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やくそく(2021/06/12)

作詞曲/北越裕佳



季節はずれ粉雪が舞い散る 君との記憶融けていく

いつの間にか離れていた手は虚空を彷徨う


日々は砂のよう すっと摺り抜けた

「ありがとう」とか「ごめんね」さえも届くことはない


消えないで

そばにいて

もう一度

抱き締めて



窓から眺めていた流星群 風を感じたあの岬

すぐ傍に終焉があるのだと 誰が思っただろう


僕を呼ぶ声はいつも優しくて

君と過ごした全ての瞬間は 決して消えないから


顔上げて

歩いていく

もう二度と

振り返らず


いつの日か僕が生まれ変わったとしたら

一番に君に逢いにいくよ


季節はずれ粉雪が舞い散る 頬を伝い落ちていった

いつの間にか離れていた手に君との記憶を


消えないように

握り締め

顔上げて

歩いていく

消えないように

消えないように

いつの日か

また




学生時代に、既存のメロディーに歌詞をつけてみようという授業があり、そこで人生初めての作詞をしたものが、こちらの歌詞です。

書いた歌詞をきちんと自分の曲にしたくて、ギターの弾き語りができるようになったタイミングで、当時の歌詞を少しメロディに合うようにアレンジして、自分の曲に落とし込みました。

私が中学卒業する春に亡くなった母へ書いた曲。やりたい事をやって生きなさいと言ってくれたのは、母でした。

ありがとうお母さん。



*こちらの曲は2ndシングル「やくそく」に収録されております。

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