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苦手だったことが、得意になった話

美容師という仕事の中で磨かれてきたコミュニケーション力
でも実は、、、
僕は美容師になったばかりの頃は、
お客さまと話すことができなかった人間です。

そんな話を最近、深く聴いてもらえる機会があり
思ったことがあります。

僕がコミュニケーション力の中で初めて身につけたのは
「聴く力」だったということ

前回の記事でも聴く力について書きましたが、

前回の記事はこちらです
↓↓↓

今回は、もう少し具体的に、
どんなふうに自分のコミュニケーション力が磨かれていったか
自分自身の体験をもとに書いていこうかと思います。

はじめに、
僕が入社当時にお客さまと話すことができなかったことは
紛れもない事実ですw

今の僕を知ってくれている人からは
「いやいや、ウソでしょw」って言ってもらえるのですが、

営業後のミーティングで
「どうやったら神田くんがお客さんと喋れるか」
みたいな議題が上がったりもしました。

本当ですw

今思えばありがたいことですが、
当時は、めっちゃ悔しかったw

その頃の僕は、自分のことを話すのが苦手でした。
今でもあんまり話さないんだけど
(聞かれれば割と話しますw)

「どうしたら会話が続くんだ?」

そんなことを考えていた気がします。

当時の僕はテレビはあまり見ないし、
旅行もしない、映画も見ない、本も読まない
やっていたことと言えばスノーボードとゲームぐらい

入社したばかりで美容の知識もロクになく
話すネタはなかった、、

「何を話せばいいんだろう、、」

そんなふうに毎日頭を悩ませていました。
もちろん同世代だったり、趣味の合う人であれば話はできるのだけど、
全くつながりのないお客さまと何を話せばいいのか

はじめにやったことは
天気、季節、住んでいる場所、趣味、やりたいこと
などなど、誰もが持っている情報を聞くことから
美容師あるあるにも出てきそうな
「この後はどこか出かけますか?」
と、問いかけたり(今でもしますw)

そんな僕が、会話をするために意識して始めたことは
話がつながるように、話をすることです。

、、、

すみません
冗談のようで本当のことです。

お客さんが話した内容を、相槌を打ったり
話してもらった内容に繋がるような質問を投げかけたりしていました。

「〇〇のどんなんところが好きなんですか?」
「ちなみにどれぐらいで〇〇なんですか?」
「〇〇ってこんなことにも繋がりますよね?」

どんな質問を返せばお客さまが答えやすいか、
話した内容に関連した質問はどんなものか、、、

慣れるまでは、頭をフル回転しながら
質問をつなげていた気がします。

とにかく必死で、会話をする!
どんなお客さまにも会話がつづくように
質問を試行錯誤で投げかけていました。

そうしているうちに、質問のコツのようなものを掴んだのかもしれません
お客さんから、言ってもらえたことが記憶に残っています。
「話を聞くの上手ですね、自然と話しちゃいました」

その頃自分がやっていたことを思い返してみると、それは

相手を想像して話すこと

お客さまからの質問の応えから、できる限りの情報を察知する

どんなことに興味があるか、
どこから踏み込んでいいか、
どんな事が関連しているか、

想像できる限りのことを想像しながら会話をしていました。

そうしているうちに気づけば先輩から
「話すのは神田くんに任せるね」
と言われるようになっていました。

僕は、いつの間にか、
その人から話を引き出すことで、会話を続けられる人間
になっていったようです。

このことは今でも自分の中で活きているんだと改めて感じています。
今は気づいた時には質問をなげかけていたり、
人とコミュニケーションをとることを楽しんいます。

さらに、
人のことを深く知っていくと、その人への興味がどんどん高まっていきます。
これもやってたら、そうなったのですがw
気づかないうちに、いろんな人のことを知ることが好きになりました。

コミュニケーションにおいて
「その人に興味を持つ」
どうやら大事な要素です。

その人に興味を持つことで、
自然と投げかける質問や自分の反応も変わります
※コミュニケーションのリアクション的な内容も、また書きます。

今思うと、
僕がお客さまと会話をするために意識してやっていたことは
その人の深掘りだった、ということに最近気づいたわけですが、

まさに、
形から入って身に付けることができた深掘りのスキル
これが自分のcanになったんだと、10年以上経ってから気づいたことです。

自分で言うのもなんですが、
もともと自分自身が持っているナニカと、すごく相性に良いスキルだったのかもしれません。(ナニカについてはわかりませんが、、)

この人のここが面白いからもっと引き出したい、となって
質問をしていき、その人の魅力を見つけるのが楽しい。

こうやって記事を書きながら、
『活き活きした人を増やしたい』
という自分の軸にもつながっているような気もしています。

これからも、
美容院でスタッフたちの魅力を引き出し活躍できる店づくりを
オンラインサロンではいろんな人の魅力を引き出しイベントづくりを
試行錯誤でやっていきまーす。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

目標は学校を作ること人を活かす学校を作りたいです。最近はいろんな人とコミュニケーションが取れる方法を考えています。何かこれから生きる人に残せるモノを作りたいと思っています。