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日記 第二回ファミリーカップ備忘録

 

ファミリーカップに出た。

市で手に負えんのか?


 「今年もファミリーカップ出たいです」と騒いでいたら、すり身さんが声をかけてくれた。
「戦以外同じ人とは二度組まない」と聞いていたので、いますり身さんと組むということはもう組めないということかと一瞬迷ったけど、今後のことなんてわからないので出させてもらうことにした。
もうひとり脳髄さんだって聞いて、2人とも大先輩なので、前回とはまた違う貴重な経験になるなと思った。(前回もテトラボで出たいと騒いで集まってくれた2人、ありがたい。)

木曜日、京都で決起会をした。
体感でお題の話を(○○さんのお題は人に寄り添ってる、みたいな褒めを)好き放題話していたら、脳髄さんに「なんでもっと大喜利やらないの?」「Pさんガチよな」と言ってもらって、優しいよね、そう思ってもらえるのが嬉しくて、それに対して「エンジョイ勢です」「たのしくできれば」とか返していて、(事実ではあるけど)一緒に戦ってくれる2人の前でちょっと情けなかったなと思う。
すり身さんが「Pさんに決勝見せれたら(いいな)」みたいなことを言ってくれて、脳髄さんがうんうんってしてくれている優しい空間の中で、大摩桜(だいまおう)って鶏肉を食べながら、もう3日後なんだなあって気が引き締まった。

当日。12時半到着を目指して阪急に乗る。よく寝た。
気がつけば天下一から大喜利をしていなかった。なにか解いた方がいいかなと思いながらも、車内では胃薬を飲むだけ。とにかく1問1答はする。0答はなし。あとは2人がなんとかしてくれる。そんなことを思いながらandymoriを聴いていた。 こういう時にやってやんぞ!みたいな音楽聴くと恥ずかしくなってしまうので、andymoriはちょうどいい。

どういう理由の勾玉なんだろ


入場したあたりから記憶なし。
何故か初試合目から勝ちにいく姿勢になっていた。今までのどの試合だって負けてもいいと思って座ってはいない。ただ、2人のおかげで力の抜けた環境が整い、なにかの順番が回ってきたのが今日だったんだろうなと思う。(だっていつもと出してる内容はさほど変わらなかったと思うから)
回答時の記憶がない。とにかく外の音が聞こえなくなって、お題とじぶんの声しかない世界にいる感じだった。すり身さんが家長としてチームを盛り上げようと何度も声をかけてくれてありがたかった。ゾーンに入ってどれくらいウケてるかもわからない中、すり身さんが笑っているのに気がついて大丈夫なんだって思える時が2回ほどあった。てか、すり身さんに初めて笑ってもらえたのでは?いつも周りのことが気になって集中できていないのに、この日はじぶんのことに精一杯で、気づけないことが多かった、保存さん、わたしが脳髄さんに「緊張してます?」って聞くべきでした。脳髄さんに背中を預けすぎました。これずっとほんとに情けない、隣にいてくれたのでわたしのが移ったんだと思います。

お題に恵まれた。敗者復活、47票取れた。でも、理由とか情景のお題はなにも思いつかなかった。
全部で4戦して、3戦目で一度気が緩んでお題が読めなくなって、4戦目の1問目で持ち堪えて2問目ですっ転んでしまった。気が緩んだ3戦目拍手の量が多いとわかった時(2人のでかい一発一発があった)、チーム戦ってすごい、わたしがどうとかではなく結果が進むことがある、とびっくりした。悪い癖でこれわたしいなくても勝てるんちゃうかとか思ったけど、決勝に進んだファミリーがどっちも補うように成り立っていて、ファミリーカップ自体のことも好きになれた。

途中から口から胃の匂いがしていて、己がかなり害を被った。じぶんの匂いが気になると集中できなくなるので、大喜利中は煙草を吸わない。かき消すように珈琲を飲んでいた。この日珈琲を3本も飲んだ。じぶんがずっと臭くて他の人がこの匂いで不快だったらどうしようと心配だったけど、強制突破してしまった。大喜利の大会の日はブレスケアや汗拭きシートを持ってこないといけない、覚えておきたい。
あと、珈琲の飲みすぎが原因でもあると思うけど、3試合目から腎臓と腰が光線浴びてるくらい痛くなって困った。大会、こんなに身体悪くするのかよ。日常的に決勝に行ってる人の身体が心配だ、と思ったら、観覧に来ていたまな!さんが視界に入って拝んでしまった。全員だけど、どうか健康でいてください。

マークもいちばんかっこよかった


試合後、いろんな人が「おもしろかったです」「かっこよかったです」と声をかけてくれた。
その「かっこよかったです」って言ってくれる人が、いつもと同じ人たちだったことが何故かすごくすごく嬉しかった。はじめて話しかけてもらった人でも嬉しかったと思うんだけど、知ってる顔ぶれだったことが、すごく嬉しかった。

よかったね!


滑ってる時もウケてる時もわたしはわたしなんだと、ウケたタイミングで言わないと負け惜しみになってしまうのでいま言っておきたい。どっちのわたしも、せめてわたしだけは同じように扱っていきたい。声をかけてくれた人がいつも通りだったことが嬉しかったのは、その人たちがどちらのわたしも好きでいてくれているような気分になったからだろう。これからも、その人たちに少しくらいはかっこいいところ見せていけたらいいな。

誰でもいつだって根元にある「おもしろがっているもの」は変わらなくて、出力がうまくいくかいかないかだと思っている。
好きなプレイヤーは2種類(内容・出力)いるけれど、わたしはなにをおもしろがっているかが先。その後になって、出力のうまさを好きになる人もいる。でも大前提、好きなプレイヤーはおもしろがっているものが理解できる気がする。

陽気に喋るわたしも、じぶんが不甲斐なくて泣いてるわたしも、本を読んでいるからひとりでいたいわたしも、みんなと海に行きたいわたしも、全部全部わたし。しかも、最高の!ってな顔で生きていけたらいいし、あなたにとってうまくいった日も不甲斐なかった日も、一緒に喜んだり悔しがったりすることはあっても、あなたへの評価が大きく変わることってない。それはあなたの身体からは離れている、あなた自身ではないと思う。その日たまたま出力がうまくいかなかったかもしれないけど、あなたがおもしろいと思っているものをわたしはおもしろいと思っていますよ、わかっていてねと思う。何言ってるかわかんないかもだけど。

人殴ったりしてるの見たり知ったりする方が、よっぽど評価が変わってしまうかもしれない。いくらおもしろくても。わたしのいる場所はプロじゃないから。

 *

好きだった回答はXにハッシュタグつけてあげたので、他に印象が残ってること。

手すり野郎ファミリーの前に座っていたので、手すりさんのガヤを聞き溢さなかったこと。決勝のキムタクお題で、特効さんが回答したニュアンス→「キムタクを探せ!正解はみんなの心の中にいます」で、手すりさんが「おい!!!どっかにはいろよ!!!」って言ってたのめちゃくちゃ好きだった。ほんとだよ。勿論大喜利もめちゃくちゃおもしろくてかっこよかった。

舞台から帰ってきたタイミングでかかってるあかむつくんが「あなたが大喜利だ」って早口で何度も褒めてくれて、手すりさんが「家長として謝ります、ごめんなさい」って謝ってくれた後にあかむつくんが「俺大人なんで、じぶんで謝れますよ」って言ってたのおもしろかった。謝るようなことではあるのかよ。

貯蓄さんとコムケロさんにTシャツ褒めてもらえて嬉しかった。

(思い出したら書き足す)



余馬さん、コムケロさん、運営の皆さん、素敵な会をほんとうにありがとうございました。
これからも大喜利、よろしくお願いします。

ジャーニー!


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