ゆめみずき かなた

「ゆめみずき かなた」が紡ぐ夢の世界へようこそ。夢見の中で綴る、ちょっぴり不思議で時に…

ゆめみずき かなた

「ゆめみずき かなた」が紡ぐ夢の世界へようこそ。夢見の中で綴る、ちょっぴり不思議で時に儚い詩の数々。私の見る夢の世界に、ぜひお付き合いください。/詩はふと思いついた際に不定期ながら掲載してまいります。掲載のお知らせ等はX(旧Twitter)にてしております。

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「ゆめみずき かなた」夢の語り部は夢見の中で言の葉を綴る…

私は、言の葉を調べに乗せて綴るしがない「もの書き」。 詩人というには、少しばかり心元なく、 調べも曖昧で、技量不足も否めず… 故に、敢えて私は、「しがないもの書き」と言い張る。 私の綴る言葉や表現を詩人の様だと評する人が居た。 まだ私が小学生の頃、教え人に言われた… 小学生の書き物、教わった通りに書いただけの意味の無い言の葉だ まだ私が中学生の頃、教え人に言われた… 中学生になって多くの言葉を学んだ、 ただただ、それを組み合わせて綴った意味の無い言の葉だ まだ私が高校生

    • 【詩】グラコロ

      冬…それはグラコロの季節 12月の特別なメニュー ふんわり柔らかなバンズ 間には、サクっとした金衣 噛めば、濃厚なホワイトソース 口の中を幸福感で満たしてくれる 外を歩いて、冷えた体 熱々のグラタンが温めてくれる 雪の降る夜のちょっとした贅沢 数ある季節限定の中で 私は1番、グラコロが好き…

      • 【詩】コーヒー

        眠気が残る中、目覚めの一杯 コーヒーは私の体を温めながら その苦味は、私を覚醒へと導く 今日もまた、一日がはじまる… 仕事の合間に、一息つく一杯 自販機の缶コーヒーは、冷たいながら 束の間の安堵を与えてくれる もう少し、頑張ろうって思う… お昼休み、昼食後の一杯 ちょっとしたカフェで過ごす ちょっとした贅沢な一時 時はあっという間に過ぎてゆく… 仕事終わり、歩きながら一杯 疲れた体に染み渡るコーヒー ほっと一息吐きながら 自分を労う、おつかれさま…

        • 【詩】チルアウト・ノクチルカ

          何者でもなかった透明な僕たち 誰かに憧れ、誰かになりたかった 手を伸ばせば届きそうで でも遠く、遥かなる距離… 過ぎ去る時間、流れゆく涙 もう、誰かになる必要なんてない… …チルアウト・ノクチルカ…  ―さよなら、透明だった僕たち― 未来の扉を開くその瞬間 光差す先に広がるのは自由な世界 誰かでなくても、ただの僕たちで 羽ばたくように舞い踊る、夢の中 空に描く未来のシルエット 透明な糸が結んでいく絆 …チルアウト・ノクチルカ…  ―さよなら、透明だった僕たち― 走りだ

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        「ゆめみずき かなた」夢の語り部は夢見の中で言の葉を綴る…

          【詩】冬雨(ふゆさめ)

          白に包まれた冷たい世界で 憐れむように降る白銀の涙 地に触れれば、それは薄氷となりて 白い世界に、銀の幕を張り巡らせる 冷たい風が、微かに吹き 空気は凍りつき、寂寞が漂う 木々の枝にも銀の粒が踊りはじめ 凍てつく大地に霧が立ち込める 静寂の夜に、ただただ水音だけが響く 大地には静かに氷の華が咲いていく 宵闇に広がる寂しくも美しい銀世界 雫の音は、静かに冬の唄を奏で続ける…

          【詩】冬雨(ふゆさめ)

          【詩】金秋

          金色に輝く夢幻の里 貴女と見る秋の輝き 星々が寄り添う夜のヴェール 時が止まる、魔法の瞬間 美しき夢に心は奪われる 煌めく星々が語り部となって囁く 永久に吹く銀の風 紡がれるは夜明けの唄 静寂に包まれ、輝く花々は踊る 夢見る者たちの共鳴 星座が綴る神秘の物語 銀の月は世界を照らし 終わりの無い幻想が広がる…

          【詩】雪虫

          朝焼けに姿を現す、白き精霊たち 静寂の中、ゆっくりと時が流れる 音もなく舞い踊る彼らは、冬を告げる… 昼光を纏って踊る、白き精霊たち 喧噪の中、人の群れを掻き分けて舞う 彼女たちは、勇敢に冬の扉を開いていく… 夕闇に狂って舞う、白き精霊たち 闇夜が近づく中、永遠に舞い続ける 彼らは命を捧げ、冬を呼び寄せる… 使命を終えて、消えゆく精霊たち 月明かりに包まれ、儚く舞い散っていく 彼女達は、冬の夜に別れを告げる… 悲しみの雪が、静かに降り注ぎはじめる…

          【詩】冬の帳

          秋の終焉、色づいた樹々の葉は枯れ 冷風に流されるように舞い落ちる 雪の女王が目覚め、冬の訪れを告げる 世界を白く染め、凍てつく風で包み込む 私は寒空の下で、一人佇み涙する… 霜花の舞う空、静かな闇が訪れ 星々が寂しさに語り掛ける 足跡が白地に刻む孤独な旅路 寒さに震えながらも、一人歩み続ける 氷の精霊が語る物語、風に乗って聞こえてくる 銀世界に埋もれていく想いと感情 世界を閉ざす儚き夢模様…