真似っこ
最近誰かの真似をしましたか?
モノマネとは違いますよ。
娘を見ていて学ぶとは真似ることなのだと思う。
娘は最近、お辞儀やイヤイヤ(首振り)、グルグル回る、ニコっ(人差し指をほっぺに指す)といった動きができるようになった。
これらの動き方を教えたことはない。
私やテレビ内のキャラター、絵本の絵の動きを見て、娘が自分で真似て出来るようになったのだ。
どういう時にどの動きをするのかといったことやその動きの意味を教えていない。
しかし、「こんにちは」と言った時にお辞儀するということを真似ているうちに、これが挨拶だということを学んでいる。
動きの意味を教えていないのに、真似ながら自分で考え解釈し、それぞれの動きを正しく結びつけていることに感動する。
「学ぶ」の語源を調べてみると
「学ぶ」(まなぶ)の語源が、「まねぶ」(学ぶ)であり、「真似ぶ」(まねぶ)も同じ語源
という説もあるようだ。
たしかに現代においても、職人の技を真似ることから始まったり、ビジネスにおいても上司や先輩の動きをOJTを通じて真似て、習得していくスタイルはある。
学ぶ≒真似るということなのだろう。
真似ることのいい点は、真似ながら自分でその動きの意味や目的を考えることだ。
私自身はどうだろう。最近何かを真似るということをしただろうか。
新しい挑戦をしていないわけではない。
だが、誰かを真似るのではなく、これまでの経験をもとに自分流でやってしまうことが多いように思う。
新しいことをやる際も学ぶのではなく、自分のやれる範囲内で留まってしまっている。
また、歳を重ねるにつれて真似ることに少し恥ずかしさを感じる。真似て出来なかったら恥ずかしいという思いが先行してしまい、素直に真似てそこから学ぼうという感じではない。
最近何か真似ぶことしましたか?
私は娘を真似て一緒に遊ぶことから始めてみよう。
きっと学びがあるはずだ。
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