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①子供の「特性」のこと。

今回は、長男の「特性」について書いてみようと思います◎

小学4年生の息子ですが、ある「特性」を持っています。
それは【ADHD気質】ということ。

あれ?と思い始めたのは保育園、年少の時です。
「保育園行きたくなーい」と朝暴れることが
頻回に見られるようになりました。

その頃わたしは3人目を妊娠していた為、
( 赤ちゃん返りなのかな? )
と思っていました。

そして出産後、少し落ち着いたかな?
という感じでしたが
たまに出てしまう、程度でした。

幼稚園へ転園させた頃、
今度は落ち着きがなく、とにかくずっと話している子でした。

転園から間もなく、私の仕事の都合もあり
保育園へまたも転園しました。
事業所内保育園です。

すぐに、お友達を作れるタイプで
いつもの明るさで毎日楽しんでいました。

年長に上がった頃から、次第に酷くなり始めました。
『暴れる』『大泣きする』
暴れる・・・先生を蹴ったり叩いたり。
大泣きする・・・床に寝っ転がりジタバタ騒ぐ。

事業所内保育園だった為、仕事中も
保育園からの内線で度々保育園へ行くことが多くあり
わたしの心身共に辛くなっていた頃です。

でも、落ち着くとすぐにケロっとしてました。
嵐が去った後の静けさ。

息子は『問題児』扱いでした。
先生は問題児とは言わなかったものの
言葉の陰では、そう言っているのと
同じような雰囲気を感じていました。
親の私でさえ、納得してしまう程でしたので…
その頃は、その「特性」さえ知りませんでした。

小児科にも行き、相談をしたことがあります。
言われたのは
『この位の歳の子はこんな感じでも大丈夫』
『診察中、ちゃんと椅子に座っていられるから大丈夫』
そう言われて帰宅しました。

そっか、大丈夫なんだ。
学校へ行けば変わるかっ!
と前向きな気持ちにさせてもらいました。

しかし、暴れることは卒園まで続きました。

小学校の入学式。
担任の先生に伝えたことがあります。
『保育園ではよく暴れたり騒いでました』
『手がかかると思いますがよろしくお願い致します』
そう伝えると
「わかりました」と答えて下さいました。
女性の担任の先生だった為、
もしうちの子が先生にかかって行ってしまったら…
など不安な部分もありました。
( 保育園では女性の先生を泣かせてしまいました )

うちの子は体格も良く、力もある方だった為
保育園の時には事務所の男性や学童保育の男性の先生が
止めに入ってくれて対応してくれていたこともあります。

いつ学校から連絡が来るのだろうと
毎日ヒヤヒヤしていましたが、一向に来ません。

PTAがあったある日、先生に聞きました。
『うちの子、大変ですよね?大丈夫ですか』と。
先生は
「えっ!、お母さん、全然ですよ。
話を聞いていたので注意深くみていたのですが
ほんとに暴れていた子?と思うくらい全くありません」と。

その言葉に安心し喜んだことを覚えています。

良かった。
周りの子供と一緒かぁ〜!
やっぱり小学生にもなれば変わるか!と
嬉しさが溢れだしました。


しかし…
2年生の頃、引越しをすることになり
転校をすることになりました。

その頃からまた始まってしまったのです。

・授業中、勝手に廊下に出る
・授業中、勝手に教室内を歩き回る
・集中力がない
・忘れ物が増える

転校するからなのか?
なにが原因なんだろう?

と、すごく考えましたが
転校については『賛成っ!』と言っていたし…
『自分の部屋ができるー!』と喜んでいたし…
本人へ聞いても
『え、なんにもないよ』としか答えてくれません。

そして転校。
そこでも話しました。
「前の学校で落ち着きがなかった」と。
「歩き回ってしまうかもしれない」と。

そこでの先生も言ってくれました。
『大丈夫。私たちは色んな子供を見てきてるから』
『お母さん、心配することはないですよ』と。

心配もありながら学校へ見送っていました。

それから数ヶ月後、担任の先生との面談時
やはり『落ち着いて授業を受けられない』
『歩き回ってしまうこともありました』 と。
言われた時は悲しくショックでした。

でも先生に
『もし、お母さんがよければ一度病院で検査してもらうのはどうですか?』
『発達障害の検査をしてくれる小児科がありますよ』 
と言ってもらったのです。

「は?何で?うちの子が発達障害な訳ないじゃん」
「適当な事言ってんなよ!」
と、一瞬 悪魔のような心の声が出そうになりましたが
とりあえず「わかりました」と答え帰宅しました。

冷静になってみれば
【もう一度受診するのもありかもしれない。】
と思えてきたのです。
周りの子供たちとの違いは親が1番感じているし
心配や不安もありました。
その不安をなくす私自身の身勝手な考えだったかも知れません。

息子へ話すとムスッとされましたが
一緒に病院へ行くことに理解してくれました。

『僕、へんなの?』『どこか悪いの?』
と言われる度、胸が苦しくなりましたが
「とりあえず病院行ってみよ」
としか言えなかった自分の幼さに
今は反省しています。

続きます。

ここまで読んでくださりありがとうございます。

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