇすげぇぇ感がでてて好き。
キャラ立ちがしっかりしていて、動きのないコマでも読んでいて楽しい。

要くんのお母さん大好き。周囲の大人たちの抜けた感じがリアルで好き。

千早くんの過去回想のセリフ回しがとてもよかった。即メモした。


●青のフラッグ

青春恋愛キラキラストーリー!かと思いきや全然違ったやられた。

こころが何回死んだかわからない...
苦しいがすぎる...

めちゃくちゃおススメなのですが!!
あらすじもストーリーも一ミリも気軽に語りたくない!!
ので、まずは恋愛キラキラストーリーだと思って手に取ってほしい!!
そんで最後まで読んでほしい!!
欲を言えば中学生の必読指定図書にしてほしい!!


●むき出しの白鳥

真剣な露出狂達が高校で綺麗に暴れる漫画。

読むといますぐ脱ぎたくなる。
こんなふざけた内容を真剣にかけるのすごいし、
真剣に読ませてしまうのもすごい。

(今は本誌の方「みたまセキュ霊ティ」で連載されてます!)


●鬼滅の刃

※20巻まで読了

話題になる前に10巻ほど読んで放置。
めちゃくちゃ話題になったこのタイミングで続きを読み始めました。

鬼VS人間 の構図
家族を鬼に虐殺され、妹を鬼にされた少年が、鬼を殺す鬼殺隊にはいり妹(と人間とか)を救うために戦う話。

物凄いスピード感で展開が進むので、6秒以上集中できないと言われている現代人にとってうってつけだなぁと。
ギャグなのかシリアスなのかわからない表現があって、最初ちょっとびっくりしたんですけど、たぶんそういう書き方が作品を重すぎない仕様にしていて、幅広い層に受けている気がしている。

キャラデザインが非常に素敵で、コスプレしやすそう。
女の子キャラが総じて可愛い。
モブと主要キャラの線引きがしっかりしているので、「すげぇぇぇつぇぇぇ感」が非常にうまく出ていてすごい!

あと、「柱」や「〇〇の呼吸」「〇の型」
といった技名の言い回しもかっこいい!アニメ映えする!
応用性がある技名っていいですよね。

「〇〇の呼吸!」っていろんなところでアイドルとか芸能人とかが使ってて、マーケ効果高い。

15巻あたりから急に面白くなってきた気がする....!
柱を出し惜しみせずにガンガン出していく感じがスピーディーで好き。

不死川兄弟の話と
あか座(鬼)の話は泣いた。

余談ですが、
巻頭コメントから作者の人柄の良さがにじみ出ていて応援したくなる作品でした。

追記 6月10日
面白い考察を見つけたので、追記。
鬼側の心理描写がそこまで多くなかったのも、今更納得した。
(最近の少年誌、敵側にもめちゃくちゃ戦う理由もたせるパターンが多い気がしてるので)

※原文ママ
鍵垢の考察神が「黒死牟→黒死病、堕姫(梅)→梅毒、童磨→結核」みたいに十二鬼月のベースに疫病があるんじゃ無いかみたいな話をしてて、「大量の命を奪うもの」の暗喩としての鬼という解釈が出来るし、ストーリーにおいて「薬」が鍵だったことに筋が通るのですごく面白いな〜と思った。
【出典:https://twitter.com/856_kmt/status/1270209589305204736】


●僕のヒーローアカデミア

ヒーローを目指す、ヒーロー育成学校の高校生たちの話。
(バトル&学園漫画)

これも絶対子供向けでおもんないやろ...と思いながら手を付けた作品。

結果、かなり面白い!
11巻以降から急に面白くなってきて困る。

結構泣けるポイントが多い。

母親を説得するシーンと
爆豪少年とデクさんのケンカシーンでめっちゃ泣いた。
ミリオの能力が消失するところと師匠が死ぬところも号泣した。

キャラクターメイキング、秀逸。
個性やコスチューム等、中二心をくすぐる設定も上手すぎる。

爆豪少年のツンツンこじらせ具合がとてもいい....!
この後、どんな展開でもうまくいくじゃん...って感じ。

主人公がつけている「ヒーローノート」について。
私も小ネタやアイデアをメモし続けるノートをずっとつけてるので、
すごく分かりみがあって、主人公に感情移入できたのも物語を楽しめた要因。
「考える系」の主人公がジャンプに増えた気がする。

ヒーロー学校だけど、ヒーローをサポートするクラスもあって好き。
ヒーロー讃歌ストーリーではあるものの、絶対価値じゃないのがいい。サポートクラスの発明家の発目ちゃんがかわいい。

作者の絵や構図に対する愛がすごくて、作者推せる。
本誌の巻末コメントに「最近絵を描くのが楽しい」とか書いちゃったり、
Twitterに頻繁に素敵な絵を上げてくれたりする神絵師でもある。

読み切りの時は簡素だな~とおもっていたけど、
連載が始まったらめちゃくちゃ画力あがっててびっくりしました。
特に1話目は映画化できそう。

アニメ1期がポルノグラフィティの主題歌だったので最高でした!!!!

今20巻まで読んでるから早く最後まで読みたい!!!


●水は海に向かって流れる

タイトルが秀逸なんじゃ!!
どんなにどうしようとも
あるべきところにいきつくよね~っていう解釈なんですけど、
物語がね、本当にそんな感じなんですよね。

結構設定はえぐいと思うんだけど、そう感じさせないのがキャラクター達のコミカルなやり取りが魅力的でした。

みんな色々あるよね。


●波よ聞いてくれ

神作!大好き!rentalしてたけど、全巻買う!!
破天荒な女ミナレ(25~26?)がラジオパーソナリティとして覚醒するはなし。

セリフ回しがマジでうまい。
1話に必ず1笑い入っている。すごい。作者様どんな人生おくったらあそこまでネタがあふれてくるんだ?


キャラクターすべてが、
「あ、こういう人いるよねー??わかるー!」と思わせてくれる。
人間味があって素敵な人ばかりです。
メディア関係者っぽい。地方局にいた私が言うんだから間違いない、です。

「光雄、お前は地の果てまでも追い詰めて殺す」
このシーンまででもいいから読んでほしい。最高に面白いです。

欲を言えば、ミナレさんが
ラジオパーソナリティの先輩まどかさんと公園で晩酌するシーンがマジで秀逸なのでそこまででもいいんで読んでほしいです。

ここからは20代中盤女子の戯言なんですけど、

みんなね、心の中にミナレさんを飼っているんです。
で、22歳越えて社会に出たあたりから、心の中で放し飼いにしていた
ミナレさんに首輪をつけだすんですよね。
で、首輪をつけて小屋を用意して、小屋に入れて鍵をかける。
鍵をかけたことを忘れて、ミナレさんの存在すらも忘れている。
元々私達の中にはミナレさんなんていませんよ?かろうじているとすれば南波さんですかね?うふふ?みたいに振舞って生きてるけど、
思い出せ??みんな学生時代ミナレさん飼ってたのに、なんで今ミナレさんの破片も残ってないんだ??おい
って気分になる。

ぶちぎれることも生きる意味の一つなんだな~って読みながらふと思った。


●北北西に雲と往け

アイルランドに住むイケメン日本人青年「慧」が、
探偵業をしながら色々な事件に巻き込まれたり、親友とわちゃわちゃアイルランドを観光したり、美女とケンカ?したり、弟を探したりする話。

主人公には、「機械の声が聞こえる」特殊能力が備わっている。
(のでその設定を活かしつつ、物語が進行する。基本オムニバスというか、長尺ではない。)
1話目からめっちゃ面白い。

恋愛と友情と家族愛と歴史と食と文化と自然とミステリアスさと
色んな要素をこれでもか!とぶっこまれている作品。
そして綺麗。圧倒的に綺麗...!
殺人シーンですら血が流れず、綺麗...!
(絵も世界観も)

広大なアイルランドの自然や食文化の回と
事件性がある回のギャップが良い。
そのギャップが事件性がある回の不気味さというかミステリアスさを助長してる。


●ダンジョン飯

藤本タツキ先生が、ジャンプの巻末で面白いって紹介してたので読んでみた。

一言でいうと「性癖」(作者の)
作者様の圧倒的な書きたい....!好きぃ....!を全方位から感じられる作品。

主人公がサイコパスみがあって面白いです。


●不滅のあなたへ

これも最高に神マンガだった!
ちょっとまとめきれないので全巻読んでからまとめ書く!!!



●アクタージュ

これは、主人公を百城千代子に変えて読むと2回楽しめる作品。

4~5巻の「銀河鉄道の夜」舞台編が最高に良い出来!!!!!


徐々に付け足していく予定

●GANTZ

こじらせてるぅ....最強にこじらせてる....
ヤングジャンプみが強い漫画。
設定がもう面白さしかなくて

この記事が参加している募集

読書感想文

よろしければサポートお願いします!