見出し画像

なぜあなたの話は伝わらないのか

よく「伝える力」や「伝え方」が弱いと言われることはありませんか?
本屋にいくと「伝え方が9割」「話し方のコツ」など数えきれないくらいの関連本があります。

つまり、それらの本は「売れる本」であり、皆が自分に「伝える力」がふそくしていると感じてるのです。

伝える力に関する本を読んだことがある方もいるかもしれませんが、私自身が打合せで伝える力が不足しクライアントを説得できなかった経験をからまとめることにしました。

■伝え方のスキルは2つある

伝え方のスキルは場面によって異なります。
プレゼンや講演の時に使う「プレゼンスキル」と、日常の会話や会社で上司・部下と話すときに使う「伝えるスキル」です。

①プレゼンスキル

プレゼンや講演の時に使う「プレゼンスキル」は、例えば俳優のような「演劇舞台でどのように振舞うか」という台本のある演劇スキルです。

プレゼンや講演では教鞭をとる立場として必要になるスキルです。

②伝えるスキル

日常の会話や会社内で話す時に使う「伝えるスキル」は、台本のない会話です。
誰しもが日常会話を行うため、使えるようになると良いスキルです。

今回は「伝えるスキル」に焦点を当ててポイントをまとめます。


■スキルを身に付けるべき3つのポイント

今回は3つのポイントに絞ってまとめます。
書籍や周りの人の話から「そんなの知ってるよ」というポイントばかりかもしれませんが、頭でわかっていても実行できない人が多くいますので、再度インプットしましょう。

①結論から話す

文字通り、話す時に結論を先に持ってきましょうというものですが、どうしたら結論から話せるようになるのでしょうか。

ビジネスの政界では有名な「PREP法」を使います。

【PREP法】
P:Point(結論)
R:Reason(理由)
E:Example(具体例)
P:Point(結論)

結論から話、なぜその結論に至ったのか理由を話します。
その理由をもとに具体的な事例を説明することで説得力をつけたうえで、再度結論で締めくくるという流れです。

クライアントと打ち合わせをしている中で、「で、結論はなに?」「結論から話して」と言われた経験が何度もあるので、私は習得必須ですね。

このPREP法は自分で何度も意識して話すことで、結論から話さないことに違和感を感じるようになるようで、最初は難しい・忘れてしまうといったことがありますが、めげずに慣れるところまで頑張りましょう!

②短く話す

話が長い人の特徴として「知っていることはすべて伝える方が良い」と考えている傾向があるようです。

もちろん、それは相手を思っての考えかと思いますが、現実は異なります。
相手が必要としている情報、求めている情報は何かを理解し、その答えを簡潔に伝えてあげることが必要なのです。特にビジネスではそうですね。

自分が持っている10の知識のうち、相手が欲しいのは3つだけかもしれません。もしかしたら1つだけでも良いかもしれません。
そんな相手に10全てを提供しても興味も湧かないですし、どうでもよくて話を聞くことをやめられてしまいます。

では、どうしたら相手に伝える量を調整すればいいのでしょうか。
それは伝える目的を考えると分かります。

なぜ伝えるのか、伝えて何をしたいのかを考えましょう。


③数字で話す

イメージは会話に数字を織り込むことを指します。

例えば、「このプレジェクトは順調ですか?」と聞かれた際に「順調です」「ちょっと遅れています」など回答する場面が多くはないでしょうか。

実際にプロジェクトを進めているのであれば「1/3完了しています」「進捗は30%ほどです」と伝えることで相手も残りどれくらい作業があるのか把握がしやすくなります。

また、その場のコミュニケーションだけではなく、伝える自分も「この状況ならどの数値を伝えるべきか」が分かってくるため、数字に強い発想ができるようになります。営業で相手を説得するときにもこの発想は使えますね!


■まとめ

伝える力はプレゼンや講演の時ではなく、ビジネスやプライベートなど実生活のなかで生きてくることが多い極めて重要なスキルです。

ポイントを簡単にまとめます。

「伝える力」の3つのポイント
①PREP法を用いて結論から話す
②伝える目的に沿って必要最低限だけを話す
③日常会話に数字を盛り込んでいく

頭で理解できても実行できなければ意味がないので、この記事を読んだ直後から実際に挑戦してみててください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?