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【詩】冬の帳

秋の終焉、色づいた樹々の葉は枯れ
冷風に流されるように舞い落ちる
雪の女王が目覚め、冬の訪れを告げる
世界を白く染め、凍てつく風で包み込む
私は寒空の下で、一人佇み涙する…

霜花の舞う空、静かな闇が訪れ
星々が寂しさに語り掛ける
足跡が白地に刻む孤独な旅路
寒さに震えながらも、一人歩み続ける

氷の精霊が語る物語、風に乗って聞こえてくる
銀世界に埋もれていく想いと感情
世界を閉ざす儚き夢模様…

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