沖縄は、全国でもコロナの影響を大きく受けている地域の一つ。今月20日、年明けから続いていたまん延防止等重点措置がようやく解除されましたが、まだまだ予断を許さない状況が続いています。
弊社、ケイスリーの幸地(社長)と落合は、そんな沖縄で、2人の幼い子供たちを育てながら働いています。創業6年目のベンチャー企業を率いながら、度重なる緊急事態をどう乗り越えてきたのか。表からは見えにくい、その奮闘ぶりをお伝えします。
2人は、2020年7月に、当時1歳になったばかりの長女を連れて、東京の渋谷から沖縄の読谷村へ移住。2021年3月に、第二子となる長男を出産しました。現在は、2人の子供たちを別々の保育園に預けながら、自宅でのリモートワークをしています。
移住については、こちらで詳しく話しています ↓
リモートワーク with 2人の子供たち
これまでにも、保育園が休園したり、登園自粛が求められたり、子供のどちらかが体調を崩したりと、たびたび不測の事態に見舞われてきた。中でも大変だったのは、2人が通う保育園が同時に休園(または登園自粛)となった 2021年の夏頃だったといいます。
日々、それぞれに多くのオンライン会議をこなす二人は、並行して、どの時間帯にどちらが子供たちをみるか、家族内会議で裏のオペレーションをやりくりする。特に外部との会議は、二人の予定が重ならないように配慮してきました。
子育てをしながら仕事をする苦労は、コロナ禍の時期に限らないものですが、コロナ禍ならではの難しさ、大変さはどんなところにあったのでしょうか。
痛感した「環境」の大切さ
身近で頼れるものが減っていく中、二人で力を合わせて乗り越えてきた日々。その奮闘を支えてくれたのは、仕事で関わる人たちの理解だったといいます。
仕事で接する人たちに加えて、沖縄・読谷村という地域の「子育て環境」も、大きな支えになったといいます。
父として、母として、職業人として
2人は、ケイスリー創業時(2016年)から、二人三脚で会社を育ててきました。子育てのパートナーとしては、お互いをどう見ているのでしょうか。
二人は、子供を育てながら働くことの大変さを身をもって知ったことで、「この大変さは経験しなければわからなかった」「自分たちは、それでも同じ組織にいたから何とかお互いで調整できた。世の中には、もっと大変な思いをしている人がいっぱいいるはず」と強く考えるようになったといいます。
こうした経験を、単なる「個人の話」「プライベートの話」と切り離さずに、より良い組織づくりに、より良い社会づくりに繋げていく。形だけではない、実のあるものをつくっていく。日々の奮闘を糧に、また一つ、優しく強くなっていく。ケイスリーは、そんな組織でありたいと思っています。
聞き手・文 ケイスリー 今尾江美子